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競馬で儲けた勝ち組やプロ馬券師の予想術とは?

勝ち組は競馬ファンのたった5%しかいない一方で、年間1000万以上収入があるプロ馬券師も存在する馬券の世界。投資にしろ勝ち組の比率は変わらないようですが、ぜひ勝ち組の儲けられるスタイル、予想術を参考にして勝ち組に加わりたいものです。ただ、脱税だけは気をつけないと。

更新日: 2016年10月30日

egawomsieteさん

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■「6200万円脱税告発」で分かった…4億円的中!馬券公務員“バカ儲け予想術”

10月14日、大阪地検特捜部は所得税法違反で大阪府寝屋川市固定資産税課の中道一成前課長(46)を在宅起訴した。前課長は競馬で的中した約4億3000万円の払戻金を申告せず、6200万円の脱税を行っていたという。社会部記者が驚きを隠せない様子で語る。

「前課長は12年に『WIN5』(JRAが指定する5レースの1着を全て当てる馬券)を的中させ、約5600万円を獲得しています。そして2年後の14年に再びWIN5で、約2億3000万円を引き当てている。連続して千万、億万の大当たりを的中させているのはまさに奇跡、神ってると言うしかありません」

こうした競馬での巨額払戻金事件といえば、12年に同じく大阪の会社員に発覚した、3年間で30億1000万円をゲットしたケースが記憶に新しい。

「この会社員は市販されているパソコンの競馬予想ソフトを使って馬券を購入していました。といっても、単に予想ソフト任せにするのではなく、過去10年のレースをみずから分析し、そのデータを数値化。ソフトをカスタマイズしていました。過去の実績がない新馬戦や障害レースを除いた全レースで、単勝から3連単までさまざまな組み合わせを使った。1レースにつき何十から何百通りの幅で、大量に購入していました。つまり、レースや買い目を絞り込んで的中馬券を一本釣りするのではなく、逆に投網を投じるような大量買いをすることで、回収率を上げることに成功しています」(スポーツ紙レース部記者)

実際、約30億円の払戻金を得るために馬券に投じた金額は28億7000万円という、目もくらむ爆買い作戦だった。それでも「テラ銭」としてあらかじめ25%の税金が控除されている競馬で1億4000万円の実利を上げていたというから恐れ入る。だが税法上、競馬の払戻金は一時所得として扱われるため、この会社員には実利を大きく超える5億円以上の税金が課せられることになった。前出・社会部記者が解説する。

「通常、万馬券など大当たりした場合には、的中した馬券に投じた金額のみが経費として差し引かれますが、このケースでは1レースごとに大量かつシステマチックに馬券を購入するため、あくまで投資行為であり、外れ馬券も経費として認めるべきだと、裁判で争われました。その結果、15年5月に最高裁で、外れ馬券も経費と認める判決が下っています」

しかし今回のケースでは、非常にアナログな買い方でウルトラ万馬券を連続的中させていたという。前課長の代理人である中村和洋弁護士が説明する。

「馬券の予想法はごく普通です。我々と同じで、競馬新聞などを見て、このレースは荒れそうだからこの馬、堅そうだからこの馬、など何通りか予想していた。購入は基本的には100円ずつで、1回の購入額もそれほど多くなく、そんなに何口も買っていませんでした。競馬歴もそれほど長くなかったようです」

 なんと、競馬新聞を見て勝ち馬を絞り込んでいたという。凡人でもマネできそうな馬券術ではないか。

・重複しない印を選んで

実際に前課長が最初に「WIN5」を的中させた12年4月1日のレースを見てみよう。この日は、天皇賞・春の出走権を得るトライアルレースとなる産経大阪杯(GII)、そしてダービー卿CT(GIII)などが行われた。5つのレースの結果、1着馬の人気順はそれぞれ2番、7番、3番、6番、3番だった。

 仮に前課長が全レースで1~7番人気馬を単純に購入した場合、7の5乗で1万6807口、つまり168万700円をつぎ込まなければならないことになる。競馬ライターの若月祐二氏が言う。

「通常、WIN5の場合、1レースで2~4頭ずつ選び、80口から140口程度で購入することが多い。私も予想で的中させた時は140口前後だった。堅そうなレースは1頭だけに抑えたり。ちなみに私はラッキーナンバーなども加味したりと、オカルト的な買い方も時には取り入れますが」

今年の秋華賞が行われた10月16日のWIN5は1番、1番、1番、1番、3番人気という人気サイドの組み合わせ。それでも約7万円の配当となっている。

 次に、前課長が2度目の大当たりを手にした14年10月12日には、天皇賞・秋の前哨戦である毎日王冠(GII)があった。この日の結果は7番、1番、1番、13番、8番人気の順。京都11R・オパールSで13番人気馬ヘニーハウンドが穴をあけたため、払戻金は過去最高額(当時)となる約2億3200万円。的中はわずか2票のみだった。

