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米黒人教会銃撃 ディラン・ルーフ容疑者を逮捕「ヘイトクライム」憎悪犯罪か

アメリカ・サウスカロライナ州の教会で、黒人9人が死亡した銃の乱射事件で、逃走していた白人の男が18日、逮捕された。事件をまとめ。

更新日: 2015年06月20日

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isaaccさん

○ディラン・ルーフ容疑者を逮捕

アメリカ・サウスカロライナ州の教会で、黒人9人が死亡した銃の乱射事件で、逃走していた白人の男が18日、逮捕された。

逮捕されたのはディラン・ルーフ容疑者(21)。ルーフ容疑者は17日、サウスカロライナ州チャールストンの教会で銃を乱射して黒人9人を殺害した疑いがもたれている。

容疑者が逮捕され、死亡した9人の身元が判明し、アメリカ国内で高まっていた緊張は追悼の悲しみに変わったと、ハフポストUS版は報じている。

地元警察は犯行を「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」と断定しているが、本格的に犯行動機を追及する。

○教会乱射で黒人9人死亡

エマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会

ルーフ容疑者は、17日夜、聖書を学ぶ集会への参加を装って教会に入り、1時間後に突然銃を乱射したということです。死亡した9人はいずれも黒人でした。

警察の発表によると、ルーフ容疑者は十七日夜、市中心部の教会で行われた聖書の勉強会に参加。

約一時間後、他の参加者らに発砲し、参加者十数人のうち、教会の牧師で州上院議員のクレメンタ・ピンクニー氏(41)ら男性三人と女性六人が死亡した。

射殺されたピンクニー牧師の親族によれば、容疑者が教会内で、「お前たち(黒人)はわれわれ(白人)の女性たちをレイプしている。われわれの国を乗っ取ろうとしている」と叫び、乱射したという。

死亡したクレメンタ・ピンクニー牧師

○「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」か

ディラン・ルーフ容疑者(21)はサウスカロライナ州に飛行機で移送されました。現在は留置施設に入っているということです。

AP通信によれば、容疑者は車のナンバープレートに、白人至上主義の象徴ともみなされている旧南部州の旗をあしらったデザインを施していた。

また、射殺されたピンクニー牧師の親族によれば、容疑者が教会内で、「お前たち(黒人)はわれわれ(白人)の女性たちをレイプしている。われわれの国を乗っ取ろうとしている」と叫び、乱射したという。

容疑者が州内にある16の白人至上主義グループに所属しているかどうかは不明。ただ、「南部貧困法律センター」(本部・南部アラバマ州)のリチャード・コーエン会長は容疑者のフェイスブック上の記述から、「政治的に不満を持つ白人至上主義者のようにみえる」と指摘している。

容疑者を知る隣人は同通信に対し「彼は寡黙で、数人の友人しかいなかった」と話した。

○オバマ大統領は、銃規制強化に消極的だった米議会を批判

犠牲者に哀悼の意を捧げ、絶え間なく続く銃乱射事件に遺憾の意を表明

ホワイトハウスの声明の中で、バラク・オバマ大統領は犠牲者に哀悼の意を捧げ、絶え間なく続く銃乱射事件に遺憾の意を表明した。

事件現場の教会を「米国の歴史にとって聖地だ」と述べ、黒人の奴隷解放や公民権運動で役割を果たしてきたと指摘。「黒人教会が襲われたのは初めてではない」として「無分別な殺人だ」と強く非難した。

「またもや、罪のない人々が命を奪われてしまった。危害を加えようとする人間が難なく銃を手にしてしまったからだ。いつか、こうした無差別の犯罪は他の国では起こらないという事実を、我々は国としてよく考えなければならない」と述べた。

「危害を加えたい人が容易に銃を手にすることができるのが要因だ」と指摘。「政界は今まで多くの手段を排除してきた」と述べ、銃規制強化に消極的だった米議会を批判した。

○人種間の対立に歯止めのかからない銃乱射事件

事件現場のエマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会の向かい側にあるホテルの駐車場で礼拝者が集まり、祈りを捧げる

米国では昨年から白人の警察官が黒人を死亡させる事件が続発。人種間の緊張が高まっている中で起きた凶悪事件に衝撃が広がっている。

エマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会は1816年に創設され、アメリカでももっと歴史のあるアフリカ系アメリカ人教会として知られる。公民権運動の黒人指導者だったマーティン・ルーサー・キング牧師が演説が行ったこともある。

200年という長い歴史を持ち、公民権運動の指導者、キング牧師も演説をしたこともあるというこの教会で起きた事件が、アメリカの社会が抱える2つの大きな問題を浮き彫りにしています。

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