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最近読んだ小説を星5つで評価してみた。

今まで読んだ本まとめてみました上下巻などは上だけ載せてます。読書は初めはミステリーから入り次に有名どころを漁り、今は純文学の系統が好きです。新しいものを読み次第更新します。昔の雑な感想の所、恥ずかしくなって消しました。

更新日: 2018年01月09日

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この記事は私がまとめました

gorakumanさん

星5を付けている本をぜひ読んでみてください!

★★★★★
森博嗣作品の主要人物、真賀田四季という天才の歩みが描かれている。更に、西之園萌絵や犀川、保呂草、瀬在丸、各務なども登場し、かなり楽しい。さらに「すべてがFになる」で起きた事件の深層も明らかとなる。もはや、森博嗣は読み進めざるを得ない程だ。

★★★★☆
Vシリーズすべて読みました。
保呂草、瀬在丸、小鳥遊、香具山の四人の会話が読んでいて本当に楽しいです。ミステリー部分も文句なしに面白いし、森博嗣作品を繋げるトリックも驚いた。

存在感の希薄、美しい少女、追い求める私、迫りくる氷、侵食される世界、長官の支配、欠如。様々な要因が飛び交う中で私が読むのは私が少女を追い求める姿。
この感覚は中々味わえないと思う。

★★★★☆
Gシリーズの中でも圧倒的に面白かった。
島田さんが情報を奪いに行くシーンが特に!
早く...早く次を...

★★★★★
前回に続いてヤコブセンの「ニイルスリイネ」邦題では「死と愛」
250頁の少ない中でなんて密度の濃いことだろう。
一時は恍惚に幸せを感じながらも、その後にはいつも暗い孤独が待ち受けている。愛したものすべてに死が齎され、徐々に孤独が色を増していく。まるで死と愛が周期的に振幅しているようである。その様子が詩人でもあるヤコブセンの匠みな描写によって綴られるから、読者的には妙な気持ちである。彼が絶望に浸っている最中に、ある種美しさや気高さをも感じさせる(演じられた悲劇を見ているかのような)描写に楽しくなってしまう。

文庫版だと旧漢字が用いられているので、苦手な人は電子版で読むと良いかも。そもそも文庫版は殆ど見かけないです。私はオークションで買いました。

★★★★★
詩人リルケが「詩人への手紙」の中で、この本の短編の一つである「モーゲンス」を進めている。大きな枠としては恋愛小説だが、その卓越した言語感覚で文章の煌めきが常に存在している。こういう小説はすごく大切に読みたくなる。
勿論他の短編も楽しめるものであるから、気になった人は買ってみるといいと思います。
旧漢字が使われていて読みにくさも多少あるが、むしろ分からない字を調べてでも読み進めたくなった。
amazonだと1000円以上しますが…。が、前に神保町行ったときに300円で売っているのを見ました。古い本ですからねえ、、

★★★★☆
GシリーズのΦは壊れたねからキウイγは時計仕掛けまで読みました。S&Mシリーズは既読ですが、Vシリーズや四季をすっ飛ばし、Gシリーズを読み始めてしまいました。森博嗣作品はどのシリーズにも互いに少しずつ関連があるので、すべて読むのが吉と言えます。
さて、Gシリーズについてですが、これはミステリーと言うよりも哲学的な部分が多い気がします。(γ以降のΧの悲劇から続く後半三部作でどういう風に方向が変わるかはわかりませんが。)

Gシリーズにおいては、事件に対してある程度の解決は得られるが、完全な真実は得られない。というのは、登場人物たちがつじつまの合う推論をかんがえたところで、それが真実とは限らないという意味である。
この作品の行く末からは目が離せない。森博嗣は何を考えているのだろうか。

★★★★☆
シャーリイジャクスン後期の長編と言えば『屋敷』物である。「ずっとお城で暮らしてる」を読んでからこの著者の魅力にとりつかれている私ですが、その原因と言えばやはり会話に滲む悪意や憎悪、自然物や人工物に対する描写や語り掛け、ここにあると思う。
私的には、海外文学特有の会話が好きだというのもあるかもしれない、

