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Apple watchって本当に役立つ?その使い方

「Apple watch」は一年目にしてスマートウォッチ市場を制圧してしまった。にも関わらず、期待値が大きすぎたこと、さらには母体となるiPhoneユーザーの数などとの比較で、「不振」などというレッテルを貼られている。実際に使っているユーザーは「満足感」が高いと言われているが、それはなぜだろう

更新日: 2017年02月11日

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「Apple Watch」に飽きてしまった人もいるだろうが、最大の理由は単体でできることが少ないからだ。それでも買った人にとっては、「良かった」と思えるシーンが少なくないはず。通知はもちろん便利だが、タイマーや世界時計などがSiriに話しかけるだけで実行できるのは秀逸だ。また、運動量が記録されているため、自然と気になってしまう。これも自分を変えるための第一歩だろう。設定さえきちっとできていれば、必要な事柄を見極め、対処できるようになってくる

▼watch OS2へのアップデートで、少しは使いやすくなった?

出典hbol.jp

「watchOS 2」。おもな追加機能は下記の項目:
・ネイティブアプリ対応
・コンプリケーションのカスタマイズ
・タイムトラベル機能
・FaceTimeオーディオ通話
・Eメールの返信
・ナイトスタンドモード
・アクティベーションロック
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文字盤ばかりが取り上げられているが、実は「タイムトラベル」こそ、ユーザーには有用かもしれない。文字盤にカレンダーを表示している場合、デジタルクラウンを回すだけで、数時間後の予定をサクッと確認できる

▼時計らしく、まずは見た目とファッション性から、さらなる「テコ入れ」が始まった

スマートウォッチ市場に最も大きなインパクトを与えるのが、価格の最も安いApple Watch Sportに新色が登場したことだろう。価格もこれまでと同じ、38mmモデルで4万2800円、42mmモデルで4万8800円。新色として追加されたローズゴールドは、ゴールドにピンク・紫の雰囲気が加えられたかわいらしいモデルだ。これでiPhone 6sシリーズと色を合わせて持つことができるようになった。これによってクリスマスシーズンを戦える陣容になったのかもしれない

Apple Watchの新色が発売された。iPhone 6sやiPhone 6s Plusのゴールドやローズゴールドとまったく同じ色合いを登場させたのである。ラインアップの中で最も価格の安い製品だが、特に女性ユーザーから要望が多かったモデルをここのラインに追加した。見事に、可愛らしさと大人っぽさを両立させている。どうせiPhoneと組み合わせて使うためのデバイスなら、トータルコーディネートが必要という発想なのかもしれない

▼メッセージ系のアプリは、一番使いやすいかもしれない

Apple Watchを使って最も恩恵が大きかったのは、メッセージやメールが届いた時に、腕元の音と振動で伝えてくれる「通知機能」だ。いまやメールの確認は、パソコンで作業中でも、Watchをつけた左腕の向きをちょっと顔の方に返して確認するだけになった。ついでに言えば、電話も同様。短い通話であればwatchでも受けられるし、緊急度が低ければ、空いているほうの手でApple Watchを覆ってしまえば着信音は鳴り止む

電話はついついiPhoneを使ってしまうのだが、メッセージはwatchが便利だ。返信方法も絵文字や定型文ですぐに返せる。定型文は自分でも作れるので、iPhoneから追加しておけばいいだろう。リンク先にはその他いくつかの用途が紹介されている。iPhoneがなくても音楽を持ち出せる「ミュージック」を除けば、ほぼ単独で使える機能はない。ここに、Apple watchの開発コンセプトが明確に出ている

未読のLINEの新着メッセージは、Apple Watchの通知センターから一覧表示することが可能。LINEユーザーは概して、メッセージの言葉が短く、スタンプなどで言いたいことを代用している。Apple純正のデジタルタッチは、かなり新しいコミュニケーションツールだが、watchの今の普及度ではなかなか使えないがゆえに、LINEが早々にこの領域を制してしまえば主流になる可能性がある

▼とりあえず意見の分かれる、「iPhoneとの連携・協業」という仕組みが吉と出るか、凶と出るか

「Apple Watchアプリを作るならGlances(グランス)がキモ」らしい。しかも、iPhoneアプリをApple Watchに対応させるのであれば、その必然性を明確にしておかないといけない。誤解を恐れずに言うと、Apple Watchアプリ(WatchKit App)は、iPhone側の本体アプリを操作するためのリモコンのような役割を担っている。iPhoneと連携しながら、iPhone側でアプリを動かし、watch側で通知と簡易閲覧(グランス)を行っている。時間がかかるのは、この仕組みだからだ

