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知ってる?栃木レザーと姫路レザーの違い

日本で有名な革(レザー)といえば、栃木レザーと姫路レザー。なかなかその違いが分かりにくいですが、今回はその特徴をまとめました!

更新日: 2018年06月07日

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この記事は私がまとめました

kmh1208さん

動物の皮膚をそのまま剥ぎ、製品として使用したものを皮(かわ・ひ)といい、動物の皮膚の毛を除去しなめしてあるものを革(かわ・かく)と言います。

■日本のレザー

日本には栃木レザー・姫路レザーという大きな2つの特徴あるレザーが有名です。
ちなみに栃木レザーは企業なのですが、姫路レザーは最近まで企業としては存在せず、兵庫県姫路市で加工されている革(レザー)とされていました。ちなみに2013年10月1日に姫路レザー有限会社が創立されました。

■栃木レザーの特徴

通常はタンニン鞣しの中でも「タイコ」と呼ばれる大きな大きなドラム型洗濯機のような機械に革を入れて、ヌメ革にタンニンを浸透させる製法が多く使われていますが栃木レザーのフルベジタブルタンニングレザーは、あえてそのような製法をとらず160もの濃度が違うタンニンのビット槽(プール)に順番に漬け腐敗の防止とタンニンが均等に浸透するよう、シーソーのように左右に揺らしながら長い長い時間をかけて繊維を崩さないようにゆっくりゆっくり鞣していくのです。

これを【ピット製法】といいます。

栃木レザーの証明として、栃木レザーの製品には左のような特徴的なタグがついています。
本物か見極めるためにもぜひ知っておきましょう!

ここからちょっと短所・・・

この革を鞣す際に、余計な表面加工をしていない為、革そのものの傷、虫食い跡や血筋痕などがそのまま表面に出てくるので製品にも色むらや傷が入ってしまう

毎回毎回、同じ色で作るつもりが、気候や時期などにより製造ロットごとに色のブレが出るという事です。濃色の場合は、まだいいのですが、淡い色の場合は毎回毎回色が違って出来上がってきます。これが、いくら改善しようと思っても、色のブレは解消できないようです。

栃木レザーまとめ

栃木レザーはより”革”という感じがでることが特徴だと思います。革そのものの味や経年変化を楽しみたいなら栃木レザーがおすすめです。
タンニン鞣しを行うと生成りの肌色の状態で仕上がります。これを一般的にヌメ革と呼んでいます。バイカーズウォレットなどに多いですね。

■姫路レザーの特徴

クロムを希望通りに自由に抜き取り、タンニンの割合を自由に調整することに成功。タンニンの割合で七色にレザーの仕上げを調整できる

色数が多い、レザー商品にはとてもいいですね♪

ちなみに姫路レザーには決まったマークやタグはありません。

・姫路の白なめし

白なめし革とは、牛などの原皮を脱毛し、塩と菜種油で揉み上げ、天日にさらして動物本来の肌色に仕上げる革のことで、化学薬品を用いず自然の恵みだけをいただいて作る、人にも環境にも優しい「エコな皮革」として高い評価を受けている。

・新喜皮革~世界屈指の馬革タンナー

馬革を扱うタンナーは極端に少なく、馬革をフルタンニン革及び、コードバンを
生産できるのは新喜皮革のみです。

コードバンと呼ばれる農耕馬の臀部の高級革を扱うタンナーさんです。もちろん姫路にあります。

姫路レザーまとめ

クロム剤は塩基性硫酸クロムと呼ばれる化学薬品です。そのため、経年変化が少ないことが特徴です。姫路レザーはタンニンなめし・クロムなめしのいいとこどりをした革と言えるでしょう。
初めの印象からあまり色の変化などがなく使いたいのであれば、姫路レザーがオススメです。

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