というのも例えば「かわいそうなグロリア――世界を十分に知らないまま、ここにきてしまったとは。」のような文は、国内文学の特に現代文学にはほとんどないように思われるし、もしあったとして、冗談めいて嘘っぽく聞こえてしまう気がするのだ。
真に悪意を持って皮肉っぽく聞こえるのは、翻訳もの、海外作品だからこそである気がする。
更に日時計から拡大して考えると、ストーリーの面白さを辿るのではなく、大まかな方向だけを持つストーリーの中で、何か象徴たるもの、普通よりも拡大されているもの(日時計であれば屋敷自体や日時計など, カミュの異邦人なら太陽と言ったところだろうか)との接触の中でそれぞれの人間が、恐怖を感じたり、幼年時代を回顧したり、企てたり、幻想を見たりする。そこでどのように人間の性質を描写しているか、私はそこを楽しんで読んでいる、と思います。(3/25)

★★★★★
私はこういう作品が読みたかったのだと、改めてそう思った。私は、余りに論理的で、筋道立てて導かれる感情が好きではないのだ。簡単に恋愛で例えると、一回目二回目と逢瀬を重ねるごとに毎回感情の変化が少しずつ描かれていくような、そしてその変化の理由を逐一述べていくような物だと思う。
ただもちろん、主人公ムルソーの性格や考え方はある程度一貫しているし、すべてが不可解なわけではない。そう長い物語ではないので、幾度か読み、反芻したいと思う。(3/7)

ⅠとⅡ読みました。伊藤計劃氏のブログでの映画評や病床での様子、メタルギアシリーズへの論、雑誌のインタビューなどが収録されています。洋画、邦画ともにあまり見ない私としては興味を持てないだろうと思っていたのですが、この評では伊藤氏の、驚くほど豊潤な知識とともに、新たな目線を示しており、素晴らしかった。
私が伊藤計劃作品を読んだ時には、既に亡くなられていたわけですが、もし生前に作品を読み、次は何を書いてくれるんだ!とワクワクして待っていたとしたら大変なショックを受けたのではないかと思います。
今、彼は他者である私の物語にもきっと、いや確かに含まれている。(2/14)

★★★★★
大森望訳の新訳で読みました。なにやらディストピアフェアに際して訳されたとか。
ディストピア小説はやはり私たちに与えてくるダメージが大きいように思える。言わば現在の世界がありえないという世界であるから、私たちは今の世界(自身の周りという小さい世界も含め)を顧みざるを得ない、そしてざわつきを覚える。
バーナードの馴染もうとしてなじめない姿や、野人により得た名声に、調子づいていく姿は、滑稽で悲しい。
あと3章の、一行ずつ各場面が進行するページは好きである。(2/8)

「しんせかい」は何かの縮図なのだろうか、学校とかの。 自己主張することなく、ただ与えられたことをやり、たまに考えてみる、を描くことで、虚無感とか喪失感(時間の?)を感じさせる

★★★☆☆
宮内悠介さんの作品は好きですが、この作品はまず初めに芥川賞は無いと思いました。小学校時代のいじめ、母親、PTSD治療のVR、伝承、開発した音楽系のシステム。
といった、様々な要素が入っているのですが、そのせいでどれもが薄く、弱く感じられました。大きな要素で見ればいじめについて、伝承についての二つだと思いますが、その他の説明のために文章が割かれ、どうにも薄くなってしまったという気がします。長編でもっと細かく書いたら良いものを作ってきそうです。
(1/19)

★★★★☆
結局、候補作をすべて読み終える時間がありませんでしたが、芥川賞発表の二時間前ほどにこの作品を読んでいました。
正直今回の候補作からは該当作なしでもいいのではないかと思う感じでした。(上からで申し訳ないです汗)
この作品に関しては、まず文体が独特で、短文を重ねていて、テンポがある。内容的に、様々な読み方があるかもしれないが、私は不穏なものを感じた。ほとんど気まぐれから、興味があるかもわからない世界に入り、次第に順応していきながら何年か過ごしたのちにそこから出ていく。まるで今の若者たち(ただただ流されていく)の縮図のようにも思え、その意味では面白かった。(1/19)

①古川真人「縫わんばならん」読みました。 正直まだ物語の輪郭が曖昧で、掴みどころに迷ってます ただ、読んでいる時、一章では夢現つな敬子の回想、自身を顧み、様々な疑問が渦巻き、思い付いては忘れていく様子に、哀しみというよりも、ただ川が流れていくような自然な流れを感じた #芥川賞候補

★★★★☆
第一章では敬子の夢うつつに回想を重ねている。夢の中では身体中の痛みは遠のき、過去の足跡のようなものを踏んで行きながら、忘れていたことを思い出してはまた忘れていく。
第二章では敬子の妹である多津子の視点で、子供時代の回想と夫である勲との会話。
第三章では多津子の姪である美穂の息子である稔を視点として、稔の祖母にあたる佐恵子に通夜に参加する。
正直なところ人物関係がまだ整理出来てませんが、面白い構造で、きれいにまとまっていると思いました。
退屈さはありますが、自分自身を顧みながら思考し、各人が思いを抱えている様子を上手く魅せていると思いました。(1/9)

