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あの大絶滅がなければ、きっと恐竜人間が生まれていた

あの日、地球の歴史を変えた直径10kmの巨大隕石の衝突。その一大イベントがなければ、今は恐竜から進化した恐竜人間 “ディノサウロイド” がこの地上を闊歩していたかも知れません。

更新日: 2015年08月27日

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白亜紀末、その隕石は恐竜の時代を終焉させた

白亜紀末、巨大隕石が地球に衝突し、地球の環境は一変した。

白亜期末、恐竜や空を飛ぶ翼竜など陸上の多くの生物だけでなく、海の大型爬虫類やアンモナイト、プランクトンの多くが死に絶えた。

K-T境界とは地質年代区分の用語。約6550万年前の中生代と新生代の境です。
K-T境界の前後では、その地層から発見される生物の種類におおきな変化が見られ、恐竜もK-T境界以降の地層からは発見されなくなってしまいます。

現在では絶滅の直接の原因は隕石(小惑星)の衝突によるものであるという説が広く知られており、2010年3月5日には12ヶ国の研究機関による研究チームが同説が絶滅の直接の原因であると結論づけた。

メキシコのユカタン半島付近に直径約10kmの巨大隕石が落下、これがその時代まで繁栄していた恐竜たちの大量絶滅の引き金となりました。

恐竜などが姿を消した白亜紀末(6500万年前)の生物大量絶滅は、巨大隕石の衝突により酸性雨が地球全体に降り、海が酸化したことで引き起こされた

隕石衝突の衝撃で高温になった岩板から多くの成分が蒸発。そのガスの大部分は硫酸で、酸性雨となってあらゆる場所に降り注ぎ、食物連鎖は崩れ多くの生物が死に絶えました。

10kmで?と思うかもしれませんが、有名なツングースカ大爆発の原因か?と言われている隕石でさえ直径100m程度。
直径10kmもの隕石は超ビッグクラスのサイズなのです。

マグニチュード12~14の地震が発生し、津波の高さは数千メートル。
地上の生物の60%が死滅、海洋生物は75%が死滅し、被害は地球全体に及んだとされています。

もし隕石による大量絶滅がなかったら?

“恐竜人間” が生まれていたかもしれない。

K-T境界と呼ばれるこの大絶滅を生き抜いた哺乳類はやがて進化し、恐竜に代わり地球を支配することになりますが、 この白亜紀の大量絶滅がなければ高度な文明を築いたのは我々人類ではなく、恐竜たちだったに違いありません。

もしも巨大隕石により恐竜たちが絶滅していなかったら…。
かれらは、そのまま高度に進化した生物になっていたかもしれません。

ディノサウロイド(Dinosauroid、ダイノサウロイド)は恐竜が絶滅せずに進化をし続けた場合、人間のような形態になるのではないかとする仮説の一種。

1982年にカナダの古生物学者デール・ラッセルによって提唱された思考実験です。

もちろん実際には存在しませんが、もし恐竜が絶滅せずに進化したらこんな形になっただろうというのを科学的に予想して作り上げたものですから、まったく根拠のないものでもありません。

オタワのカナダ国立自然博物館に収蔵されているディノサウロイドの想像模型。

中生代(約2億5千万年前~6千5百万年前まで)に生息していたトロオドンと呼ばれる小型の恐竜が現代まで生き残っていたならば、ディノサウロイドと仮称する人型の知的生物に進化を遂げていたかも知れない

トロオドンは脳の容積が大きく、「知性」を持っていたと言われています。

哺乳類ではあまり尻尾の役目は無いのに対して、恐竜では体のバランスを取る為の重要な役割があった。この様に重要な働きがあった器官が簡単になくなってしまうだろうか。たとえ、収斂進化の結果、人間と似た形態を取ったとしても、小さな尻尾がついている可能性のほうが高いと思われる。

このディノサウロイドについては、擬人化しすぎているとの批判も噴出しています。

ダレン・ナイシュは、たとえトロオドン科の恐竜が大きな脳により高度な知性を獲得したとしても、地面に対して水平な姿勢と長い尾といった普通の獣脚類と同様の形質を保持し続け、おそらく人間のように「手」ではなく、くちばしや両脚を使った鳥のような方法で器用にものを操るのではないかと主張した。

ダレン・ナイシュはイギリスの古生物学者で科学ライター。

並外れた知性を持った恐竜、トロオドン

Troodon
中生代白亜紀後期(約7400万–約6500万年前)、現在の北アメリカ大陸に生息していた恐竜。

トロオドンは体の大きさに比して大きな脳頭蓋を持ち、ある程度ものをつかんだり握ったりすることができるかなり器用な指と、立体視可能な眼をもっていたと推測される。

巨大恐竜たちに囲まれながら小さな体で熾烈な生存競争を生き抜いたのがトロオドンですが、彼らの生存競争の最大の武器は「知性」だったと言われています。

最も特筆すべきは脳の容量で、体の大きさに対しかなり大きな脳頭蓋であったことから知能も高かったと推測されています。

体重に対する脳の重さはトリケラトプスの約10倍、ティラノサウルスの3倍以上。トロオドンは、恐竜の中で飛びぬけて高い知能を持っていたと考えられています。

トロオドンの体重は、わずか50kg程度であったのに対し、脳重量は50gもあったと言う。この比率は、現在の類人猿と変わりが無い値である。

“中生代で一番頭が良かった動物”などと表現されることもある。

『トロオドンの様々な特徴はまるで霊長類のようです。
トロオドンはおとりを使って獲物をおびき寄せ、襲いかかることで確実に仕留めていたのかも知れません。
さらに、トロオドンが簡単な道具を使っていたとしても不思議ではないと思います。』

恐竜の頭部の化石から最新テクノロジーを駆使して「恐竜の知性」について調べているオハイオ大学のローレンス・ウィットマー教授の言葉。

ところがある日、直径10mほどの隕石が地球に衝突しあらゆる恐竜が絶滅してしまいました。恐竜たちの間で芽生えはじめていた知性もこの事件によって完全に消滅してしまいました。

恐竜は絶滅した。しかし、その子孫は生きている…

現在、恐竜のDNAは鳥類に受け継がれていると考えられている。

かつて恐竜と呼ばれ、太古の大地を支配した大型生物の一部は、実は形態を変えて未だに地球に生存している。ただし現在の彼らは空をも支配する。そう、鳥類だ──。

恐竜は、鳥類となり現代にそのDNAを繋いでいるといわれています。

現在、恐竜の子孫は10,000種という鳥類へと姿を変えて存在している。

隕石衝突による地球環境の激変により、地上を去らざるを得なくなった恐竜は、生きる場所を空に求めていきました。

新たな研究で、恐竜の多くが絶滅した6600万年前から鳥のDNAの変化が加速したことが明らかになった。神経生物学者エリック・ジャービス氏は、「このとき生き残った恐竜が無数の種へと枝分かれし、現在地球上にいる鳥の約95%を形成した」と語る。

現在の鳥類の多くが、恐竜の子孫と考えられています。

現在では、すくなくとも一部の恐竜が羽毛を生やしていたこと(あるいは羽毛の原型となる体毛をもっていたこと)は化石記録から確実視されている。

化石には残りにくい羽毛の痕跡が多くの恐竜種で見つかっており、恐竜の多くは羽毛に覆われていたと考えられるようになってきています。

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