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場面緘黙症(顔面緘黙症)を克服するまでの道のり

先日、たまたま見ていたテレビ番組で、「顔面緘黙症」についての特集があり、自分が幼少期から高校生くらいまで場面緘黙症だったことを初めて知りました。今、学校では一言も話せず苦しんでいる子、その親御さんに読んで頂きたいので、私自身の経験を交え、綴っていこうと思います。

更新日: 2015年05月29日

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この記事は私がまとめました

yururikaさん

場面緘黙症とは

家庭などでは話すことができるのに、社会不安(社会的状況における不安)のために、学校や幼稚園といったある特定の場面、状況では全く話すことができなくなる現象を言う。幼児期に発症するケースが多い。

場面緘黙症の症状

場面緘黙は、ある特定の場面でだけ全く話せなくなってしまう現象である。子供が自宅では家族らと問題なく会話をしていても、学校や幼稚園など家の外では全く、あるいはそれほど話さず、誰とも話さないという例は多い。そして、その子供は非常に内気な様子に見え、グループでの活動に入りたがらなかったりする。 たいていの場合、発話以外の、表情や動作やその他のやり方であれば、人とコミュニケーションを取ることができる。また、脳機能そのものに問題があるわけではなく、行動面や学習面などでも問題を持たない。

単なる人見知りや恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点である。

幼少期

保育園の頃はあまりよく覚えていないが、唯一覚えているのが、誕生月が一緒に男の子にシール交換しようと言われたのに、何も答えられなかったこと。私が話さなかったので、私が拒否していると思い、おこってどこかへいってしまった。嫌だったわけじゃない、「いいよ」の一言が発せなかったのだ。

小学校低学年

年長児に隣の市へ引越しをしたが、保育園は変えずにそのまま通ったため、小学校入学時、誰一人知っている子はいない中へ投げ込まれた。相変わらず話せないままなので、入学後間も無くあった春の遠足でも一人ぼっちで弁当を食べてたことを覚えている。

しかし、1年生の2学期までは唯一話せる子がいた。その時の教室の座席は背の順で、私は一番背が低かったので、一番前の端っこだったのだが、男の子で一番背の低い子が隣の席でなぜかそのことだけは話せていた。仲が良すぎて、周りの子に冷やかされたのも覚えている。だが、突然引っ越してしまった。

また一人ぼっちになった私は2年生になると、悪口や嫌がらせを受けるようになった。「◯◯菌」などと言って、避けられるようにもなった。

親に「友達いる?」と言われるのが辛かった。うちではおしゃべりで明るい子だったので、話したこともない子の名前を言って、嘘をついていた。

先生に「外で遊びなさい」と言われても、遊ぶ友達もいないので学校の裏で虫を取って遊ぶことにした。それを親に報告され、理由を聞かれた私は、「虫が好きだから」と本当のことは隠した。

小学3年生

クラス替えが行われた。ある日、いじめっ子の男に「笑った顔が気持ち悪い」と言われ、クスッとさえ笑わなくなった。彼を思い出すと、家でも笑いを堪えることができるほど怖れていた。その頃、クラスの子数人からいじめを受けるようになった。髪の毛を掃除道具の箒でとかれたりとか…大抵誰かが学級委員タイプの子に告げ口をして、助けに来てくれるのでそれまで耐えればいいだけだった。それでも学校に行きたくないと思っていたが、親には伝えられず、嘘をつき続けていた。

授業参観があり、親が学校に来て、一緒に工作などをした。その際、私が一言も話さなかったことで、帰宅後親に責められることになった。「なんで学校では全然話さないの?」と。

自宅では親と喋れても、学校では喋れないのだ。場所依存なんだと思う。その頃、習い事を3つしていたが、そこでも話せなかった。挨拶さえまともにできていなかったと思う。

小学校4年生

4年生の3学期、クラス全員に嵌められて、話すことができないのに、学級委員に任命される。担任の先生は、産休できていた女の先生だった。その先生は私が話せないことをちゃんと分かっていて、家まで来て辞めてもいいんだよと言ってくれた。

学校では、クラスの何人かの女の子で私を補助しようという企画が持ち上がっていて、私自身もやりたい気持ちがあったので、やることにした。

肝心の学級会などの場面ではもう一人の学級委員に頼りっぱなしだったけど、少しずつ女の子たちと話すことができるようになっていった。

小学校高学年

またクラス替えがあった。担任の先生も代わった。

5年生はキャンプ、6年生は修学旅行。行事もいっぱいの学年だった。女の子とだけは話せるようになっていた。少人数で固まっている時は割と話せるようになっていた。笑っている顔が気持ち悪いと言った男の子とは別のクラスになっていたのも良かった。でも、男の子とは一切話すことはできなかった。

担任の先生にも友達にも恵まれ、今までの辛かった小学校生活を忘れるくらい、楽しい日々を過ごしました。

中学生

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