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知らなかった..!日本発の「母子手帳」が世界30カ国以上で使われている

アジア・アフリカの途上国を中心にけっこう普及してきているみたいですね。

更新日: 2015年09月04日

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ミリアム・ウェレさん(ケニア人の女性医師)は
「母子手帳はミラクルだ」とおっしゃいます。

ケニアはエイズ患者が多いため、母親がHIVに感染していることも珍しくありません。
母子感染を防ぐためには、母と子の健康データを一緒に把握できる母子手帳がとても有効だったのです。

母子手帳を導入することによって、HIV陽性の母親の検診、出産時の記録、子どもの成長や予防接種の記録といった、さまざまな施設での医療や検診結果が、1冊の母子手帳に記録できます。

▽紛争が続き、情勢が安定しない中東・パレスチナでは..

そもそもの健康管理への意識が低かった(定期検診の重要性などが理解されていなかった)パレスチナ。

妊娠出産のリスクや子どもの健康管理に対する人々の意識が低いこともあり、産後検診・乳幼児健診の利用率は低迷していた。

「以前4回流産したけれど、手帳を読んで産前検診の大切さを知って、母子保健センターに行くようになりました。無事にこの子が生まれてとても幸せです」

▽モンゴルでは、母子手帳の有用性を科学的にはじめて実証する研究が発表されています

日本の母子手帳をモンゴルで導入したところ、妊婦検診の受診率が向上するなどの効果が得られた

国立成育医療研究センター森臨太郎政策科学研究部長らのグループが発表しました。

母子手帳の健康への寄与が科学的に証明されたのは初めてという。
論文は米科学誌プロスワンに掲載された。

モンゴルで妊婦は計6回の健診を受けるよう求められるが、すべて受診した妊婦の割合は、手帳が配布された村で82%に達し、配布なしの村(71%)を上回った。

やはり手帳を使って記録をすることで、母親の健康管理意識が高まるようですね。

手帳が配布された村ではこのほか、妊娠合併症の発見率が高まり、家族の喫煙率が減少する効果も見られた。

■日本でも形を変えながら残っている母子手帳

60年以上の歴史を有するわが国の母子健康手帳ですが、その間には、非常に大きな社会・経済・医療・保健状況の変化があり、手帳の内容もその時々の状況に応じて改正されてきました。

近年では2012年に大幅な改正がありました。

東日本大震災以降、国内では母子手帳の電子化への注目も高まっている。
岩手県では、記録を電子化して自治体と医療機関が情報共有する仕組みがあったため、津波などで母子手帳を紛失した妊婦に再発行ができた。

紙の手帳がすぐに不要になることはないでしょうが、今後ますます電子化が進むのは間違いないですね。

母子手帳を教育で活用する試みも進んでいる。

「自分の母子手帳を読む」授業って、今はけっこう行われてるんでしょうか?

リポートでは
「母親への感謝の気持ちでいっぱいになった」
「分娩に20時間もかかって痛かったけれど、早く自分の子どもに会いたいという思いの方が強かったと聞き、私もいつか赤ちゃんを産むのが楽しみになった」
などの感想が寄せられた。

人が一生で最初に手に入れる絆。それがお母さんとの関係です。

母子手帳は、母子の健康を守るとともに、
『絆』を育むものとしての大きな役割を果たしてきました。

母子の健康を守るだけでなく、親子のこころのつながりをも記録する「母子手帳」。
あらためて一度、自分が子どものときの母子手帳を読んでみるのもいいかもしれませんね。

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