中学生の頃、太宰治の『人間失格』を読み衝撃を受けた。そこに書かれていた幼少期から少年期までの主人公大庭葉蔵の振る舞い方は自分自身が世界に向き合う時の方法そのものだったからである。

 なぜ誰も知らないはずの僕のやり方がここに書かれているのだろう? この人は一体なんなのだろう?  そのような感覚が最初の印象であり、ということはだ、ここに書かれている凄惨な出来事が今後自分自身の人生にも起こるかもしれないという恐怖も感じた。

 『人間失格』を読んだ多くの人が、僕と同じようにこれは自分の物語だと感じるらしい。

 それを不思議に思う人は毎年必ず生まれるラブソングの流行歌を思い出して欲しい。

出典又吉直樹(ピース)の名言コラム「確かにお前は大器晩成やけど!!」

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