1. まとめトップ

「ここは俺の土地だ‼」“未完の道路vsミカン園”16年の闘い

福岡県内にあるミカン農園が、東九州自動車道建設のため、県からの立ち退き命令を16年間拒み続け行政代執行されたニュースが話題となっています。地権主であった岡本栄一さんと福岡県によるこれまでの歴史を簡単にまとめました。他人事では済まされない「土地の所有」について興味深いニュースだと思います。

更新日: 2015年07月18日

chichi88さん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
1 お気に入り 29432 view
お気に入り追加

■舞台は福岡県の、とあるミカン農園

建設中の東九州自動車道を横切るミカン農園。

東九州道のうち北九州と宮崎の間は、ミカン園がある椎田南―豊前(7・2キロ)だけが未開通となっている。

右上のちょっとだけ青い部分が未完成

■高速道路建設のため、私有地だったミカン農園を強制収用

東九州自動車道の北九州市-宮崎市の間で唯一の未開通区間、椎田南インターチェンジ(IC、福岡県築上町)-豊前IC(同県豊前市)間にあり、用地明け渡しに応じていないミカン農園内の道路用地(同市、約1・5ヘクタール)について、福岡県は14日朝、行政代執行による強制収用を始めた。

簡単に言うと…

行政側が強制的にミカン農園の開拓を始めたということ

福岡県は14日、同県豊前市のミカン農園内にある東九州自動車道の用地(約1・5ヘクタール)を強制収用する行政代執行に踏みきり、明け渡しを拒否していた農園主の岡本栄一さん(69)が建てていた小屋などを撤去し、事業主体の西日本高速道路(NEXCO西日本)に引き渡した。岡本さんと支援者が小屋などに立てこもったが、強制退去させられた。

■福岡県vs岡本さんのバトルは16年の歳月が

ミカン農園は父親と2人で開墾。約16年前に反対運動を始め、事業費が抑えられるとする「代替ルート案」を国に提案するなどした。

そのために、岡本さんはミカン農園を迂回させる「代替ルート」を提案

2008年 東九州自動車道「事業認定事前差止訴訟」

ミカン農家、岡本栄一さんら沿線住民や地権者の計82人が22日、事業者の西日本高速道路や福岡、大分両県の土地開発公社に対し用地買収の交渉などをやめるよう求める仮処分を福岡地裁に申し立てた。岡本さんは「ルートを変更すれば工事費用が百数十億円抑えられる。高い道路をなぜ造るのか」と主張している。

NEXCO西日本とのこう着状態が続く

2013年「椎田南IC-豊前IC区間の事業認定取り消し」を求める行政訴訟

岡本氏らは専門家の協力を受けて予定地周辺を調査し、各工事費用を積算した結果、山裾ルートで建設費が半減するとの結論を得たのだ。2013年4月2日、その資料をもとに同区間の事業認定取り消しを求める行政訴訟を福岡地裁に起こした。

専門書で高速道路の構造や工法、事業費の積算などを研究。約3年をかけて自ら代替ルートを考案した。現ルートよりも約1・5キロ南側の山の斜面に沿って造るものだ。用地費が安く、工法も安価で、事業費を半額以下に抑えられるうえ、既存道路を活用でき、インターチェンジヘの接続道路を新たに造る必要もなく、地元の費用負担も軽減されるという。

申し立ては却下

この際、国は、反対意見について見解を示している。岡本さんの代替案は、「多様な観点からの検討を踏まえたものではない」と指摘。現行ルートよりもカーブが急で、勾配も大きく、事業費の算定についても「設計や積算の精度が異なる」とした。一方、現行案については「既存の公共施設などを避けながら、できるだけ最短距離を結べるルートであり、合理的」と評価した。

土地の所有権は岡本さんから県、そしてNEXCO西日本に

国にお墨付き(事業認定)をもらい収用手続きが可能になった。福岡県収用委員会は2013年から収用手続きを行ない今年1月に採決。この時から岡本さんの不法占拠状態になった。

■そして、岡本さんに「行政代執行の予告通知」が届く

この時点で既に岡本さんの土地ではなくNEXCO西日本の土地です。

6月に岡本さんのもとに届いたのは、行政代執行を行うとの通知だった。岡本さんは「300万円出せって。この処分に不服がある場合は」と話した。

■行政代執行とは…?

1 2





2015年4月から始めました。ダレトク情報をほぼ毎日更新中です。専用twitterもやってるので是非フォローお願いしまぷーーーん。https://twitter.com/chicchi88matome



  • 話題の動画をまとめよう