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【無病法】 ルイジ・コルナロ「極少食の威力」 Luigi Cornaro

ルネッサンスの爛熟期にあった十六世紀半ばのヴェネチア共和国のルイジ・コルナロというある貴族の講話集「【無病法】 ルイジ・コルナロ「極少食の威力」」をまとめました。一日三食は身体に良いのでしょうか?これを機に小食を心掛けてはいかがでしょう?

更新日: 2018年07月31日

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この記事は私がまとめました

lyle68さん

小食になったきっかけ

ヴェネチア共和国の貴族、ルイジ・コルナロ

コルナロが三十代半ばにルネッサンス貴族にありがちなあらゆる成人病を体験し死の淵をさまよったという。その時に医師から勧められたのが、極小食。以来彼は「自分の医師は自分自身」という考えのもと、自分の体に合った極小食を死ぬまで続けたという。卵の黄身一つに全粒粉のパン、野菜スープ、ワインを一日少量。ただ、この食事を全ての人に勧めている訳ではない。胃弱な彼に合った食事を自ら選んだという。ワインも人々が好むような熟成されたワインではなく、新しいワインのみを選んだという。

世界の三大長寿郷として知られるパキスタン北部のフンザや旧ソ連のコーカサス地方のアゼルバイジャン、そして南米エクアドルの長寿者たちの食事もほぼコルナロの食事法と一緒だったという。朝食は全粒小麦のパンに野菜にラッシー、そして昼は果物とお茶、夜はほぼ朝食と同じ内容。実質的に一日二食。肉食はほとんどなく、時に塩を用いる程度。朝食前の野良仕事から始まって、長い坂を往復しながら、食事の時以外は終日畑で働き汗を流すという生活。

“長寿の里”として知られるフンザのヘルシーフードの数々。自然から取れる小麦、果実、乳製品がたっぷりの食事。特にアプリコットが多いです。果実だけでなくオイルもたくさん使う

実験データでは

イギリスの食事。パン、豆、目玉焼き、砂糖、缶詰の肉、ハム、ソーセージなど。身体へどんな影響を及ぼすだろうか?

あるイギリス人栄養学者が、1920年にフンザの食事(全粒穀物と生野菜、生牛乳-殺菌牛乳でない)、インドの食事(米、豆、野菜、肉などをスパイスを使って調理した物)、イギリスの食事(白パン、バター、ミルク、砂糖、缶詰の肉、ハム、ソーセージなど)をラットに与えて研究した所、インド食を食べたラットのグループは、多くの場合、眼疾、潰瘍、腫瘍、不良歯、脊柱後湾、脱毛、貧血、皮膚病、心臓病、胃腸障害などが見られ、イギリス食では、インド食と同じような異常のほか、神経系までおかされて凶暴化し、互いにかみ殺し合うという地獄絵のような光景が見られたという。フンザ食では全てのラットが例外なく健康だったという。

102歳で天寿を全うした

102歳の天寿を全うしたルイジ・コルナロは最晩年まで目も耳も歯も完全で、足腰も若い時の力強さと変わらず、声の張りに至っては、むしろ年齢とともに高まったという。気分も常に快活、見る夢までがどれも快いものばかりだったという。

・重い生活習慣病を最小限の食事で直したコロナロ

・食生活は健康だけでなく人生に影響を与える

・節食は活力を生む

・フンザ食で健康だったネズミと、イギリス食で狂ったネズミ

・老年期における「動き」の重要性 長く座る生活を続けると健康を害する

「小食」を実践した者は理解できる

一日一食でも生きていける。本当かどうかはあなたの身体で試してみるといい

「食は運命」という古人の言葉があるが、上記のことは恐らく人間の場合にも当てはまる。コルナロは食を節することにより、病気や苦痛を伴うことなく、平和の内に静かに静かに息を引き取ることができると言う。80歳を過ぎても、90歳を過ぎても、頭脳も明晰で、判断が曇ることなく、記憶力も衰えず、食欲もあり、完全に熟睡し、いつも気分がすぐれているという晩年を過ごしたコルナロから学べるところは多いのではないか?

戦後、肉やミルクが持ち込まれた結果、多くの日本人がガンや心臓病などの循環器系の病気なった。日本古来の玄米ご飯に味噌汁、漬物に野菜。穀物菜食の日本人の身体にはやはり伝統料理が合う

この著書内編訳者中倉玄喜が、我々日本人にとって理想的な食事として紹介されているのが以下の通り。

・未精白穀物(玄米・麦・トウモロコシ・蕎麦・全粒パンなど)約50%
・野菜・海藻・果物・木の実・発酵食品(納豆、味噌、漬け物など)約40%
・魚介類(小魚、エビ、貝類などの全退職)約10%

普段の食生活ではできるだけ避けるべきもの
・肉類(獣肉・鶏肉・ハム・ソーセージ・ベーコンなど)
・砂糖・卵・牛乳・油・ヨーグルト・チーズ・クリーム・バター・マーガリン・精製塩・化学調味料、これらを材料とした菓子類その他、油脂や添加物や塩分の多い食品、アルコール類、甘味料入りの飲料水など。

出来るだけ加工品を選ばす、自然に生育し、自然に調理された旬のものを、極少量いただくことで、心が穏やかになり、幸せな晩年を全うできる、とコルナロは説きます。
マクロビオティックや健康食を志す方々の中に、こんなに体に良いものを食べているのだから、幾ら食べても平気!という方を時折みかけます。大食は内臓の疲弊を招き、死期を早めてしまいます。そのことに早く気づき、自然の摂理に沿った食生活を一人でも多くの方が始めてくださることを心から願っています。

これからのことを考えると今のうちから小食にしておいた方がいいかもしれません。
酵素玄米と豆乳ヨーグルトしか食べないと言う人もいます。

断定はできませんが、多くの学者は飢えや寒さ、危機などの状態に置かれないと生命力遺伝子が強く働かないと言います。現在の日本は飽食状態で、体を老化させ、出生率を下げ、免疫が自分を攻撃する方に働いていると言います。

我々は食べ過ぎているために、いろんな副作用をもたらしていることを学ぶ必要があるかもしれません。

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