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日本が出した結論で「イルカショー」が見られなくなるかも…

日本の水族館はイルカの「追い込み漁」によって入手されている。これが倫理規定に違反するとして、「世界動物園水族館協会」から「日本動物園水族館協会」から除名されてしまった。猶予は1ヶ月。日本が出した答えは?

更新日: 2015年05月21日

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haru-tomoさん

■イルカの「追い込み漁」を巡り、JAZAがWAZAから会員の資格停止されていた

国内の水族館が「追い込み漁」と呼ばれる方法で捕獲されたイルカを入手していることが倫理規定に違反する

国内約150の動物園と水族館で構成する公益社団法人「日本動物園水族館協会」(JAZA、東京都)が、「世界動物園水族館協会」(WAZA、スイス)から会員資格を停止された問題

WAZAは、4月下旬に開かれた理事会で、JAZAの会員資格の停止を全会一致で決定。1カ月以内に改善されない場合、除名するとJAZAに通告していた

・和歌山県で行われているイルカの追い込み漁

イルカの追い込み漁を行っているのは、ほぼ和歌山県太地町のみ

水中に仕掛けられた網に、イルカ(小型のクジラ)の群れを追い込んで捕らえる捕鯨の漁法

和歌山県では、イルカ漁を地域文化の伝承と科学的な根拠に基づく資源の管理と利用の考えから、紀南地方の重要な漁業の一つとして位置づけています

追い込み漁は、食肉や脂肪、革などを得るためだけでなく、生きたまま捕獲して水族館などの展示(イルカショー)や、学術研究に供するために行われることもある

■日本側が出した結論は、追い込み漁でイルカを入手する事を禁止する

・問題は水族館だけではなく、動物園にも及ぶ恐れがあったため

水族館側の事情に対し、国内の動物園は、WAZAの事業を使って海外の動物園と繁殖用の動物を交換するなどしており、除名された場合は動物の入手に支障が出る恐れがある

このため、JAZAは全加盟施設(動物園89園、水族館63館)を対象に、WAZAに残留すべきかどうかを問う投票を実施。その結果、有効票のうち、「残留」99票、「離脱」43票となった

これまで通りWAZAのネットワークを使って希少種などを入手できる見通しが立った動物園側からは安堵の声が漏れた

動物園からすれば仕方のないことでしょう。

・WAZAはこの決定に満足の様子

世界動物園水族館協会(WAZA、スイス)は20日、日本動物園水族館協会(JAZA)から同日付で追い込み漁によるイルカの入手を断念するとの報告を受けたことを明らかにした上、「喜ばしいことだ」とする声明を発表した

WAZAのジェラルド・ディック常務理事はWAZAの決定を受け、国際的に協調して野生生物の保護を図る「協会の思慮深い手法が肯定された」とした

・だが、残留を選択したもののJAZAも納得はしていない

「いったい、追い込み漁のどの部分が残酷なのか」。日本動物園水族館協会(JAZA)の荒井一利会長は20日夕、追い込み漁によるイルカ調達禁止を発表する一方、国際社会からの批判に疑問を呈した

荒井会長は「追い込み漁は残酷な手法ではないと一貫して主張してきたが、残念ながら理解してもらえなかった」と納得がいかない様子。世界動物園水族館協会(WAZA)に対し、「どこが残酷なのか具体的に指摘してほしいと何度も申し上げたが、回答はなかった」と無念さをにじませた

海洋に根ざす日本の地域社会と食文化を海外に効果的に情報発信することができない戦略のつたなさが、こうした事態を招いているとの指摘は根強い

・和歌山県太子町も不満を露わに

地元の自治体や漁業関係者らからは「不公平な結果だ」と不満を訴える声が上がった

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