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daiba49さん

高齢化の進展で起こったのが、お笑いブームである。高齢者は脳内で分泌されるアドレナリンが減ってくるから、加齢とともにウツに落ち込みやすくなる。ここで「笑い」が得られると、このウツ気分が少し和らぐために、日本中の老人がお笑い番組にチャネルを合わせる。
ヒナ段に多数の人物が並ぶ光景もまた、高齢化と合致している。高齢になるほど人間は孤独を感じやすく、賑やかな光景に安心をおぼえる傾向があるからだ。老人は基本的に「馴染み」を重視する傾向があるから、ご愛顧の芸人を何度でも視聴する。しかも高齢化した芸人が自らの世代に近いほうが、親近感を感じやすい。

これが近年、お笑い芸人が著しく増え、しかも50代でも40代でも普通に活躍し、画面から消えない理由である。普通に考えて、あるお笑いタレントが60代で、その下の50代の芸人に突っ込みを入れるという状況は異様に近いが、これが昨今のテレビの中で起こっている日常だ。

既得権益と化した年金システムを改革しようと思えば、国民全体が反対に回るが、高齢者と貧困層が増え過ぎた日本では、これはもう避けられない。世論は所得分布と人口動態を忠実に反映するから、世間に「分配か産業新興か」と尋ねれば、お笑いブームと同じように、世論は分配を希望する。つまり、分配の支出があまりにも大きいうえに、世論が分配を好み過ぎる「ギリシャ化」の流れを止めることが出来ない。

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