「この前課長は競馬新聞で点数を絞っていたということですが、通常は5、6人ほどの予想者が印をつけている。当然、その予想者で重なっていない部分がありますが、そうした穴馬を何点か選んで組み合わせると、それなりの配当が出ると思います。例えば、13番人気のヘニーハウンドにしても、◎や▲を打った予想者がいたとか」(若月氏)

 この予想術について、先の「30億円馬券事件」の主役で、現在はブログ「卍の投資競馬術」を運営する卍氏は、次のように読み解く。

「高配当を2度的中できたことは、相当な幸運だと思います。購入対象馬が1番人気から13番人気までバラけていますが、もし仮に13番人気までの馬を全通り買うと、投資金が3700万円も必要になるので、レースごとに何らかの基準で購入対象馬を選別、点数を絞っていたはずです。ちなみに、この2つのレースで購入された馬は、私が競馬予想で用いている『卍指数』がおおむね低い。大したものです。このことから、過去データをパソコンで分析するような予想方法ではなく、確かに競馬新聞などの情報を参考にする一般的な予想方法だと思いました」

 はたして前課長には、誰もが使う競馬新聞から高額馬券を導き出す天賦の才があったのだろうか。

「購入する馬券はWIN5が基本です。それ以外には複勝や3連単も少し買っていたようです。最初にWIN5を当てた年はポツポツ買っていた程度ですが、2億3000万円を当てた年は毎週日曜日に買っていた。とはいえ、購入に何千万円も使っていたわけではありません。いわば、宝くじを2度当てたような偶然ではないでしょうか」(中村弁護士)

中村弁護士はさらにこう言って、前課長の胸の内を代弁する。

「金額が巨額だったり二重帳簿をつけるなど悪質な脱税については査察を受けることはあっても、脱税すれば全てが事件になるということはありません。実際、北海道や横浜などでも同様に競馬の払戻金に関する脱税例がありますが、いずれも刑事事件にはなっていません。他の事例との公平性から見ても、今回の起訴はきわめて正義に反すると思います」

 税法上、JRAなど公営ギャンブルで得た払戻金は一時所得金として扱われるため、納税の義務が伴う。中小企業の税務を扱う税理士によれば、

「1回の的中でなくても、1年で90万円を超える払戻金があった場合、翌年の確定申告などで納税する義務が生じます。とはいえ、実際に競馬で高額配当を得ても、申告している人は有名人などを除き、少ないのが実態です。特に窓口などで払い戻しを行っている場合には特定することが難しく、わざわざ申告する人はまれでしょう」

 WIN5購入にはJRAが指定する銀行口座を開設したうえで、インターネット投票することが必須だ。

「銀行に多額の入金があると、調査の過程で税務署が把握するということはある。今回も恐らく、銀行の入出金から発覚したのだと思われます。前課長はいずれ申告しなければいけないと認識していました。払戻金の一部は生活費などで使いましたが、豪遊などせず、ほとんど手をつけていなかった。すでに6200万円の納税に応じ、追徴課税金についても速やかに支払う用意があります。しかも払戻金の総額は4億円超と報道されていますが、実際には3億円程度でした。にもかかわらず、脱税したから懲役だというのはムチャクチャです」(前出・中村弁護士)

WIN5が的中したばかりに、前課長は失職しかねない苦境に追いやられているという。

「今年3月に強制調査を受け、4月11日付で人事室付に異動になっています。起訴内容を確認し、今後は起訴休暇についても検討します。まだ具体的な処分は決まっていません」(寝屋川市広報広聴課)

 こうした処分に「不公平につきる」と憤るのは、同じく在宅起訴された卍氏だ。

「私は起訴されたことで失職しました。また、最初から外れ馬券が経費として認められていれば指摘後すぐに納税できる額でしたが、国税局が外れ馬券を経費として認めなかったばかりに最高裁まで争うことになり、裁判費用と苦しい分割納税を強いられました」

再び中村弁護士が、制度上の問題点を指摘する。

「そもそも何十億円という配当を出しているWIN5は、国が行っている事業なのですから具体的にどのように申告すべきかを周知徹底しなければいけない。本来は非課税にするなど、公平な制度を構築しなければいけないのです。今回のように、たまたま当てただけの人を捕まえ、それに税金をかけるだけでなく、前科者にまでするのは明らかに不当ですよ」

