その言葉に、俺は次の言葉を見失った。それでも何とか平静を装いながら、

「いきなりそれかよ」

そう言ってBの顔を見た。

Bの目は真っ赤だった。Bにしてみれば、俺が何の話をしに来たのか、大体は想像ついていたんだろう。Aの代弁を頼まれて来たのだろう事を。しばらく二人は黙っていた。

「別れることはもう出来ないよ」

いきなりBが切り出した。

「そりゃそれだけ長く付き合ってたんだから、仕方ないさ」

俺はそう返した。

「そんなんじゃないよ」

Bは続けた。

「子供が出来たんだ。あの人の分身が、この中にいるの」

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