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なんでやねん! チェスのポーンにまつわる4つの不思議

国内に1200万人いると言われる将棋の競技人口に対し、チェスはわずか2万人程度と言われています。それでも世界に目を向ければ、約7億人という競技人口を誇る、世界最大のボードゲーム。そんなチェスのポーン(将棋の「歩」に該当する歩兵)は、奇妙なルールがいくつかある事をご存知でしょうか。

更新日: 2015年08月27日

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この記事は私がまとめました

将棋でいう「歩」、チェスの歩兵キャラ「ポーン」

チェスで各陣の最前線を受け持つ雑魚キャラ。
将棋でいう「歩」の立ち位置だが、その動きには奇怪な点も多い。
Pawnと綴る。誤ってPornと綴って検索しないように注意されたい。

ポーンは「兵隊」です。将棋でいう「歩」にあたります。
最も弱い駒ですが、大きな力を秘めています。

持ち駒として、敵味方8つずついるポーン。
最弱の兵士ですが、将棋しか知らない人からするとその動き方はちょっと奇怪に見えるかも…。

チェスのポーンは将棋の歩と似てるようで全く違う動きをします

将棋の歩とはまったく違う動きをするのが、チェスのポーンの特徴です。

チェスの駒の中で、ポーンだけは動かし方と敵の駒の取り方が違っている。将棋の歩とも性質が大きく異なるため、特に注意が必要とされている。

将棋を嗜む人がチェスを覚えるとき、このポーンだけはちょっと厄介。

ネット上でもポーンに苦労している人は多い…

「ポーンはチェスの命」・・・「将棋は歩から」と同じだな・・・って、動き、将棋の歩と全く違う!(^^;;

ハリポタ見たり何かカッコいい趣味を身に付けたいって思った時いっつもチェス覚えようかなって思うんだけど、まず駒の見分けが付かなくて挫折するしポーンの動きが意味分からなすぎてもう将棋でええやん…ってなる

そんなわけで、世界一有名なボードゲーム「チェス」の基本の駒、ポーンにまつわる4つの不思議を紹介します。

① 初期位置で発動する謎の秘めたる力

普通は1マスしか進めないが、初期位置にいるときだけ謎の力を発揮し2マス進むことができる。

ポーンは前方向へ1マス進むことができます。
最初の位置からの移動のみ、2マス進むこともできます。

ポーンは初期配置のときのみ、1マス前進か、2マス前進かを選ぶことができます。

15世紀末からのルールの変遷の際に、ゲーム終局までのスピードアップを図るために、ポーンが最初に2マス進めるというルールを加えた

要は序盤に1マスしか進めないのがじれったかった為、このルールを加えたのですね。

② 急に斜めに動く

正面に向かい合っている相手の駒は取れず、駒を取るときは斜めに移動する。

ポーンは単純な進み方と、駒を取っての進み方が違います。

前に障害物(味方や敵の駒)がないときは1マス前進できるポーンですが、目の前に敵がいる場合、将棋の歩のようにその駒を取りながら1マス前進するということができません。

ポーンは斜めにコマを取って進める代わりに本来の自分の進行方向(ひとつ前)にある敵のコマは取れない

ポーンが敵の駒を取りながら進めるのは、「斜め前に敵がいるとき」だけです。

チェスの起源の兵士は重武装で剣や槍の他に盾を装備している設定です
盾を構えられてるので正面のポーンの攻撃は効かないってやつです
そして斜めにいる奴は横っ腹が見えてるので…

向かい合っているときは盾に阻まれて攻撃できず、斜め前の敵は攻撃できると…。
決死の状況だから、普段できない秘められた動きが発揮できるということなのでしょうか。

「マンガでおぼえるチェス入門」(山海堂)によると、「ポーンは気の弱い駒なので、敵とにらみあったら、体がすくみあがって身動きひとつできなくなるんだ」と紹介されています

一方でこんな説明も…w

両方の斜め前に敵の駒がある場合は、どちらを取るか選ぶ事ができる。
ただし、同時に両方とも取る事はできない。
駒を両方とも取らずに、その間を通過させる事もできる。

斜め前に敵がいても、前のマスが空いていれば敵を取らずに1マス進めることもできます。

③ なにそれ超能力?「アンパッサン」

“en passant”は、フランス語で「通過の途中で」「通過しながら」を意味する。
相手のポーンが2マス進んで自分のポーンの横に来た直後、斜め前に進みながらその駒を取ることができる。

アンパッサンはポーン同士での特殊な取り方で、自分のポーンが最初の位置から3マス進んだ位置にいる時に、隣りの列のまだ動いていない相手のポーンが一気に2マス進んだ場合、1マスだけ進んだ時と同じようにそのポーンを取る事ができるというルールです。

「アンパッサン」という名前を覚えられない人は、適当にクロワッサンみたいな名前と覚えておけば大丈夫でしょう。

敵のポーンが2マス移動する「途中」で、まるでそのポーンが1マスしか動いていないかのように取るポーンの動き

「アンパサン」と表記される場合もあります。
また、日本チェス協会 (JCA) では「通過捕獲」という訳語をあてています。

仮に「アンパッサン」というルールが無かった場合1マスだけ進んだ黒ポーンは次の手番で白ポーンに取られる可能性があるのに対し、2マス進んだ黒ポーンは白ポーンに取られる事なく通過する事が出来てしまいます。

初期位置のときに「2マス進める」ルールが追加されたが故に、このルールも生まれたわけ。

④ 最奥地まで辿り着いた英雄ポーンのみ得られる最強の力

敵の激しい攻撃をかいくぐり、最奥地まで辿り着いたポーンは、その功績を称えられ直ちにキング以外の好きな階級に昇進できるのだ!

ポーンはいちばん奥まで進むことができれば、他の駒になることができます。
これをプロモーション(昇格)といいます。将棋の「成る」と似ています。

敵陣の最奥地までたどり着き、それ以上進めなくなったポーンは「クイーン」「ビショップ」「ナイト」「ルーク」のいずれかの能力を手にいれることができます!

ポーンのみプロモーションが可能

チェスでは後退することのできない駒はポーンのみ。
昇格(プロモーション)できるのも、ポーンのみです。

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