 今年8月にはWIN5で4億円を超える超高額配当が出たばかり。的中したばかりに起訴されるのでは、競馬人気に水を差すばかりだ。競馬ファンは本気で眉をひそめている。

■2070万円馬券演出の江田照男騎手の「買い方」を競馬記者指南

100円が1分半で2000万円を超える大金に──。夢のような話が現実になったGI・ヴィクトリアマイル(5月17日・東京競馬場)。JRA史上2番目となる高配当・3連単2070万5810円の立役者が、最低18番人気のミナレットを3着に入線させた江田照男騎手(43)である。

 この男、なにかと大レースで大仕事をやってのける。2000年のスプリンターズステークス(GI)では最低人気のダイタクヤマトで逃げ切りV。2012年の日経賞(GII)でも12番人気のネコパンチで大金星を挙げるなど、数多の番狂わせを演出してきた。

 競馬ファンならずとも一度はその恩恵にあずかりたい「万馬券男」エダテル。その買い方を、スポーツ紙の競馬担当記者に聞いた。

「江田騎手は大舞台ほど大胆な作戦に出ることが多い。重賞やメインレースでマークが甘くなる人気薄の逃げ馬や先行馬に乗る時はチャンス。彼の思い切りのいい先行策がはまりやすい中山競馬場のような、小回りで直線が短いコースでは特に狙い目ですね」

 馬場状態も大いに参考にすべきだと続ける。

「2001年以降の通算成績では、江田騎手は芝コースの良馬場で勝率4.5%、連対率9.6%なのに対し、重馬場では勝率5.8%、連対率13.1%。不良馬場の勝率はさらに上がって9.3%、連対率は17.5%にもなります。重馬場の時に騎乗した馬を単勝で買い続けた場合の回収率(払い戻し金額を投資金額で割った数字)も156%と非常に高い。馬場が悪い時は“買い”ですね」

また、“勝負師”の手綱さばきは不利な状況でこそ輝きを増す。競馬専門紙のベテラン記者が語る。

「競馬ではロスが少なく経済コースを進める内枠発走が有利だが、エダテルは大外18番枠の勝率が枠順別では最も高く7%超え。また、前走トップジョッキーが騎乗していた馬に乗る場合は“鞍上弱化”とみられがちだが、エダテルはエビショウ(蛯名正義騎手)やヨシトミ(柴田善臣騎手)からの乗り代わりで結果を出すことが多い。特にノリ(横山典弘騎手)が前走で乗った馬に騎乗した時は勝率10.9%、単勝回収率は約200%。このケースに当てはまる場合は、思い切って単勝勝負だね」

 これらの条件が揃うレースが「一攫千金」の大チャンスとなるのだ。

■大敗馬が得意のコースに戻ったら…

遠征や得意ではない右回りまたは左回りで大敗した馬が、得意のコースで次走出走してきたら狙い目です。大敗しているほど人気も落ちますし、騎手も主戦に戻ったりリーディング上位騎手に乗り代わりならなおさら勝負がかっています。

■北海道の天才公務員が“78億円”の払い戻しを受けた馬券購入法

12年、3年間で28億7000万円もの馬券を購入し、30億1000万円の払い戻しを受けた会社員が所得を申告しなかったとして脱税起訴された事件は競馬界に衝撃を与えた。ところが、それをはるかに上回る驚異的な額の馬券裁判が進行中であることが発覚したのである。

30億円馬券裁判とは、1億4000万円の利益を上げた大阪の会社員に対し、5億7000万円という、とても払い切れない追徴課税がなされた、競馬ファン目線では実に不条理な一件。28億7000万円の馬券購入費のうち、外れ馬券分の27億円が必要経費として認められるかどうかが争点だった。一審で大阪国税局の「経費は当たり馬券の購入費のみ」との主張は退けられ、全額を経費と認める判決が出たが、大阪国税局は控訴し、5月にも控訴審判決が下されることになっている。これとほぼ同様のケースが先頃、明るみに出た。北海道の公務員男性(41)が78億円の払い戻しを受けていた件である。

「05年から10年の6年間で、72億7000万円分の馬券を購入し、払戻金は78億4000万円。5億7000万円の利益を得たことになります。男性は所得税額を2億1000万円と申告しましたが、札幌国税局は大阪のケースと同様、結果的に当たった馬券の購入費だけが経費であると指摘。支払うべき税額は5億7000万円を超えることになったため、男性は国を相手取り、東京地裁に取り消しを求めて提訴したのです」(社会部デスク)

男性は休日の土日にテレビの競馬中継を見ながら、年間2000回以上、ネットで馬券を購入したというが、その予想法たるや、天才的。司法担当記者が言う。

「大阪の会社員の場合は、競馬予想ソフトを使って自動的に大量購入するシステムでしたが、この公務員男性は自力で予想。独自の馬券理論を構築し、ノウハウを作った。ソフトとして作り上げているわけではありませんが、やっている作業は同様の感じでした」

