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ドラマ「妻と飛んだ特攻兵」…知っておきたい悲しき時代背景と事実

堀北真希主演ドラマ「妻と飛んだ特攻兵」が8月16日に放送されます。最後の特攻機に女性が 乗っていたという 知られざる太平洋戦争の史実を描いた物語です。この特攻には、終戦直後のソ連のエスカレートする侵攻という背景がありますが、その前後の知っておきたい時代背景と事実についてまとめました。

更新日: 2015年08月16日

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yuyu170823さん

■堀北真希主演ドラマ「妻と飛んだ特攻兵」・・・最後の特攻機に女性が 乗っていたという 知られざる太平洋戦争の史実を描く

【あらすじ】
戦後70周年記念作。実話を基にした作品。終戦後の8月19日、ソ連の侵攻を受ける満州で妻とともに特攻機に乗り込み、特攻作戦を敢行した男がいた。男の名は谷藤徹夫(少尉)。彼は何故妻とともに特攻を敢行したのか、作中ではおしどり夫婦と言われた2人の出会い、結婚、満州行き、戦争、そして特攻に向かうまで、2人が培ってきた時間、愛の形が描かれる。
■番組HP 
http://www.tv-asahi.co.jp/tokkouhei/

女優の堀北真希が主演、俳優の成宮寛貴の共演で、太平洋戦争中のある 夫婦の実話をもとにしたスペシャルドラマ『妻と飛んだ特攻兵』

最後の特攻機には、女性が 乗っていた 知られざる太平洋戦争の史実を、堀北真希&成宮寛貴で初映像化!

堀北は、特攻隊員である夫と共に、戦闘機に乗って飛び立った主人公・山内房子、成宮は夫で関東軍少尉の山内節夫を演じる

■出演:堀北真希、成宮寛貴、杉本哲太、八嶋智人、荒川良々、堀井新太、三浦涼介、小西真奈美、竹富聖花、趣里、羽田美智子、高島礼子、國村隼、市毛良枝(ナレーション)
脚本:岡本貴也

ノンフィクション作家・豊田正義氏の「妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻」が原作。

房子役の堀北は、初めて台本を読んだ時を「フィクションだと思い、すぐに理解できるものではなかった」と振り返った

製作期間200日かけ伝説の特攻機「九七式戦闘機」を細部にいたるまで実物大で再現している。特攻機の製作費は3000万円

資料が少なく、再現も大変だったといいます

堀北真希ちゃん。DIGITAL TV GUIDE。妻と飛んだ特攻兵。美しい女性真希ちゃん可愛いです。真希ちゃん皆さんおやすみなさい。 pic.twitter.com/uabgNM0vkp

■まずは、ドラマ内でも重要な戦闘機について触れたい

▽特攻につかわれた九七式戦闘機とは?・・1938~1940年の「日本陸軍」の主力機で旋回性能に優れている(車輪は収納不可)

型番は「キ27」、通称は「九七戦」「九七式戦」など。
全幅:11.31m 、全長:7.53m、 総重量:1,790kg、 最大速度:460km/h
発動機:中島 空冷9気筒「ハ-1乙」(寿) 780馬力/2,600m
武装:7.7mm機銃×2、乗員:1名
初飛行:1936年10月

九七式戦闘機は日本陸軍ではじめての単葉機。旋回戦闘では右に出る機の無いほど強い。操縦のし易さ等からパイロット達に好かれた

単葉機・・・左右両側に1枚ずつ主翼が取り付けられている航空機。それまでの主力は主翼が複数ある複葉機だった

1938年から実戦に投入され、(日中戦争) 1939年にはノモンハン事変でソビエト空軍と戦火を交えた

太平洋戦争の頃(1941年~1945年)には既に旧式化していたが、
一式戦闘機や二式単座戦闘機の配備が間に合わなかったので、引き続き実戦に投入された

欠点としては7.7mm機銃2丁という武装の貧弱さであり左右に500発づつ携行していたが、大型機には打っても打っても落ちないこともあった

末期にはもちろん「特攻機」としても使われたが、 爆弾(250kg)が重すぎるのでエンジントラブルが頻発したという。

旋回性能には優れていたが、重い爆弾を搭載するには馬力不足だった。全生産機数は3386機といわれる

▽一般的に有名な戦闘機といえばこの2つではないだろうか?・・時代的には九七式戦闘機の後の主力機(両機とも車輪を格納できる)

●一式戦闘機とは皇紀2601年(西暦1941年)に採用されたので、皇紀の下一ケタを取って「一式」と名づけられた。
略称は「一式戦」、「ヨンサン」。連合軍コードネームはOscar(オスカー)。陸軍の試作機機体通し番号であるキ番号は「キ43」。中島飛行機開発。

九七式戦闘機の後継機として送りだしたのが一式戦闘機。大日本帝国陸軍が採用していた戦闘機で愛称は『隼(はやぶさ)』

生産数も海軍機の零式艦上戦闘機(零戦)の次に多いが、一般認知度は圧倒的に劣る或る意味不憫な名機

総生産機数は5,700機以上といわれる

●大東亜戦争中盤までは無敵を誇り、世界の航空機史上に名を轟かせた名戦闘機“零戦”。
ゼロは制式採用年の皇紀2600年(西暦1940年)の下2桁00から零(レイ)式戦闘機と命名

零式艦上戦闘機は、第二次世界大戦期における日本海軍の主力艦上戦闘機。零戦は、最大速力、上昇力、航続力を満たすため、軽量化にこだわっている

宮崎駿のアニメ「風立ちぬ」を見た方はわかりますよね。「永遠のゼロ」でも登場しましたし、これほど名の知れた戦闘機はないでしょう。

終戦まで日本海軍航空隊の主力戦闘機として運用された。生産数は日本の戦闘機では最多の約10,000機

■ドラマで舞台となる満州は満州事変により1932年に日本陸軍(関東軍)が占拠し満州国を樹立

関東軍・・第2次世界大戦前,「満州国」で独裁的権限をふるい,日本の大陸政策の先兵となった日本陸軍部隊。「関東軍」の名称は警備地の関東州に由来する。

1931年9月以降、柳条湖事件を起した関東軍は、独立国家樹立に向けて次々と満洲の主要都市を占領していった

当時の総理大臣若槻礼次郎も外務大臣幣原喜重郎もこれに反対し、やめさせようとしましたが、連戦連勝で満州全土を 占領したことを、新聞が大々的に報道し、国民も大いに喜び支持した。

この軍の独走が日本を引き返せない方向へと向かわせた..

昭和7年(1932)満州国独立(皇帝は清国最後の皇帝溥儀)。満州国は、関東軍の指導のもとに近代化し発展していった

【歴史上の判断の分かれる点】日本の満州国での行動は侵略だったのか?元々、遼東半島先端部と南満州鉄道附属地は、日露戦争(1904年)の勝利からポーツマス条約に基づいてロシアから日本に租借権が移行した地域。日本は現地の満州人と上手にやれていて、そこに中国人や北方のロシアが利権をとりたくて事件を起こしたという説もある

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