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造っても造っても売れない

ホンダが今、苦境に立たされている。'15年1月から6月の同社国内販売台数は前年同期比17・9%の減少、落ち込み率は国内11社の中でも三菱自動車に次いで2番目に大きかった。

造っても造っても売れない―。

実は、自動車業界関係者の間では、「ホンダが大量にジェイドの在庫を抱えている」という情報が流れている。ジェイドだけではなく、グレイスやフィットといった車種も大量に在庫を抱えているという。

数万台が野ざらしのまま放置されているという

「私が把握しているだけで、置き場は6ヵ所あります。全部で10ヵ所近くあると地元では言われており、1ヵ所に3000~5000台は野ざらしで置かれています」(ホンダ関係者)

荒川右岸の堤防下の工場跡地に、ホンダの新車がずらりと並ぶ。ざっと数千台はあるだろう。車種は「フィット」「ヴェゼル」「ジェイド」「グレイス」など。ガードマンにいつから置いているのかと聞くと、「答えられません」と取りつく島もなかった。

フィットハイブリッドは、現在沈静化しているが度重なるリコールが発生して社長交代のきっかけとなったといわれているモデルだ。

ジェイドは、ホンダの大ヒットコンパクトカー、フィットをベースとした6人乗りミニバンで、ハイブリッド専用モデルだ。

「ジェイド」は「中国で開発された車で、現地では人気ですが、3列目の後部座席が狭くて、インターネット上にはユーザーからクレームが多く載っている。日本の顧客を軽視した車」(ホンダOB)だという。同車は今年2月の発売ながら翌月には30位圏外に消えてしまった。あるホンダ社員はこう話す。

昨年12月に発売した「グレイス」はインドで開発した車がベースで、日本向けの車と比べるとチープな印象が否めない。日本自動車販売協会連合会(自販連)が毎月発表する上位30位までの車名別ランキングでは発売当月には10位に入ったもののその後は低迷が続いている。

自動車業界に詳しい弁護士は、「この在庫から“新車”として納車したとしても、法的には問題ない」と語るが、受注生産されるものと信じて購入した消費者に、山奥で雨ざらしにされた車を納車するのだとすれば、企業倫理上の問題が生じる余地はある。

大量在庫を生んだ事情

「規模拡大を急いだ伊東前社長が、技術が未完成のため発売を渋った技術陣を無理やり押し切って発売させた車」(ホンダ幹部)だという。相次ぐリコールの結果、ホンダのブランドイメージは地に堕ち、販売店への来店客数が激減。'14年度の国内販売計画は103万台だったのが、実績値は79万台にまで落ち込んだ。

これが国内生産にも影響し、狭山工場では昨年10月と11月は金曜日の稼働が止まった。「現在は通常稼働に戻った」(ホンダ広報部)そうだが、国内販売の不振は輸出が少ないホンダにとって在庫置き場に困るほどの事態に進展している。

生産能力は1日あたり1100台の能力がありますが、現在は1日に800台くらいの生産数で、2直(6:30〜23:30を2交代)で稼働しています。

生産ラインが2ラインありましたが、現在は1ラインで稼働しています。
軽自動車は生産しておらず普通車、それもエンジン鋳造やボディの板金から塗装と一環した生産をしています。

2010年あたりから比較して埼玉製作所全体で生産台数は減っているというグラフがパンフに載っていました。

「今のホンダは、多くの従業員を抱える国内工場を止めるわけにもいかず、売れない車を造り続けて在庫を増やしている状態。社内では『グレイス』と『ジェイド』にはすでに5年分の在庫があると囁かれています。いずれ社員や取引先に値引きして叩き売るつもりでしょう」

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