呪いって本当にあると思うだろうか。

俺は心霊現象とかの類は、まったく気に留める人間じゃない。だから、呪いなんか端から信じていない。呪いが存在するなら、俺自身この世にはもう居ないはずだから。

自分自身で書くのも嫌になるが、今までもの凄い数の人たちを傷つけてきた。さすがに人を殺すような事はしてこなかったが、何人もの女の人生を台無しにしてきた。

ヘルス嬢になった奴。ソープ嬢になった奴。そしてAV嬢。こんな俺だから、もし呪いが存在するなら、俺は生きていないはず。

そんなくだらない俺にでも、心から信頼出来る友達がいた。今から書く話はそいつの話。



今から1年半程前に、俺は友達に呼び出された。その時はお互い仕事が忙しく、会うのは約3ヶ月ぶり位だったと思う。呼び出された場所に向かうと、俺よりも早く友達のAがいた。

「おー早いじゃん」

俺はそう言ってAに話しかけた。

笑いながらAは

「たまには早くくるさ」

そう言い終わると、Aの顔から笑みが消えて行った。

いつもなら飲みに行って話をするのだが、何となくその日はそんな雰囲気ではなかった。笑みが消えた後のAの顔が、それを物語っていた。

「どうしても聞いて欲しいことがあるから、家に来てくれないか」

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