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知っておきたい!中学の歴史教科書に載ってるクリエイターと作品

平成 27 年度で使用されている7社の中学歴史教科書の過半数の教科書に出てくる芸術家や作品をまとめました。義務教育の教科書の過半数に出てくるのですから、日本人の基礎教養と言ってさしつかえないと思います。

更新日: 2015年05月21日

mitimasuさん

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中学の歴史教科書を出してる出版社は7社。
その7種類の教科書の半分以上に登場する芸術家やクリエイターをまとめました。

運慶《うんけい》 彫刻家(仏像)

平安末期~鎌倉初期の仏師・彫刻家。力強い作風が特徴。

中学歴史教科書7社中5社に登場。

なお同門の快慶も7社中2社に、大仏師法師定慶は7社中1社に登場してます。

http://www8.plala.or.jp/bosatsu/jyorakuji-yokosuka-unkei1.htm

神奈川県 浄楽寺

クライアントに合わせて武士好みのモチーフを選び、表現が力強くなりがちだったのかな、と。

作者不詳

http://www.kohfukuji.com/property/cultural/091.html

大仏師法師定慶の作だと考えられていますが、確定ではないようです。

うむをいわせないかっこよさ!!!!

この、興福寺の『木造金剛力士立像』に限ってるわけではありませんが「金剛力士像」の項が中学歴史教科書のさくいんに7社中4社、存在しています。

観阿弥《かんあみ》・世阿弥《ぜあみ》  能楽師

室町時代の能楽師。観阿弥と世阿弥は親子で、能を大成したと言われています。
教科書では必ずセットで登場するので、ここでもまとめて扱いました。

能を大成したと言われていますが、実は当時の一番人気の能楽師(猿楽師)は犬王という人。
自分たちの一派の存続の危機に瀕した観阿弥・世阿弥の親子は対抗するためにノウハウを体系化し、書物に記しました。
結果として犬王の芸はいまとなってはよくわからないのに大して、観阿弥・世阿弥一派の芸と作品は時代を超えて残る「文化」となり、二人が能を大成させたことになってるわけです。

記録は大事という話でしょうか。

中学歴史教科書7社中5社に登場。

雪舟《せっしゅう》 画家(水墨画・花鳥画)

室町時代の禅僧。その評価は日本画壇において神格化されていると言ってもいい。

庭園も多く手がけ、この分野でも足跡を残した。

中学歴史教科書7社中すべてに登場。

http://www.kyohaku.go.jp/jp/syuzou/meihin/suibokuga/item06.html

恵可という僧が弟子入り志願にきたけど、達磨は入門を許さない。
というか完全無視。恵可もひっこみつかなくなって自分の腕を斬り落として、
「見なさいよ!あんたが無視するからだかんね!ホラァ!ホラァ!」
してる場面。

気持ち悪い洞窟の書き込み、逆にざっくりすぎる達磨の服の描写、不安を掻きたてる構図……すべてが味わい深い傑作。

なにより、上記場面だと踏まえた上で見る二人の表情が最高www

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:SesshuShuutouTou.jpg

確信犯的に
「ここに描いてあるこれは何?なんでこういうのここに描くの?」
というのがちりばめられてて、でも結局
「よくわからんけど、それがいい」
みたいな理屈を越えた気持ちよさがあるんですよね。

天才と呼ばれる画家には、そういう理解不能だけどグッとくる作品が多い。雪舟は禅僧だから、なおのこと言葉での理解では到達しえない境地を熟知してたのだろうと思います。

http://www.yma-web.jp/exhibition/special/archive/sesshu/guide/images/pic05.jpg

最晩年の作品だそうです。

これでもかと重い画面右下から抜けるように軽い画面左上への道を行くう旅人は雪舟自身なのかどうか。その中間にある松が天を突くように真っ直ぐ伸びてる様。いちいち気持ちよくて味わい深いです。

狩野永徳《かのう えいとく》 画家(日本画)

戦国時代の画家。織田信長・豊臣秀吉に使え障壁画を手がけた。

狩野派の始祖。狩野派は江戸時代を通じて大名の内装美術を多く手がけ、よくもわるくも江戸時代の日本美術の中心となった。浮世絵師にも狩野派の技法を学んだ者は多く影響は大きかった。

代表作の『洛中洛外図屏風』は美術品として優れてるのみならず、当時の風俗を知る一級史料として非常に重要。

中学歴史教科書7社中すべてに登場。

狩野永徳 国宝 花鳥図パノラマ: panorama house のブログ
http://kageyama-p.seesaa.net/article/53472369.html

オリジナルは京都国立博物館に寄託されている。現在、聚光院で見られるのは現代技術を駆使して作られた高品質の複製画。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E6%B4%9B%E4%B8%AD%E6%B4%9B%E5%A4%96%E5%9B%B3%E5%B7%A6.jpg

織田信長の命で狩野永徳が描き、上杉謙信に贈られた『洛中洛外図屏風』。上杉本と呼ばれ国宝に指定されています。

描かれている内容から、将軍・足利義輝の時代の京都の様子だと考えられています。

千利休《せんのりきゅう》 茶人

戦国時代の茶人・商人。
はじめ信長に取り立てられ、のちに秀吉の茶頭となるも失脚し切腹を命ぜられた。

侘び・寂びにもとづく侘び茶の完成者として知られ、工芸・建築・室内装飾美術への影響は大きく後の日本美術を千利休を抜きに語ることはできない。

中学歴史教科書7社中すべてに登場。

http://oyamazaki.info/archives/2650

千利休の茶室だと伝わる茶室、待庵。
京都府 妙喜庵にある。

http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=G4217

秀吉の小田原攻めのとき、同行した千利休が伊豆・韮山の竹で作った花入れ。
東京国立博物館所蔵。

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