「じゃあ偶然にも俺たち家族は、こんなにも短期間の間に全員が死ぬのか!」

Aの目は怒りに満ちていたと思う。

話す内に冷静になったAは、

「お前に頼みがあるんだ」

「俺は出来ることは何でもしてやるから」

そう言った。今になれば、その言葉は言うべきではなかったと後悔している。

Aの頼みとは、彼女の事だった。Aは学生の頃から、Bという女と付き合っていた。Aの彼女だから、俺もよく知っている間柄だった。

本当に良い子なんだ。Aにはお似合いの彼女だった。

「Bの事なんだけどさ。お前、あいつを口説いてくれね」

それを聞かされた瞬間、俺は呆気に取られた。Aが言うには、病気のことを彼女に話した所、

「今すぐに結婚するんだ」

って言われたらしい。

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