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【情報量大量】Banksyの「テーマパーク」、Dismalandはこういう文脈で、こんなものがある。

イングランド南西部ブリストル近くの海水浴場として有名な町の、15年前に閉鎖したまま使われていないレジャー施設。そこにあのバンクシーが、「この世で一番、行ってがっかりするようなテーマパーク」を開設。園内は60人近くのアーティストの作品が所狭しと並び、仏頂面の係員が客をdisってるそうです。

更新日: 2016年06月07日

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nofrillsさん

風刺と皮肉とおちょくりとユーモアと、人間が生きることというか人間らしさへの愛と敬意のグラフィティ・アーティスト。身元は不明でもブリストル出身ということはわかっている。

この10年ほどの間にどかーんと有名になり、描いた「作品」が高値で取引される(ビッグ・マネーを生む)ような存在となった彼は、今は「バンクシーというひとつの産業分野」になったことを楽しんで、表現するということを追及してるように見える。

この本は、今から見れば「初期」の作品集。

※この絵の男が投げようとしているのは、人を怪我させるものではありません。何も知らずに「悪趣味」とか「暴力的」とか言い出す人がいるといけないので念のため。

CCTV = 英国ではそこらじゅうにある「防犯カメラ」、「監視カメラ」。

2008年、ロンドンに出現したBanksyの作品。

This piece, however, is memorable for the way Banksy pulled off the stunt. The Royal Mail granted permission for the creation of an enormous piece on the wall within the Post Office yard on Newman Street, without knowing what the work would look like. Scaffolding was constructed, reaching multiple stories and standing for a large portion of the week.

Much to the surprise of the Royal Mail and surrounding residents, the scaffolding would be removed to unveil the message "One Nation Under CCTV."

この作品の登場経緯が非常に笑えるので読んでいただきたい。Prank artistと呼ばれていたころのBanksyだ。

An artwork by street artist Banksy in central London will be removed to send a message to graffiti artists in the city, a council has decided.

...

The council said the artist did not gain the necessary permission and, once it has established who owns the painted wall, the artwork will be removed by the owner.

Friday, 24 October 2008

もうほんとに必死。ははははは。

Incredibly, Westminster Council have installed a WiFi connected CCTV camera (silhouetted against the sky, to the left of the BT Tower) in this ostensible Crime Hotspot (not). Surely the Post Office is capable of paying for any extra security they deem necessary, so why did Westminster Council waste public money on this ?

This seems to be a clear example of using CCTV surveillance against legitimate political and artistic protest, rather than against real crime.

August 24, 2011

あははははは。あのままにしておけば、2012年の五輪のときなんかには観光客がひっきりなしに見に来る観光スポットになってて、バンクシーまんじゅうやバンクシーもなかがバカ売れしてただろうに、「犯罪」扱いしてしまって、市民からこの言われよう。

これは、One nation under CCTVよりさらに前の作品。ロンドンのサウスバンクだっけ?

この写真は2005年夏に撮影されている。

最初に彼の名前を有名にしたのは、上の What are you looking at? と、この写真にあるような「ネズミ」だったと思う。知っていないと気づかない、よく見ないと気づかない、そういう絵。

やはり初期の作品で、何度も繰り返し使われているモチーフ、「風船と少女」。

2014年、シリアの蜂起(後に内戦化)が始まって3年目に行なわれた、シリアの人々のためのキャンペーンのビデオとして、バンクシーは2000年代前半から描いてきた「風船と少女」をベースに、短い映像作品を作った。

こんなことをやってると全然先に行けないので、そろそろ切り上げよう。

Banksyのサイト:
http://banksy.co.uk/

Flickrのグループ(2005年~):
http://is.gd/MLNwJh

2015年のBanksyはガザ地区に行き……

"...but on the internet people only look at pictures of kittens" #banksy #Gaza #Gazze pic.twitter.com/xy5rwx6TDj

「ネットではみんな、ねこちゃんしか見ないから」と言って、2014年夏にイスラエル軍による猛攻撃を受けたガザ地区の住宅街に残る壁にねこちゃんの絵を描いて、鉄骨の残骸で作った「毛糸玉」を添えてきたり。

こうして出来上がった「観光客・投資誘致ビデオ」(のパロディ)。

「ぼくたちがご案内します」というガザのパルクール・チームのビデオ。英語ぺらぺらなのは教育がいいから(本当に質が高い)。

最後のほうの「砂地の向こうで上がる煙」の映像は、イスラエルの攻撃。2012年「11月14日、ぼくらはいつものように斜面でパルクールの練習をしていた。すると境界線の向こうからそれが飛んできて、ドーン!黒煙が上がった……」
http://nofrills.seesaa.net/article/303812158.html

Read: Gaza, Gulag on the Mediterranean nyti.ms/1KGVuKW pic.twitter.com/mTWWGKAnJv

ガザの英語の先生の一人。昨年の攻撃でお兄さんを殺された。

すばらしい写真。ねこちゃんのキャラクターのアップリケのついた服を着た子供とバンクシーのねこちゃん。子供はチェシャ猫じみた表情をしているように見える。

全壊した建物のドアにBanksyが描いた「絶望」の絵は、建物のオーナーからあるアーティストが買い取って、屋内に退避させた。(そして「不当に安く買い取られた」云々のもめごとに……)

If we wash our hands of the conflict between the powerful and the powerless, we side with the powerful - we don't remain neutral.

「力ある者と力なき者の間の紛争に、われわれには関係のないことだという態度を取れば、力ある者の側についていることになる。そんなことで中立にはならない」


(「卵の側に立つ」人、聞いてる?)

そんなBanksy、この夏~秋にかけては、イングランドでDismaland開催

dismal:
http://ejje.weblio.jp/content/dismal

amusementならぬ、bemusement:
http://ejje.weblio.jp/content/bemusement

何とは言いませんが、何かのパロディで、「陰々滅々たる混乱とカオスの国へようこそ」という企画。

会期は8月22日から9月27日までの5週間限定。

※いいなと思ったのは、8月20日がプレス公開日、21日が地元の人のための先行特別開園、22日から一般公開、というスケジュール。

Dismal Land – a festival of art, amusements and entry-level anarchism.

「アナキズム入門」といえば、ぼくは精神が好きだ。。。っつっても通じないか、イングランドでは。

#Digg Inside ‘Dismaland’: Banksy’s Sinister Disney-Trolling Theme Park Reportedly Opening This Weekend thebea.st/1gS5lpJ

この「夏のイベント」の件、オープン数日前になって初めて報じられた。しかも最初はデイリー・ビースト(米メディア)?

Banksy 'is secretly building Dismaland in Weston-super-Mare' huff.to/1E2JuGD pic.twitter.com/12Lm6OWkC0

デイリービーストで報道解禁になったっぽい。その後は次々と。

Banksy fans flock to Weston-super-Mare following Dismaland show rumours trib.al/Aej70gW pic.twitter.com/sOnCRZx4oN

見事な青い空に、テレタビーランド感あふれる物体。えっおう。

Welcome to Dismaland, Banksy's secret pop-up exhibition – video d.gu.com/Btdz08

※ビデオはURLクリックでご確認ください。

Oops, here's the pic I meant to include on that last Tweet. #Rain #Dismaland pic.twitter.com/URFYFbw9mo

8月上旬にはもうこういう告知がなされていたとも。

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