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まるでカイジの世界。劣悪な環境に独自通貨、蔓延る疫病・・かつて存在した『西表炭坑』とは?

極悪な環境や逃げ場のない孤島ということ、独自の紙幣が流通していたことなど、某ギャンブル漫画の地下労働施設を彷彿させる場所がかつての日本にありました。それが西表炭坑(宇多良炭坑)です。

更新日: 2015年06月08日

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自然豊かな西表島・・

実は以外と知られていないが、かつてここには某ギャンブル漫画に登場する強制労働施設さながらの劣悪な炭坑があった。

ギャンブルジャンキーである主人公が借金を背負って返済不可能になったため強制労働を強いらされた地下施設。

ざわ・・ざわ・・

それが西表炭坑

古くは明治期から炭坑として石炭採掘が行われ、最盛期の1936-1937年には各地から1400名の労働者が集まり、年間12-13万トンの石炭を産出していたが1960年に休止となった。

地図で言うとこの西側の一帯が採掘場だった。

この密林の中に坑夫たちの納屋、三百人収容できる劇場兼集会場、坑主の邸宅といったものがつくられていたとは・・。アセチレンのガス灯が不夜城のように灯っていたといわれている。

多くの労働者は博打に興じ、治安も悪く暴力沙汰は日常茶飯事。島外へ逃亡するにも会社の連絡船しか交通手段が無いという孤島っぷり。

西表炭坑では独自通貨が流通しており「炭坑切符」と呼ばれていた

出典ameblo.jp

まるでペリカ・・

会社経営の売店で食料や日用品と交換することができた。炭坑切符はある程度集めれば通貨と交換できるとされていたが、実際には交換されないばかりか責任者が交代すると紙切れ同然となった。

紙切れ同然て・・恐ろしすぎです。

実情を知らされないまま島にやってきた労働者たちは、まず島までの運賃や斡旋料などの借金を負わされた。そして炭坑で働くことによって借金を返済することになるが、給料は納屋頭と呼ばれる個々の炭坑責任者が管理しており、実際にはほとんど支払われることがなかった。その代わりに支給されていたのが炭坑切符だった。

現在はかつての名残を見ることができる

もっと詳しく知りたい人は・・この書籍がオススメです。

「そこは緑の牢獄。日本の近代の爪あとがこの西表にある」と著者の三木健は語っています。

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