1. まとめトップ

放置される貧困…「キモくて金のないおっさん」が社会問題に

女性の貧困や子どもの貧困が社会問題として語られることは多いですが、圧倒的マジョリティである「おっさん」の困窮化も問題になっているようです。そんな現状を表す「キモくて金のないおっさん」というフレーズが話題になっています。

更新日: 2016年01月11日

6 お気に入り 33942 view
お気に入り追加

「キモくて金のないおっさん」が社会問題になっているらしい

「キモくて金のないおっさん」というフレーズがネットで話題になっています。「女性や子どもの貧困」について語られる機会は多く、解決しなければならない問題として認識されています。しかし、「おっさんの貧困」となると、解決するどころか同情を得ることすらできないという現状があるようです。

ツイッターでの投稿をきっかけに、「キモくて金のないオッサン」というフレーズがネットで話題になっている。

オッサンの貧困を最近扱っているけど、驚くほど共感を得られない。性の商品化が問題などと言う人もいるけれど、買えない、売れない、キモくて金のないオッサンの方がどう考えても詰んでると思うのは俺だけ?

キモくて金のないオッサンへの扱いがひどくなると、社会が不安定になり、治安が悪化するぞっていう人がいるけど、ならないっしょ。警察権力の強化や自殺や孤独死で解消するよ。キモくて金のないオッサンたちが徒党を組んで暴動なんてしない。徒党を組んで暴動する能力に欠けてるからキモくて金がない。

物語として消費もできない、食えたもんじゃない、っていうのも、キモくて金のないオッサンが詰んでるっつうことですからね。

「キモくて金がない」とはどういうことなのか

〈結局のところ男が現実社会で追求するのは、三つ。「出世」「カネ」「女」、である。と、本当につい最近まで、この言説は信じられてきた〉

つまり「キモくて金のないおっさん」とは、湯山の基準で言いかえれば、「出世しておらず、カネがなく、女がない中年男性」ということになる

このどれもが「競争」からは逃れられない。つまりもっと言うと、「出世しておらず、カネがなく、女がなく、競争に勝てなかった中年(以上の)男性」ということだ。

「子どもや女性の貧困」が話題になることは多い

国内総生産(GDP)は世界第3位であるにもかかわらず、「子どもの貧困」「女性の貧困」が社会問題化しています。

子どもの相対的貧困率は1990年代半ば頃からおおむね上昇傾向にあり、就学援助を受けている小中学生の割合は、平成24年度に過去最高の15.6%となった

「女性が輝く日本へ」と声高に叫ばれるスローガンを、もっともしらじらしい思いで聞いているのは当の女性たちだろう。単身女性を取り巻く実態は、働く世代の3分の1が年収114万円未満の低所得。

〈若年女性の貧困〉はもはや、待ったなしで解決しなければいけないところまできている。

しかし「おっさんの貧困」は可視化されても救済されないという

女性や子どもの貧困が社会問題化される中で、「キモくて金のないオッサン」という中年男性層の困窮がしばしば「自己責任」で片付けられてしまう

「カワイイ動物は、絶滅危惧になったときに支援されやすい。アトラクティブ(魅力的)な社会的属性があればあるほど『あなたは弱者ですね』と認められやすいんです。(キモくて金のないオッサンは)可視化されても救済されない」

やまもといちろう氏

「共感を得るに当たっては、『やむにやまれずそこに至った』という悲壮感がなければいけない。さらに『なぜ救わなければいけないか』という大義名分が必要」

やまもといちろう氏

そうした悲壮感が可視化されておらず、もし可視化しても「自己責任」で片付けられるオッサンは救われにくい。

オッさんはマジョリティであるが故に、強いオッさんは弱いオッさんに同情しない。

弱いオッさんは、公正公平な勝負に負けた敗者として扱われる。なんのハンディキャップも負わずに負けた。こういう目に晒される。誰も同情しない。

キモくてカネの無いおっさん、最貧困女子とどっこいレベルだし、それでいて何の同情や支援も得られないので救いがない。

「金のないおっさん」が急増している日本

1 2





スポーツネタやガジェット、映画などが好きです。スポーツはメジャースポーツから地域限定のマイナースポーツまで何でも観ます。これはと思ったニュースや映画を紹介していきたいと思います。