例えば10年の有馬記念では、馬連3点を各10万円、3連複4点を各5万円、合計50万円分の馬券を購入し、5.5倍の馬連と116.1倍の3連複が的中。635万5000円の払戻金を手にしている。この場合、50万円のうち当たり馬券分の15万円だけが経費と認定されることになる。司法担当記者が続ける。

「この払戻金をさらに転がして増やすわけですが、例えば1レースで儲かったからそのまま2レースにつぎ込むのではなく、狙ったレースを決めてそこは多めに買うなど、レースごとに配分を変えていました。それを年単位で、まさに投資として位置づけていたということです。それにしても、予想ソフトなどで機械的にやるわけでもなく、レースごとの予想で78億円の払い戻しを受けるとは、天才予想家と言うほかありません」

馬の能力や騎乗する騎手の技量などを総合的に判断しての馬券術は決して奇をてらったものではないようだが、この「わらしべ馬券転がし」の手口はまさに当の男性の研究、努力のたまものと言えそうである。

 ただ、訴訟の争点としては、予想方法がどんなものかということより、馬券の購入行為がどのような法的評価になるかに焦点が当てられる。

「国側は租税論の学者を出してきて、アカデミックな論争になっている。ただ、大阪の会社員の実質的な一審勝訴の判決は追い風になっていると思います」(社会部デスク)

■完全無欠必勝法「馬王」データ大公開

競馬ファンの間で語りぐさになっている外れ馬券裁判。

 07年から09年までの3年間に元会社員のA氏(39)が、競馬ソフトを駆使し、28億7000万円の馬券を購入。30億1000万円の払い戻しを受けていたものの、所得の申告をしていなかったことから、約5億7000万円の脱税で裁判となっているのだ。

 今年5月の判決では、外れ馬券も経費であることが認められ、脱税額は5000万円に減額。懲役2カ月、執行猶予2年が言い渡され、実質上の被告の勝訴となった(検察は控訴)。

だが、競馬ファンにとって最大の興味は、いかにしてA氏が、わずか3年間で多額の儲けを出したかという必勝法、それに尽きるだろう。競馬ライターの後藤豊氏が解説する。

「競馬が儲からない最大の要因は25%の控除率にある。例えば、馬券を1000円購入すると250円が税金として控除され、残りの750円が配当に回される。どんな優秀な予想家でも、年間予想の回収率が100%を超えないのは、この控除率が壁として立ちはだかっているからです。馬券の収支を考える時、的中率と回収率の関係性は無視できません。的中率を高めようとすれば本命狙いにならざるをえず、回収率を高めるには、穴狙いに徹する必要があります。2倍や3倍の馬券は、一見当たりやすそうに思えますが、毎回こうした馬券を買っていると、回収率は75%に収束していきます。とはいえ、穴馬券ばかり買っていても、ハズレが続けば資金が底をつきます。A氏が作った馬券購入システムは、こうしたジレンマを解消する、まさに“逸品”だったのです」

今回の外れ馬券裁判の判決文では、その馬券購入システムについて次のような説明がなされている。

〈被告人は回収率に影響を与え得るファクターについて、それが回収率と普遍的な傾向が認められるか否かを、予想ソフトの機能を用いて検証した。その結果、回収率との関係に明確・普遍的な傾向が見いだせないファクターについては、ユーザー得点(独自の設定により導き出された出走馬の得点)に反映させなかった。前走着順、競走馬の血統、騎手、枠順、性別及び負担重量など、最終的に約40のファクターを採用した〉(判決文より。一部要約)

 A氏は、競馬のさまざまな予想ファクターの一つ一つを検証。回収率を高めることができるデータに着目し、出走馬に独自の得点を定めていたわけだ。

 そして、そのデータを市販の馬券ソフトに入力し、多額の利益を上げていたのだ。そのソフトこそが、JRA-VAN(JRAの競馬予想サービス)のビッグデータを取り込める予想ソフト「馬王」である。

前出・後藤氏が続ける。

「『馬王』をA氏が駆使したのは、『予測指数』というデータが利用できたから。例えば、出走各馬の持ちタイムを比較する『タイム指数』の場合、各馬の過去最高の持ちタイムに馬場差を考慮した数値を加えるのが一般的ですが、それだと本命馬が導き出されやすくなります。A氏は逆に、過去の時計比較から『この馬場とコースなら、このくらいの時計で走れるだろう』という発想でレースを予想した。こうした考えを、時計や枠順、騎手などにも用いたようです」

 さらに通常の予想ソフトは、的中率を追求するが、独自の時計理論を組み込むなど、回収率重視のソフトである「馬王」は、A氏の考え方と一致したのだ。

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時事系のメルマガを08年から配信と(平日刊)。他に競馬(週3回)のメルマガを配信しています。他では自閉症の息子関連ブログなど