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日本ハム中田翔内野手(26)が新たなチームメートの大活躍を手放しで喜んだ。11日に巨人から交換トレードで移籍が決まった矢野が6回に決勝の逆転1号3ラン。1死から中田が左前打で出塁してチャンスメークした場面での1発に「あそこで打つのは、さすがだなと。チームとしても助かった」と、感謝した。
34歳の先輩とは、積極的にコミュニケーションも取っている。「若すぎるチームに矢野さんみたいなベテランが入ってくれて、本当に大きな存在。先輩とはいえ、気を使っていると思う。このチームは、その必要はないんですよと、やっていきたい。矢野さんは、あのキャラ。すぐになじむと思う」と、主砲も頼もしさを感じていた。

日本ハム矢野謙次外野手(34)が巨人から移籍後初本塁打を放った。1点を追う6回1死一、二塁の場面で、DeNA2番手の平田の初球を左翼席へ運ぶ決勝の逆転1号3ラン。「ヨッシャー!」と叫びながら、ダイヤモンドを1周。喜びを爆発させた。巨人時代の13年8月22日ヤクルト戦(神宮)以来の1発に「手応えはありました」と笑顔を見せた。

「今までだったら、あそこの打席には立てなかった」
札幌ドームのお立ち台で矢野謙次はそう言った。「絶対に代打を出されて代えられていたと思うんですけど、あそこでいかせてもらえて絶対に打ってやろうとマジで気合い入れていきました」
巨人ではずっと「代打の切り札」として活躍。それでも常に「俺は代打のプロフェッショナルになりたいわけじゃない。代打で数字を残してスタメンで出たいんです」と言い続けた矢野。甲子園のスターでも、六大学のエリートでもない。ドラフト下位入団の叩き上げ。生き残る為には、下から一歩ずつ這い上がっていくしかなかった。

二刀流を救う決勝弾だ。日本ハム・矢野謙次外野手(34)が、14日のDeNA戦で0―1の6回に逆転の左越え1号3ランを放った。移籍後初となる2年ぶりの本塁打で、8回途中1失点の大谷翔平投手(20)にリーグ単独トップの8勝目をプレゼント。巨人から移籍後、3試合で2度目のお立ち台にも上がった。日本ハムは交流戦の首位を守り、16日の阪神戦(甲子園)で引き分け以上なら勝率1位が決まる。
「今までだったら打席に立てていない。代打を送られていた。あそこを行かしてもらって絶対に打ってやろうと思った。マジ、気合を入れて打ちました」。ベンチの栗山監督も目を潤ませて、矢野の言葉を聞いていた。

これまでなら来なかったはずの第3打席で出した最高の結果だ。それまでの2打席は、育成出身の19歳左腕で、プロ初登板初先発だったDeNA・砂田の前に四球、死球で快音なし。巨人時代であれば、運命の第3打席には「立てなかったと思う。今までなら代えられていた」という局面だった。
「自分には息子がいるんですけど、息子と僕の憧れのピッチャーで…。初めて間近で見れて本当にうれしかったし、すごいピッチャーでした」。突然、大谷ファンであることをカミングアウトした34歳は「途中で(マウンドを)降りちゃってすごい悔しい思いをしていると思うんですけど、でも、勝ち…つくんですよね?」と周囲に大谷の勝利投手を確認すると「勝ち…ついて良かったです」と会心の笑みを見せた。合流からわずか3日。だが、もう立派なハム戦士の1人だ。

日本ハムにトレードされた矢野謙次(34)は、巨人最高顧問・渡辺恒雄氏(89)の大のお気に入りだった。
きっかけは、07年のソフトバンク戦で放った代打逆転満塁本塁打。たまたまその試合を観戦していた渡辺最高顧問(当時球団会長)が「あの一発は1000万円以上の価値がある!」と興奮しながら絶賛すると、オフの年俸更改で本当に2000万円も給料がアップした。この年の矢野の成績は自己最多タイの103試合に出場し、打率.291、7本塁打、29打点。予想以上の大幅アップは、チーム内でも「ナベツネ査定」と話題になった。7本塁打のうち、4本が代打本塁打という勝負強さが、ドンの頭に強烈な印象となって刷り込まれたのだ。

矢野が日ハムへ “宝の山”巨人二軍でトレード活発化の裏事情
 巨人13年目の矢野は、13年に球団新記録の「代打安打19」を叩き出すなど、主に代打の切り札として活躍。巨人ファンからは高橋由、坂本と並ぶ絶大な人気を誇ってきた。
二軍調整中だったが、外野の層の厚い巨人から他球団に移籍すれば、出場機会を得られる可能性が高い。人気の生え抜き選手に対し、広報部長時代から選手の信望が厚い堤辰佳GM(49)が最大限の配慮をしたとみられる。

◆交流戦 日本ハム8x─7DeNA=延長11回=(12日・札幌ドーム)
“気合の戦士”が、新天地で猛打賞デビューだ。巨人から交換トレードで日本ハムに移籍した矢野が「6番・DH」で、DeNA戦(札幌D)にスタメン出場。同点の11回、先頭で左翼線二塁打を放ちチャンスを演出。チームにサヨナラ勝ちをもたらした。巨人で培った勝負強さを発揮し、いきなり3二塁打の大暴れ。野球人生に新たな一歩を刻んだ。矢野の活躍で日本ハムは首位・ソフトバンクへ0ゲーム差に迫った。
遠慮はいらない。矢野が絶叫した。延長11回先頭、国吉の146キロ直球を打ち砕き、左翼線二塁打。3二塁打でいきなりの猛打賞デビューだ。サヨナラ勝ちを呼び込み、移籍後の初戦で初のお立ち台に立った。「全員で戦って粘って、何とか勝ちたかった。日本ハム・ファンの声援はありがたい。ファイターズ最高!」。気迫の戦士らしい、勝利の雄たけびだった。

日本ハム栗山英樹監督(54)が、移籍初戦で3安打した矢野謙次外野手(34)を絶賛した。「6番DH」で即スタメン出場させると、サヨナラ勝利の起点となる11回の左翼線二塁打など、猛打賞の活躍。
「野球を思いっきりやれる喜びをひしと感じた。ケンジの姿を見て、みんな一番大切なことを思い出してくれたと思う」と、たたえていた。

巨人と日本ハムが複数の選手によるトレードを進めていることが9日、分かった。複数の球界関係者によれば、巨人側は矢野謙次外野手(34)と須永英輝投手(29)、日本ハム側は矢貫俊之投手(31)と北篤外野手(26)を交換要員として、既に大筋で合意に達しており、10日にも発表
この日対戦した球団同士で複数トレードが実現する。矢野は13年目の生え抜き。2軍で調整中だが外野の選手層の厚い巨人から他球団に移籍すれば出場機会を得られる可能性も高く、人気の生え抜き選手に対して球団側も最大限の配慮をした選択とみられる。

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