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雨と3万人が作り上げた奇跡のライブ…ゆず「二人参客 黄色の日」

ゆずは、日本のフォークデュオ。神奈川県横浜市磯子区岡村出身の男性2人で結成された。セーニャ・アンド・カンパニーに所属。公式ファンクラブ名は「ゆずの輪」。2015年8月15日・16日に開催された弾き語りライブ「二人参客」の二日目、「黄色の日」はゲリラ豪雨に見舞われながらも、伝説のライブとなった。

更新日: 2015年09月06日

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Haaaaaamazooさん

平成のさわやかフォークデュオ、ゆずが「二人参客」と称した弾き語りライブを開催した。

人気デュオ・ゆずが、8月15日、16日に地元・横浜スタジアムで『ゆず弾き語りライブ2015 二人参客』を開催した。同所での単独有料ライブは2000年夏に行われた『夏の野球場ツアー2000 満員音(楽)礼~熱闘!Bomb踊り~』以来、15年ぶりのことで、1日目を「緑の日」、2日目を「黄色の日」と命名。一部を除く演奏曲すべてを2人の弾き語りスタイルで敢行し、2日間で6万人を動員した。

ライブ本編では代表曲「夏色」「栄光の架橋」「雨のち晴レルヤ」を始め、路上時代に演奏されていた未発表曲「公園」「流れ者」、最新シングル「終わらない歌」を総勢114名の関東学院マーチングバンドとともにライブ初披露。また、クリエイター集団「渋家(シブハウス)」とのコラボレーションで、ゆずのライブ定番曲をオリジナルアレンジし会場を沸かせた「柚渋メドレー」など、新旧のヒット曲を披露した。

<8月15日 セットリスト>
M-0 マーチングバンド ファンファーレ〜夏色
M-1 栄光の架橋
M-2 贈る詩
M-3 なにもない
M-4 〜風まかせ〜
M-5 公園(未発表曲)
M-6 月曜日の週末
M-7 サヨナラバス
M-8 嗚呼、青春の日々
M-9 雨のち晴レルヤ
M-10 柚渋メドレー
岡村ムラムラブギウギ / する〜 / イロトリドリ / LOVE & PEACH / いちご / 向日葵ガ咲ク時 / ワンダフルワールド
M-11 シシカバブー
M-12 虹
M-13 夏色
M-14 二人三脚
——本編終了
En-0 マーチングバンド ファンファーレ〜夏色
En-1 終わらない歌
En-2 少年
En-3 Hey和

<8月16日 セットリスト>
M-0 マーチングバンド ファンファーレ〜夏色
M-1 センチメンタル
M-2 ところで
M-3 心の音
M-4 ねこじゃらし
M-5 流れ者(未発表曲)
M-6 もうすぐ30才
M-7 連呼
M-8 ジャニス
M-9 友達の唄
M-10 柚渋メドレー
岡村ムラムラブギウギ / する〜 / イロトリドリ / LOVE & PEACH / いちご / 向日葵ガ咲ク時 / ワンダフルワールド
M-11 シシカバブー
M-12 虹
M-13 夏色
M-14 二人三脚
——本編終了
En-0 マーチングバンド ファンファーレ〜夏色
En-1 終わらない歌
En-2 少年
En-3 栄光の架橋

「晴れ男」を自称する二人の野外ライブ一日目は見事な晴天。しかし二日目…

ライブ中お父さんからLINEきててこの画像が…(・ω・`) この中にいたのかー… みんなお疲れ様(>_<) pic.twitter.com/HhNV7lPXyq

雨雲レーダーからわかるように、二日目のライブでは突然の豪雨に襲われた。

巨大な樹木や色鮮やかな草木、水辺のシダやコケ、小さな魚などが共存する生命力あふれるステージでのコンサートは、「センチメンタル」で幕を開けた。ところが、いつしかレフトスタンド側一面に黒い雨雲が垂れ込め、2曲目「ところで」を歌い始めたところで、<雨雲が抜けるのを待ってる 雨降る晩は悲しくても…>の歌詞に合わせたかのようについに小雨がぱらつき始めた。北川は最初にうちこそ「雨!? ウソ! さっきまで晴れてたじゃん!」「けっこう、こういうの燃えちゃうよね」とおどけていたが、次第に大粒になり、みるみるうちにスクリーンが見えなくなるほどに。

