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生活費なんと0円!? ドイツ人活動家 ラファエル・フェルマーって誰?

お金に頼らない生き方を実践するドイツ人活動家、ラファエル・フェルマー(Raphael Fellmer)を御存知ですか? 母国ドイツのみならず世界中で話題になりはじめている彼について、紹介しているサイトやリンクをまとめてみました。

更新日: 2015年06月17日

shoheisatoさん

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ラファエル・フェルマー(Raphael Fellmer)

ラファエル・フェルマー(Raphael Fellmer)さんは1983年生まれのドイツ人。
    
学生時代に経験した南米での長期無銭旅行を機に、彼の中でお金や経済に対しての違和感が募り、貨幣経済、産業社会のアンチテーゼとして、実験的な生活を通じ活動を開始。 
       
「金銭を持たないと友人関係が始まり、金銭は友人関係を切り離す」…と彼は実体験で自覚し、ゴミをあさるような経験を繰り返しながら、考え方を今日までシェアし続けている。

現在は子供もいるパパ。

生活費はどうしてるの?

彼らの生活にはほとんど現金が必要ない。電気代水道代は微々たるもので、他には妻のニエベスさんの産科通院と、健康保険の支払いぐらいという。必要な食材はオーガニック食品のスーパーのゴミ箱から、生活必需品や家賃は物々交換や労働で賄う。彼の生活を“怠け者の方便”とみなす人がいる一方、その考えに賛同する人々から多くの尊敬を集めている。

【ドイツ発】お金をほぼ使わずに快適なエコライフを楽しむ家族が存在する件

食卓を飾る自然食品はすべて、ラファエルさんが生ゴミコンテナから“救い出した“食品です。衣類、日常必需品をはじめ、家具、自転車まで(鍵をかけたことのない)すべてがゴミから“収穫した物“、またはもらった物です。小さな子供が育つ環境に相応しい庭付きの家もダーレム・プロテスタント教会が家賃なしで提供しています。若い両親は家賃を払うかわりに、庭や家の手入れをします。

金銭に頼らない ラファエルの世界

ワークシェアや物々交換ということ?

「貨幣なしの生活とは物々交換の社会ではありません」と彼はあるインタビューに答えていました。「自分が好きなものを、だれかに喜んで贈る人がこの世界にはいます。もしお金があれば、これをしたい、あれをしたい、でもお金がないから実現できないと良く聞きます。我々は初めからお金に頼りすぎて、もしかして他に実現する方法があると、考えようともしません」。

金銭に頼らない ラファエルの世界

ほしければ買うことが当たり前の社会ですが、視点を変えて考え直しててもらいたいと彼は望んでいます。インターネットにはフードシェアリング、カーシェアリング、カウチサ-フィン、ガーデンシェアリングなど無料共同使用のコミュニティーが溢れています。ラファエルさんたちのサイトにはこれら多種多様な情報がまとめられています。世界中で約400万人の人々がネットを通じてで無料宿泊を提供しているそうです。貨幣なしの世界は夢でなく現実化しつつあります。

金銭に頼らない ラファエルの世界

彼のルーツと現在

彼の父親は成功した建築家、母親はアートセラピストで、自身はハーグの大学で学位を取得している。望めばいくらでも仕事に就ける境遇でありながら、フェルマー氏にはお金を得るよりも大事なことがあるように思えて仕方なかったそう。

【ドイツ発】お金をほぼ使わずに快適なエコライフを楽しむ家族が存在する件

まだシュタイナースクールに通っていたころは、将来大金を稼ぎ、人助けをしたいとラファエル少年は考えていたそうです。欧州委員会委員長になれば一番早く目的が果たせると思い、オランダのデン・ハーグ大学で欧州学(European Studies)を専攻しました。

