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ツバメの雛の成長ものさし

ツバメの雛といえば巣で親から餌を貰っている姿が思い浮かびますが、それはほんの一時期だけ。あまり見ることのない雛たちの孵化してから大人に近づくまでをご紹介します。

更新日: 2015年08月21日

miyamotostdさん

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ツバメの雛といえば巣で親から餌を貰っている姿が思い浮かびますが、それはほんの一時期だけ。
このまとめでは、あまり見ることのない雛たちの孵化してから大人に近づくまでをご紹介します。

普段見かけるツバメがあとどのくらいで巣立つかの目安としてもご活用いただけます。

孵化から巣立ちまで

ツバメの卵は産まれてから孵るまでに約2週間ほどかかります。
ヒナたちの成長と日数の関係は気温や栄養状態によって変わることがあります。

まだ目も開いておらず、わずかな産毛が生えています。
頭は小指の先ほどの大きさしかありません。

産毛だけでは体温を保てないので親は卵のとき同様に保温しています。

これから羽になる黒い点が見え始めました。
ほとんど動かないので巣が高いところにあると孵化したのかどうかがわからない状態です。

普段はほとんど動きませんが、親の帰りや音には反応します。
少しづつ親ツバメが保温する時間もかなり短くなります。

巣のふちにアゴをのせて親の帰りを待つようになります。
このころからようやく巣の下からでもヒナの姿が確認できるようになります。

羽鞘が延びてきました。この管に羽が収まっています。目もうっすら開きました。

餌をねだって伸ばす首がしっかりしてきました。

目がしっかり開くようになり、羽鞘から羽が少しづつ延びています。

羽が皮膚を覆い、少しづつツバメの色に近づいてきました。

産毛を残したまま飛ぶ雛。
おそらく孵化から15日前後で、アクシデントで巣から出てしまったようですが、短い距離を飛んでいました。

また産毛は頭や背に残っていますがほぼ全身の羽毛が揃いました。

産毛はときどき兄弟に引っ張られたりしています。
兄弟どうしでじゃれあうのもこのころからです。

翼の羽も揃い、ときどき伸びをします。

産毛は早い子はほぼ抜けました。
体はまだずんぐりしています。

巣の縁に捕まり、羽ばたきの練習を始めます。

巣立ち準備が整いました。
あとは度胸です。

子育てシーズン最初の方は育てる子に成長差ができないよう、卵が揃ってから温め始めます。
シーズン二番目など初夏にさしかかると、産卵してすぐに卵を温め始めるので、一つの巣の
中で大きさや羽毛の生え方に差ができることがあります。

少し成長に差がありますが、この兄弟は皆無事に巣立ちました。

巣立ちの後の暮らし

巣立ってしばらくは自分で餌を捕れないので巣にいるとき同様に親から餌を貰います。

巣立ち後、兄弟たちは巣から少し離れたところに集まって親の運ぶ餌を待ちます。
親が近づくと、留まったまま、あるいは飛びながら餌をねだって鳴きます。

翼の羽には羽鞘がまだ残っており、完全ではありません。
羽伸びをすると、まだ羽の間にわずかな隙間が見られます。

巣立ち後、寝る場所は家族によって異なります。
基本的には親の縄張りの中で、元の巣に戻ってきたり、電線や木に留まったりと様々です。

餌待ちの間にじゃれる兄弟。
こういう光景が見られるのは雛同士の距離が近いこの頃までです。

餌を与えるふりをして雛を飛ばせようとしています。
何のためかというと…

飛びながら雛に餌を与えるためです。
飛びながら餌を貰うことができた雛はやがて親を追いかけつつ、自分で餌を捕ることを覚えていきます。

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