続く三曲目、路上時代からの曲である「心の音」を披露。
岩沢屈指のバラード曲であるが、こちらの曲にも雨に関する歌詞が登場。
「今にもひと雨きそうな真っ黒い雲が…」と歌うと、バラードのはずなのになぜか笑いが起こる珍事も。
優しく包み込むような北川の声と、どこまでもつきぬけてゆきそうな透明感のある岩沢の声、二人の声に雨音が重なり、二度とは聞けない心の音を構築してゆく。

五曲目では未発表曲「流れ者」を披露。
MCでは岩沢が「この曲知らない人も、知ってる風に手拍子してくれると嬉しいです」と観客を煽る。音源化されていない曲の披露に、往年のゆずっこは歓喜に沸く。

「歌っていて思い出したけど、ファンがまだいないとき、雨が降るとせっかくのお客様が帰ってしまうなぁと思いながら歌ってたけど、きょうは帰さないからな」と茶目っ気たっぷりに宣言し、拍手喝さいを浴びた。

「変なお題リクエスト」としてライブ前から4曲リクエストを募っていた今回のライブ。

一日目は「止まらないしゃっくりを止めたいときに聞きたい一曲」と「急いで階段を降りたが、あと一歩のところで電車のドアが閉まってしまい、ひとりホームに取り残されたときに聞きたい一曲」というお題でリクエストの集まった、「月曜日の週末」と「サヨナラバス」を披露。
サヨナラバス前のMCでは北川が「…電車だっつってんだろ!!」と言う場面も。

二日目は「コンビニで店員さんに「温めますか?」と聞かれ、レンジでお弁当があたたまるのを待ってるときに聞きたい一曲」と、「街中で久しぶりと声をかけられたが、誰だか全く思い出せないときに聞きたい一曲」というお題でリクエストの集まった、「もうすぐ30才」と「連呼」を披露。
もうすぐ30才では岩沢がギターをバンジョーに持ち替え、「これ(バンジョー)重いんでさっさと終わらせてくれませんか」とクレーム。最後は「もうすぐ40才!」と歌詞を変えて歌い、ファンの笑いを誘った。

八曲目では再びレア曲「ジャニス」を披露。
北川は「15年前にハマスタでライブやったときに来てくれた人にとってはたまんねえんじゃねえかな…DVD観てくれた人にとってもたまんねえんじゃねえかと思う」と自らファンの期待を高め、それに応えるように二人は柔らかなハーモニーを紡ぎ出していく。

ちなみに、雨は一向にあがらない。

ジャニスを歌い終えたところで、雨の強さはピークに達した。

雨脚は弱まることなく強まる一方となり、北川は「みんな、ちょっとタイム! 大丈夫か? どうする? どうしようか? やめるっていうのもあるけど」と提案。観客の「エ~!」「イヤー!」と悲鳴まじりの絶叫に「やめるわけないよな。よし、ついてこれるか? 大丈夫か? 歌って元気になろう!」と呼びかけると、「友達の唄」を歌い、雨に打たれ続けるファンを鼓舞した。

かれこれ40分は雨に打たれ続けたせいか、ゆずっこのテンションは「謎」なものに。
友達の唄をゆず・ゆずっこ全員ハイテンションのまま大合唱。
アーティストとそのファンという関係ではなく、まさに「友達」として繋がれた瞬間であった。

「友達の唄」の"今日は昨日の悲しみも明日への不安も全て忘れて朝まで笑っていようよ"って歌詞のあたりでは、観客全員が歌と大雨の効果でハイテンションになって合唱

岩沢が「(雨)すっげーな」と絶び、北川が「いけるかまだ? よっしゃ行くぞ、次の曲にいきたいと思います」と言ったところで一斉に照明が落ちた。「停電?」と客席がざわめくなか、しばらくして映像がスタート。演出であることがわかりファンが安心したところで、若手クリエイター集団・渋家(シブハウス)とコラボレーションした「柚渋メドレー」に突入した。

会場が暗転している間、渋家のダンサーたちが扮する宇宙人と接触する二人の映像が流され会場を笑いの渦に包む。
ギターを「死んだ木」と呼ぶ謎の宇宙人達がゆずの二人の精神を乗っ取るという設定だ。
会場に再び明かりがつくと、登場したのは宇宙人たちとサングラスをかけた北川と岩沢。
「岡村ムラムラブギウギ」「する~」「イロトリドリ」「LOVE&PEACH」「いちご」「向日葵ガ咲ク時」を、ビートを感じさせる現代風にアレンジして披露。

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