金銭に頼らない ラファエルの世界

世界のどこかで食料難で困っている人がいるのに、廃棄品再利用を個人レベルに留めておかず、人助けに活用できればと思った。

貧困で今日食べるものもない人がいる一方、飽食状態の先進国では食料廃棄が何の罪意識もなく行われている。食品を捨てるということは、食品を生産するまでの電気や水、動物や植物、つまり地球上の資源をポイと捨てしまうことと同じだ。

お金を得ることよりも、もっと大事なことがあるはず・・・世界的規模の水や食糧の不足、気候変動による環境破壊は、ラファエルさんにとって耐えられないことという。このような背景から、ラファエルさんの興味は持続可能な社会つくりに向いていった。

現金収入ゼロでも快適な暮らし!ゴミ箱から廃棄食品を回収し、持続可能な社会を目指すアクティビスト(シュピッツナーゲル典子) - 個人 - Yahoo!ニュース

現在、彼はフードシェアリング運営に参加し、ベルリン地区を担当しながら消費者レベルのフードバンク運動を広めている。さらに、ウィキリークスならぬウェステリークスというポータルサイトを立ち上げ、食料品の無駄について見直してもらいたいと訴え続けている。

現金収入ゼロでも快適な暮らし!ゴミ箱から廃棄食品を回収し、持続可能な社会を目指すアクティビスト

若年層失業率過去最悪、ユーロ危機、経済的不平等など深刻な問題を世界が抱えている今、消費文化を批判するラファエルさんに講演の依頼が殺到しています。問題点を述べ、討論し、反対運動をするのではなく、彼はもう一歩進んで、未来のために行動しているからです。オルタナティヴなGLS銀行、オキュパイ・ベルリン、高等学校から市民大学まで、ドイツ国内だけではなく、今では外国からも講演の問い合わせがあるそうです。もちろん報酬は無料、ヒッチハイクで往復して、宿泊もカウチサ-フィンを利用するそうです。

金銭に頼らない ラファエルの世界

なぜヴィーガン、酪農製品も食べないベジタリアンなのか?
精肉および酪農業から出る温室効果ガスは全体の50%以上を占める。

なぜ車を持たないのか?
自家用車一台を生産する際、必要なエネルギー量は4人家族が15~20年間消費するエネルギー量に相当する。

なぜ生ゴミコンテナから食品を集めるのか?
地球の人口は約70億人。7人のうち1人は食品不足で苦しんでいる。それと同時に世界中で年間13億トンの食品が捨てられている。それは全生産量の約3分の1。ドイツでは年間1100万トンの食品ロスがある。トラックに積むとすれば、その列の長さは4000kmになる。金額に直すと約220億ユーロ。

この無駄を削減すべきだと考え、ラファエルさんは閉店後スーパーを回り、生ゴミコンテナからまだ食べられる食品を“救い出す“ことにしました。

金銭に頼らない ラファエルの世界

モノがあふれる社会の中で…

彼の日本語訳インタビュー映像をある番組で拝見しました。
      
彼は、日本でいう "知足" (ちそく)の感覚が根本にあって「必要なものは必要な時に現れるし、最低限のものさえあれば人は幸せに生きていける」という考えのもと日々を過ごしているようでした。
   
人間の数以上ある あらゆる商品に違和感や嫌悪感を感じ、膨張を続ける産業や貨幣に対してアンチテーゼを唱えている。
      
彼の活動に賛同する支援者が増え、現在ではベルリンにあるスーパーの数十ヵ所に、期限切れの食糧をフリーで持ち帰れるBOXを設置することなどにも成功し、更なる話題をよんでいるようです。
    
日本ではまだ知名度が低いみたいなのですが、いくつか紹介しているサイトがありましたので、最後にシェアさせて頂きます。

彼を紹介している日本語おススメ記事!!

ラファエル・フェルマー(Raphael Fellmer)公式

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アパレル、空間装飾等の仕事を経て現在はフリーで活動。MOVERS JAPAN発起人。元うつ病患者。2014年4月より日本一周自転車旅を通じ、ライフスタイルを問う旅人活動家として、セルフエイドを提唱。