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【韓国・中国】MERS(マーズ)コロナウイルス感染症の発生!予防策まとめ

韓国・中国のMERS(マーズ)コロナウイルス感染症の情報をまとめました。

更新日: 2015年07月01日

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この記事は私がまとめました

ケンボーさん

◆ 韓国及び中国:MERSコロナウイルスによる感染症の発生

韓国では、5月20日に、バーレーンから帰国した韓国人男性に、同国初のMERSコロナウイルス感染が確認されました(輸入症例の発生)。その後、同患者との接触による二次感染が発生、また1名が渡航先の中国で後にMERSに感染していることが判明しました。

6月2日現在、韓国における発生例として累計25人のMERS確定感染者(うち死亡2人)が確認されています。このうち1人が中国広東省の指定医療機関で治療中です。

5月28日、韓国より香港経由で中国・広東省恵州市に入国した韓国人1名について、中国当局は29日、MERS感染が確認されたことを発表しました。これは中国で確認された初のMERS感染例となりました。中国・広東省衛生計画生育委員会は、同感染者との密接接触者を特定し、経過を観察しているとのことです。

◆ MERSコロナウイルスとは

MERSコロナウイルス(マーズコロナウイルス、英: Middle East respiratory syndrome coronavirus, MERS-CoV)は中東呼吸器症候群 (Middle East respiratory syndrome, MERS) の病原体であり、SARSコロナウイルスに似たコロナウイルス(ベータ型)で、2012年にイギリスロンドンで確認された。
2015年5月30日現在の合計では、1149人感染(韓国12人を含む)、431人死亡。感染地域は2015年5月に中国、香港、韓国に広がった。

中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。
原因となるウイルスはMERSコロナウイルスと呼ばれています。
2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS(サーズ))の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの症状を引き起こします。通常その毒性はそれほど強くありませんが、MERSのようにウイルスが変異した場合は強い毒性を持つ可能性もあり、注意が必要です。

◆ MERSの症状とは

主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。

◆ どのようにしてMERSに感染する

人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源動物の一つであるとされています。その一方で、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。

◆ MERSはヒトからヒトへ感染する?

海外の感染予防対策の実施が不十分な医療機関等においては、患者から医療従事者や他の患者に感染(二次感染)した例が報告されています。ただし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染すること(持続的なヒト-ヒト感染)はありません。

◆ MERSコロナウイルスに対する一般的な具体的予防策

現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療法はありません。患者の症状に応じた治療(対症療法)になります。

● 休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
 ● 手指等の衛生保持に心掛ける。
 ● できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。
 ● 咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
 ● 温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
 ● 高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。

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