★★★★★
いわゆる幽霊屋敷ものです。ただ、目の前に幽霊が現れたり、ポルターガイストで壺が飛び回るようなことは起きません。その代り、音や空気の冷たさによって『彼ら』は自身の存在を示してくる。それがとても効果的で、段々とその存在は私の中から飛び出したもので、他の皆には見えても、聞こえてもいないのではないかといった、自己への不信感が募るのです。やはり恐ろしい。やはりシャーリイジャクスンは私が一番好きな作家です。(1/7)

★★★★★
2016年はシャーリイジャクスンラッシュで、様々なレーベルから新訳や新刊が出ました。
「ずっとお城で暮らしてる」を読んで以来、完全に敬愛しております。小説のジャンルとしては怪奇小説が多いですが、この「処刑人」では怪奇の中で少女の成長が描かれていました。純文学的な側面も広く持っていると思います。
よく言われているように、著者は魔女ですよ。(1/7)

★★★★★
まず装丁が素晴らしいことを述べておきますね笑
短編集ですが、もう最初の「薔薇の丘にて」から圧巻。想像を膨らませる選び抜かれた形容はさることながら、約15頁でこれほど濃密なものは久しぶりに読みました。
そして、他の短編も読み進めていくと、なにやら類似性があったりする。時間を超えて目の前に過去や未来が存在していたりする。読んでいて楽しいです。
海外文学を読んでいていつも思うのですが、本当に訳者には感謝しています。

★★★★★
この作品を読み終えたことで、すべてがFになる THE PERFECT INSIDERから始まり、この有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDERまでのすべてを読み終えたことになる。
このシリーズにおいて好きなところは
・西之園萌絵と犀川のラブコメ
・犯人の動機が芸術家的な側面を持つこと
・犀川の思考
・ハッとするようなトリック
辺りでしょうか。また、あとがきにおける各人の森博嗣とその作品に関する考察なども読むと、さらに興味深い。
これにて一旦ミステリは端に置き、色々読んで行こうと思います。

★★★☆☆
700ページという大ボリュームのこの作品ですが、やはり読みやすく、会話は面白い。
ただ今作品のミステリーの部分はあまり楽しめませんでした。

★★★★★
すべてがFになる以来の衝撃でした。
封印再度も私的詩的もよかったですが, トリックの発想と天地のどんでん返し、これは読むべきです。
どれだかの解説で森博嗣作品の動機に関する記述がありましたが, 復讐や金銭的な動機は一切なく, ある意味では人の理解を超えた芸術的な動機が多いのです。
そこもまた面白い。(10/31)

封印再度★★★★☆
詩的私的ジャック★★★★☆
今はもうない★★☆☆☆
森博嗣作品読みました。
封印再度では壺へ鍵を入れる方法がほほう!と手を打った。
詩的私的ジャックでは複雑な構造に一本の筋を通すトリックが痛快でした。
今はもうない、ですがこれは楽しめませんでした。主人公のお嬢様のトリックも見え見えだったし、事件も奇抜なトリックというわけではなかったからですかね。(10/14)

★★★☆☆
これまた有名なミステリーの一つなのですが、トリックの単純さに不満足でした。
ああ、確かにそうなればそうなるな。という感じの...
(9/29)

★★★★☆
久しぶりにミステリーを読もうと思いこれを選びました。
結果としてやはりミステリーは爽快感が果てしない!
トリックにも言いたいことが無いわけではないですが楽しめたのでそれだけで満足です。
何となくうまいなと思ったのは、物語中盤で刑事たちが推理合戦というか、虱潰しにアイディアを出していて、それをきっと読者は役立たない刑事だな、と思いながら読むと思うのですが(私はそう読んでしまった)実際のトリックには彼らが散々目をつけていたものが利用されており、読んでいてそれに気づけない私は刑事と何ら変わらないではないかと思い知らされた。(9/29)

★★★★★
圧倒的名作である。
僕としてはこの作品の圧倒的描写力に感嘆した。
ロリータを描写するときは勿論のこと、周りの風景に対する比喩も抜群に楽しめた。それは滑稽で笑えるものあったり、息をのむ程艶めかしかったり、多様である。
ただ、初めに僕としてはと書いたように、読む人によっては姿をがらりと変えるような作品なのです。
その点において、これは文学の芸術作品だと感じました。(9/9)

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