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東芝の会計処理問題 どこまで拡大するのか

インフラ関連の工事で不適切な会計処理が発覚した東芝。調査の過程で、他の分野でも不適切な会計処理が行われていた可能性が浮上しました。この問題、どこまで拡大するのでしょうか・・・。株主総会も紛糾。

更新日: 2015年07月04日

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nanapippiさん

調査範囲が拡大

東芝の不適切会計処理 テレビなど3分野も調査へ

東芝がインフラ関連の工事で利益を多く計上した不適切な会計処理を調査している第三者委員会は、新たにテレビ、パソコン、半導体の3つの事業分野の会計処理も重点的に調べる方針を固め、結果しだいでは、業績への影響が拡大するおそれがあります。

当初はインフラ関連の工事が対象だったが

当初、不適切な会計処理が行われていたのは、次世代電力計「スマートメーター」のシステム構築と、高速道路の自動料金収受システム「ETC」の設置工事、とされていました。

すでに500億円の利益減額見込みを公表しているインフラ関連に加えて、テレビやパソコン、半導体という主力事業の大半が対象になる。

"不適切会計? 粉飾決算って言えよwww" - 東芝、新たにTVや半導体でも粉飾疑惑。会計調査の対象拡大へ : IT速報 (via prodigalboys) tmblr.co/ZepEox1lTSQBq

これ、半導体事業にも粉がかかってしたとしたら相当ヤバイんじゃないか? / “東芝 TVなどにも会計調査の対象拡大 NHKニュース” htn.to/HeZt3G

テレビ事業では、販売促進費の会計処理

販売促進のための費用を、適切な時期に計上していなかった疑いが出ています。

販売促進費は、リベートやキックバックと呼ばれることもあり、会計処理にも明確なルールがありません。

本来売上と対応するように計上する必要がありますが、リベートの計算期間が決算期と一致していないなどの理由で、見積りで計上される部分もありえます。そのあたりがあやしいということなのでしょうか。

パソコン事業では、製造委託先との取引に関する会計処理

製造を委託していた外注先に対して、部品を供給する取引を行っていたようですが、部品の支給時または完成品の買戻し時の会計処理に問題があったのでしょうか。

半導体事業では、在庫の評価

在庫の評価を不当に高く見積もっていた可能性がある、とのこと。

本当は、過去の決算で在庫の評価損を計上しなければならなかった、ということでしょうか。

低価法では、商品価値が仕入れ時よりも下がっている場合、貸借対照表の簿価を時価に直し、その分を損益計算書の方で、損失計上する必要があります。

会社全体の姿勢が問われる

不適切会計が起きた原因としては「予算達成目標の位置づけが高く、財務報告に係る内部統制が必ずしも完全には機能していなかった」と述べた。

不正を事前に防止する、または不正を早期に発見して是正するのが内部統制の役割のはずですが・・・

社外取締役を除く全役員41人の月額報酬を10~50%返上させることが27日、分かった。5月から復配するまで続ける。夏のボーナスの減額なども検討する見通しだ。

異例の事態

平成27年3月期連結決算の報告は見送る異例の事態となり、調査結果が出た後、9月下旬までに改めて臨時株主総会を開く。

定時株主総会は6月25日に開催するものの、決算の報告ができない異例の事態。

東芝の不適切会計1500億円超も

東芝の不適切会計問題で、過去の決算にさかのぼって利益を減額修正しなければならない金額が1500億円超に拡大する可能性が高いことが3日わかった。すでに明らかになっているインフラ関連など548億円に加え、パソコンの部品取引にかかわる不適切案件などが拡大したもようだ。テレビと半導体でも不適切な処理が見つかった。上場企業の不適切会計の金額では最大級に近づく。

株主総会も紛糾

6月25日、東京・両国の国技館で、定時株主総会が開かれました。

会場に訪れた株主は、3178人で、昨年の6396人から半減。
一方、閉会までの時間は3時間16分で、過去最長となりました。

「こんなに情けない東芝は初めてだ」――。40年間東芝に勤務したというOB株主の発言後、会場には大きな拍手がわき起こった。

「役員どもは高給取って、利益追求で部下をいじめるのはやめろ」、「不適切会計、いい加減にせえ」など、一部の株主が声を荒げる場面もあった。

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