1. まとめトップ

【サバにあたった人必読】 寄生虫アニサキスの恐怖と対処法について

サバにあたった場合の症状と対処法、予防についてまとめました。

更新日: 2015年05月01日

12 お気に入り 423122 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

rosetta178さん

日本の食卓に欠かせないアイテム、鯖(サバ)。

サバはスズキ目サバ亜目サバ科サバ属に分類される魚の総称で、一般に流通しているサバにはマサバ(真鯖)とゴマサバ胡麻鯖)、そしてノルウェーなどから輸入されている大西洋サバ(ノルウェーサバ)があります。

上がマサバ、下がゴマサバ。

代表的な調理法にはサバの味噌煮、しめサバ、竜田揚げなどがあります。

マサバの旬な時期は11月~2月にかけて。
ゴマサバに関しては夏が旬とされていますがもともと脂質が少なく、一年を通して味がほとんど変わりません。

昔は魚を桶に入れて運んでおり、新鮮なうちに届けるために運ぶ人は足が速かったのです。
しかし、サバは走るのが速い運搬人より早く腐るため、”足がはやい”=”腐りやすい”と言われてきました。

サバはそれくらい鮮度に気を付けなければあたりやすい魚の一つです。

サバと食あたりやアレルギー

サバは光物(青背魚)を代表する魚ですが、消化酵素が強く、死後この酵素によって自己分解を起こし、腐敗菌が繁殖しやすいため、人によってはあたりやすい魚です。

サバにあたると早い人で2~3時間で蕁麻疹や膨疹が出てきてかゆくなったり、発熱、吐き気、腹痛、嘔吐、下痢の症状が出てきます。

サバを食べてアレルギー反応を起こす人も少なからずいます。これには、サバに含まれるヒシチジンという物質が時間の経過と共にヒスタミンに変化し、これがアレルギーの原因となります。

寄生虫アニサキスの恐怖

アニサキスとは寄生虫の一種で、その幼虫がサバ、アジ、イカ、イワシ、サンマなどに寄生します。

魚介類の内臓に多く寄生しており、鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動します。

アニサキスが寄生している魚介類を生でまたは加熱が不十分な状態で食べると食中毒(アニサキス症)が起こります。

アニサキスによる食中毒の症状は?

2~8時間後に激しい腹痛、嘔吐を生じます。(胃アニサキス症)
10時間後以降に、激しい腹痛、腹膜炎症状を生じます。(腸アニサキス症)

多くが胃アニサキス症ですが、激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

痛みの他、蕁麻疹や湿疹、ひどい場合は、アナフィラキシーショック(呼吸困難や脱力など)を引き起こします。

それ以上に怖いのがこの寄生虫を生きたまま食べた時に、胃壁などに食いついて穴をあけてしまう事です。そうなると七転八倒の苦しみを味わう事になり、病院で開腹手術によって除去してもらわなくてはならなくなります。

潜伏期間は?

アニサキス症の潜伏期間は、2~3時間で、
食事の後、4~8時間位でだんだん調子が悪くなっていきます。

最初は食べ過ぎの時とか、ストレスを感じた時の胃痛に似ています。

治療法は?

・胃カメラによる検査 (発見されればその場で除去)
・痛み止めの処方 (治療が出来ない場合と痛みが残った場合)

胃アニサキス症では一般的に胃カメラを用いて虫体を鉗子でつまんで摘出する方法が行われています。 腸アニサキス症やアニサキスが胃壁を破って外に出てしまった場合には開腹手術が行われるようです。

内視鏡の先端に装着された鉗子でアニサキスの幼虫を摘出する様子。

生存期間は、1~2日、長いと4日位生きています。

どうしたら予防できるの?

さばいた魚の身を丁寧にチェックすれば、
糸状のアニサキスを発見できることがあります。

しかし、調理中に身の中に潜り込む性質があるので目視で発見できるのはあくまで表面にいるものだけです。

えらが鮮紅色で、体に張りがあるものを選びましょう。

また、購入後は速やかに内臓を取り除いてください。

内臓は寄生リスクが最も高い部位です。
トロの部分である腹身も内臓の次にリスクが高いので注意が必要です。

アニサキス幼虫は60°Cでは数秒で、70°C以上では瞬時に死滅します。

元々、魚は火の通りも早いので、余分な加熱時間も不要で、通常の調理でしっかりと死滅させることが出来ます。

-20°Cで24時間以上冷凍すると死滅します。

ご家庭でしめ鯖を作るときには、
冷凍庫で一度、凍らせた方が安全です。

1 2