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小さな綻び ~FXで地獄に向かう車窓から~

今でこそFXトレーダーとして生業を営むことが出来ていますが、ひとつきっかけを迎えるまではひどい有り様。総額1000万円近くの借金をFXで負った私は、どのような顛末でFXの地獄を見たのでしょうか。ぜひ皆様は反面教師として、まとめている私も肝に銘じて、車窓からの風景を回想していきます。

更新日: 2015年09月26日

yamayamax1さん

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まさか、この先に深い谷があろうとは、
考えてもみませんでした。

損切りをしなくなる

あれだけ損切りは重要だとわかっているのに、損失が重なってくると悪魔のささやきが・・・。
(大丈夫、戻るよ)
それで大抵は戻っちゃうから為替相場はタチが悪い。

味を占めちゃうと、もう切れません。

なぜか、腹を据えられるようになり、大丈夫。
根拠もなく「大丈夫!」だと思える。

最初の症状はいつもそう。まず損を切ることが出来なくなります。
PIPSや金額の大小は関係ない。
1PIPSも100PIPSも、1000円も100万円も関係ありません。
エントリーをした根拠が崩れても、ここってところで切れない。

今、目の前の、お金の損を切るのではないんですよね。
一度破ったマイルールは薄氷を履むが如し。
マイルールを破って今後、発生するであろう損を切る。油断、おごりを切るんだと。
そして、マイルールを強固にするための投資である。
気づけた時は、だいぶ勉強代を払ったころです。

うわぁ~。証拠金が1000%・・・900%、800%、100%、
海外口座なら50%、33%、30%でバチーン!
最後まで切れない。

MT4を使っていて、口座が空になった方ならわかるでしょうが、
証拠金が50%を切ると下の資金などが表示されるターミナルが赤くなるんですよね。
あれは何度味わってもいや。
ギリでなんとか証拠金のパーセンテージが上がっても、100~200%からズドン。

エントリーが雑になる

すぐに負けを取り戻したくなり、
エントリーポイントまで待てない。
利確はここまで、損失はここまでと決めなくなる。
リスクリワードレシオが1以下の
エントリーが目立つようになる。

果てはそんなことも考えなくなる

リスクはわかっていても指標前に無性にエントリーしたくなる。
せめてもと丁寧にストップロスをいれると、
大抵、指標発表時の上下でポジションが無くなる。

夏は21時半、冬は22時半。指標30分前が危ない。
もしくはロンドンが開いたときぐらいに不意に持った、
旗色悪いポジがそのままだったり・・・。

入金したら即エントリー。

給料かボーナスが入ったら即入金、これもよくやっていました。

ポジションを持たないで、価格が上下すると、
もったいなく感じる。

根拠もないのにスッと、ポンド系をエントリーしてしまう。

とにかく自分を信じられない。
もうこれだけ逆にいっちゃうんだから、だったらそもそも自分の考えとは逆にエントリーしたほうがいいんじゃないのか?
と思うまでになりました。
負けたら、ほら思った通り。勝ったらお金は増えるが自信を無くす。
究極の負の構造です。

手法と呼べる手法を信じなくなる

レジサポなんてラインを引く意味なんてないんじゃないか。
どうせ止まるか抜けるかわかんねぇーんだから。
やさぐれが止まらない。

だから、プライスのアクションに応じて、抜けた場合の戦略、反転した場合の戦略が必要になってくるんですね!

インディケーターが張り付くことを想定せずに、
安易な反転シナリオだけが頭に浮かぶ。

もちろんシンプルな手法は良いのですが、シナリオと逆にいった場合は、
その後の「フォローのうまさいかん」だということは否めません。

この手法が良いと思ったらそれだけを使ってしまう、それだけに頼ってしまう。
引き出しがなかったんです。

そもそも幾通りの人間の思惑が詰め込まれたチャートで、一つの手法だけで勝てるわけがない。
状況は似ても、同じ相場は存在しない。

プライスアクションに対してアンテナを立て、相場に対してなるべくマッチングする確率が高い手法やシナリオを描き、
戦略を当てはめていく作業。

全ては確率論。期待値を求めていきます。
その時にひとつだけしか選択肢がないのは、限りなく不利です。

さらに負けが混んでくると、引き出しを手に入れるための探求心も薄れます。

相場はレンジ7割、トレンド3割。

最初は大抵、逆張りで勝率が上がって自信がつくが
トレンド相場でコツコツドカン。
これで大抵は自信を無くし、でも勝率はいいだ!と慰める。
そのうちトレンドフォローが大事だと気づき、実行。

トレンド3割の相場では、普通にやってれば7割負けます、
唯一の拠り所、勝率の自信さえも無くす。

それが、レンジ7割、トレンド3割の相場。
抜群の割合です。

利益が出ているポジションを長く持てない

もう価格が戻るんじゃないかとそわそわしてくる。
同じPIPSをマイナスので持っている時は変に落ち着いているのに、
プラスで持つともう利確しようかな・・・と気が気でない。

一旦、押しや戻りで価格は戻してくるので、慌てて利確。
そこからトレンド方向へ再度価格が向かっていけば、とにかく逆張りをしたくなる。

資金管理が雑になる

レバレッジの計算をしなくなる。

正確には、うっとうしくなる。

元々PIPSで計算していたものが、
だんだんPIPSじゃなくて、お金で勘定するようになります。
例)20PIPS、30PIPS→3万、4万、5万。

※始めから、お金で勘定している人は無関係

LOTを下げて、獲得PIPSを上げる、リスクを低減より、
LOTを上げて、獲得PIPSを下げる、リターンの増大を、
最高に重視するようになる。
リターンが下がるのに、リスクヘッジをする意味がわからなくなりました。

ポジションやPIPS、損益などを記録してましたが、
もうどうでもよくなるんです。
そうでなくても損してるのに、
なぜ、ましてや見せつけられなきゃならないのか。

身勝手な考え方は身を滅ぼします。失敗した時こそ検証が必要。
そして検証し、仮説→実行→さらに検証→経験値化が出来たなら、
その失敗は、ただ道半ばの勉強する機会だったんだと受け止められるようになります。

資金もギリギリの時に、レバレッジをがっつり上げて、取引。
最初の数分は生きた心地がせず、その後はトイレに頻繁にいきたくなります。
チャートを見たくなかったのかもしれません。

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日本のFXトレーダー。
「MONEY DREAM JAPAN」の運営者。
お気楽ブログ「ヤマヤマックスアワー!もっと笑っちゃお☆リターンズ!」
著書「FXで人生逆転シリーズ」など。