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【地球ヤバイ】5回繰り返された大量絶滅と、人類が招く6度目の悲劇

地球上の生命は、進化と絶滅を繰り返し今日の生態系の多様性を獲得してきました。生命の進化を紐解く上で無視できない、生命史における5度の大量絶滅「ビッグファイブ」と、今まさに進行中の6度目の大量絶滅についてまとめます。

更新日: 2015年09月16日

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▽ 生命がたどってきた5度の大量絶滅

地球上の生物は、これまでに5度の大量絶滅を繰り返してきたと言われています。

多細胞生物が現れたエディアカラン以降、5度の大量絶滅(オルドビス紀末、デボン紀末、ペルム紀末(P-T境界)、三畳紀末、白亜期末(K-T境界))と、それよりは若干規模の小さい絶滅が数度あったとされる。

地球上に生命が誕生してこれまで、生物はその時々の環境変化に応じ進化を遂げてきました。
中には急激な環境変化に適応できず大量に生物種が死滅した時期があり、そうした一定の期間の生物種の絶滅を「大量絶滅」と定義しています。
現在人類が繁栄しているのも、これらの大量絶滅があり、生態系が一変したためです。

顕生代において起こった、特に規模の大きな5回の絶滅イベント、オルドビス紀末、デボン紀末、ペルム紀末(P-T境界)、三畳紀末、白亜期末(K-T境界)を、ビッグファイブということがあります。

地球上の生命がこれまでに経験してきた5度の大量絶滅を、「ビッグ・ファイブ」と呼んでいます。

大量絶滅の原因については、K-T境界のように隕石や彗星などの天体の衝突説が有力視されている事件や、P-T境界のように超大陸の形成と分裂に際する大規模な火山活動による環境変化が有力視されている事件などさまざまであり、その原因は一定しているわけではない。

このまとめでは、地球がこれまでにどのような要因でそれまでの生態系を大量絶滅という形でリセットし、そしてその後いかに生物の多様性を獲得してきたかをまとめていきます。

1. オルドビス紀末:生物種の85%が絶滅

約4億8830万年前〜約4億4370万年前。

オルドビス紀には無脊椎動物が繁栄していたが、紀末の大量絶滅によってサンゴが繁栄し、昆虫の出現するデボン紀へ。

オルドビス紀は、生物の多様化がカンブリア紀並に進んだ時代である。オウムガイに代表される軟体動物や三葉虫のような節足動物、筆石のような半索動物が栄えた。

2005年、NASAとカンザス大学の研究者により、近く(6000光年以内)で起こった超新星爆発によるガンマ線バーストを地球が受けたことが大量絶滅の引き金となった、という説が出されている。

比較的地球に近い恒星の爆発により、わずか10秒間ながらガンマ線が地球に大量に降り注ぎ、これによって地球大気のオゾン層の約半分がなくなり環境が激変したと考えられています。

ガンマ線バーストによるオルドビス紀の大量絶滅では、海に住む無脊椎動物の60%が滅び、生物は大部分は海にしか住めなくなったようだ(ただし、原始的な陸生動物はいたらしい)。

オルドビス紀末に起こった大量絶滅の原因はガンマ線バーストだったかもしれないが、ガンマ線バーストは、この大量絶滅を生き残った生物たちのその後の進化を促したってことにもなりはしないだろうか。

オゾン層が破壊されたことによって降り注がれた大量の紫外線が遺伝子に突然変異をもたらし、生き残った生物たちの急激な進化を促したと言われています。

2. デボン紀後期:生物種の82%が絶滅

約4億1600万年前〜約3億5920万年前。

“魚の時代”と言われるほど、魚類が爆発的に繁栄した時代だった。
紀末の大量絶滅によって、時代は爬虫類が出現し昆虫が繁栄するペルム紀へ。

ビッグファイブ第2回目の大量絶滅が起こったのは古生代デボン紀の後期です。寒冷化による氷河形成や海退、低酸素化に巨大隕石の衝突がデボン紀の生物たちに致命的なダメージを与えます。

デボン紀の大量絶滅は生物種の82%が姿を消す規模の大きいものでした。
デボン紀では板皮類や甲冑魚などの大型の魚類が繁栄していましたが、そのほとんどが絶滅してしまいました。

寒冷化、乾燥化や低酸素化などの大きな環境変化が8~10回にわたり立て続けに起こり、スウェーデンでは直径50kmのクレーターが出来るほどの隕石が衝突したようです。

スウェーデンにある直径50kmの「シヤン・クレーター」は、3億6700万年前に落下した巨大隕石の跡といわれており、これが大量絶滅を招く地球環境の激変の原因と言われています。

3. ペルム紀末:生物種の95%が絶滅

約2億9,900万年前〜約2億5,100万年前。

様々な植物、巨大な両生類や爬虫類が生息し、その中には恐竜や鳥類、現生爬虫類の祖先となる双弓類や、哺乳類の祖先となる単弓類(哺乳類型爬虫類)も存在していた。

ペルム紀の終わり(P-T境界)に、地球史上最大規模とも言われる大量絶滅が起こった。このとき絶滅した種の割合は、海洋生物のうちの96%。全ての生物種の90%から95%に達すると言われる。

P-T境界の大絶滅は、他の大量絶滅と比べても桁違いに大きな事件だったようです。

巨大なマントルの上昇流である「スーパープルーム」によって発生した大規模な火山活動が、大量絶滅の原因になったという説もある。超大陸であるパンゲア大陸の形成が、スーパープルームを引き起こしたとされる。

ペルム紀は、超大陸「パンゲア」が形成された時代でした。
火山活動は現代よりはるかに活発で、現在に「シベリア・トラップ」としてその痕跡を残す200万年以上続いたと考えられる大規模な火山活動で噴出した溶岩の量は、富士山が過去一万年間で噴出した溶岩の量の10万倍と言われるほど。

P-T境界において生物多様性の回復は非常に遅れ、400万年後においても種の数が回復せず、本格的に回復したのは約1000万年後である。

それまでの大量絶滅においては、絶滅した生物種に代って次世代の生物が繁栄して生物多様性が十数万年のうちに回復しました。
しかし、P-T境界においては生物多様性の回復は非常に遅れ、400万年後においても種の数が回復せず、本格的に回復したのは約1000万年後と言われています。
これはこの環境激変がその後の生物にとっても非常に厳しい環境であったことを物語っています。

また絶滅を生き延びた種は、それ以前の種よりも小型化している。

全長60cmもある巨大なウミサソリ「メガラシネ」や翼長70cmの巨大トンボ「メガネウラ」、全長2mの巨大ムカデ「アースロプレウラ」など、栄華を誇っていた巨大種は絶滅。
その後の時代、特に昆虫は小型化の道を選択していくことに。

4. 三畳紀末:生物種の76%が絶滅

約2億5100万年前〜約1億9960万年前。
三畳紀の名は、南ドイツで発見されたこの紀の地層において、赤色の砂岩、白色の石灰岩、茶色の砂岩と堆積条件の異なる3層が重畳していたことに由来する。

恐竜が繁栄し、最初の哺乳類も誕生していた。

三畳紀初頭の生きものたちは、生命が誕生して以来最も荒廃した状態-低酸素、高温、荒れ果てた大地、死に果てた海-に直面した

P-T境界において植物種も大量絶滅したことで、地球は暴走的に高温化。
それまで繁栄していた絶滅種のニッチ(生態的地位)を獲得すべく、生き残った生物種が激しい進化を遂げました。哺乳類の祖先であるキノドン類も、一時は生態系の頂点に立っていたと言われています。

ペルム紀の大量絶滅によって幕を開けた三畳紀ですが、終わりを迎えることになった原因もまた、ペルム紀と同じ火山活動と低酸素化だったそうです。

三畳紀の大量絶滅では地球上の生物のおよそ76%が姿を消してしまいました。
海ではアンモナイトや魚竜、陸では単弓類の多くが死に絶えました。

この大量絶滅を生き残った恐竜たちは空席になった生物的地位を求めてその後急激に進化することになります。
三畳紀の大量絶滅がなければジュラ紀の恐竜大繁栄はなかったのかもしれません。

そして地上の支配権は恐竜たちに引き渡されていきます──。

5. 白亜紀末:生物種の70%が絶滅

約1億4500万年前から6600万年前。

もっとも多くの恐竜が繁栄していた時代だが、隕石の衝突による環境変化により、やがて恐竜たちも絶滅の道へ。

超大陸パンゲアの分裂が一層進んだが、これによって地理的な隔離が起きたため、陸上の生物の多様性を更に高めることとなった。地上の動物は、恐竜やワニなどの爬虫類が支配的地位を占め、ジュラ紀に続いて全盛期であった。

三畳紀が終わり、ジュラ紀から白亜紀にかけては長期にわたり温暖で湿潤な気候が続き、海水温も現在より高い値で安定していたことがわかっています。

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