出典wired.jp

2013年のはじめ、ケヴィン・リンチ(Kevin Lynch)はアップルから仕事のオファーを受けた。今でこそ、Apple watchのプレゼンターであり、同社の技術担当副社長であるが、かつてはアドビのCTOで、また、あのFlash問題ではジョブズの意見に真っ向から対立した。そんな同氏が関わることになった新製品は、iPod、iPhone、iPadに続く第四の革命を期待されたwatchだった。そして同社はwatchの存在意義を見出そうと検討を始め、ひとつの結論にたどり着いた。それは、「スマートフォンが、みんなの人生をダメにしている」という自己否定だった(その後のストーリーはリンク先参照)

▼次に、iPhoneのリモコンとしての機能。カメラはその代表用途

ミラーリング機能:iPhoneのカメラ画面を時計の画面に映し出し、写真を撮る方法。これは自撮りにとどまらず、色々な角度の写真を撮るのにも適している。高層ビルを見上げるように撮るとき、まさか撮影者が地面に寝転ぶわけにはいかないので、カメラだけ地面すれすれの位置から撮ることも可能になった。手元で、事前に撮影画像を見れるのがいい

シャッターボタンは2つ。本体横のサイドボタンでも可能だ。タイマー撮影の場合は、連続撮影(バースト)と組み合わさっている。10枚連射が撮れるので、良い写真を選べばいい。自撮りがブームの昨今、iPhoneさえどこかに固定すれば、これまでになかった自分の写真が手軽に撮影できる。今後、女性ユーザーが増えれば、この機能のありがたさが分かってくるだろう。サードパーティのカメラアプリも登場している(リンク先参照)。まだ純正アプリを大きく超えるほどではないが、徐々に改善してくるはずだ

集合写真とかを撮影する時、iPhoneを立て掛け、Apple Watchを使って確認し、そのまま撮影とかができる。ProCamera(プロカメラ)の場合、さらにセルフタイマーなどを細かく設定できる。連続撮影では、通常のタイマーボタンを「長押し」することで「写真撮影間隔を設定できる」機能が現れる。GIFアニメーションなどを作るのに便利かもしれない。いずれにしても、watchのリモコン機能を便利に活かすひとつがカメラであるため、カメラの立て掛け(固定)の仕方も含め、将来に期待がもてる機能である

▼交通系・地図アプリは、まさにApple watchの最高のコンテンツになるはず

腕元に自然に表現できるからこそ、大人気の乗換アプリ。相性は抜群だ。その中でもさらに秀逸とされる4つのアプリを比較している。「乗換NAVITIME」と「Yahoo!乗換案内」はアプリとしてはまさに両巨頭だが、前者は高機能で、後者は通勤に特化するという差別化で、名乗りを挙げる。特に、Yahoo!のやり方は興味深い。旅行や出張などで検索をしながら設定するとしたら、iPhoneを何度も取り出して見るだろう。しかし通勤だとしたら、いつもの道であり、乗換案内を使うことはまずない。そこで、時計という最も自然なやり方でユーザーに提供したところが面白い

上記と同じく4つの代表乗換アプリ紹介。いずれも早々にApple watch対応となった。「駅すぱあと」は冒頭で詳細解説がある(リンク先参照)。「乗換NAVITIME」(図)は、検索設定した経路をwatchに表示させるだけでなく、5分前になると通知がくる仕組みになっている。グランスに登録しておくこともできる。今回4つのアプリを実際に使ってみたところ、一度iPhoneアプリで検索しておけば、Apple Watchだけで次の乗換や自分の居場所が分かる。何より、iPhoneとの往復を強いられるのは面倒なので、これら登録機能をうまく使いこなしたい

ANAやJALの公式アプリはApple Watchに対応しており、アプリを使って搭乗することが可能になっている。ただ、純正アプリの「Passbook」でも「ピッ」をやりたいだけ(基本機能)なら十分だ。また、意外と有用なのは、サードパーティのアプリだと、改札にタッチさせようと手首を回したとき画面が消えてしまい、バーコードが読めなくなってしまうのだが、「Passbook」にはそれがない。年に何回か飛行機に乗るだけ、しかも航空会社がその都度違うなどのユーザーにとっては、純正アプリこそ便利なのだ。いずれにしてもApple watchの便利さは、交通系にこそ現れる

▼交通系と言えば、決済関係の機能ももたせたサービスが秀逸

『Uber』はアメリカをはじめ世界中で展開されている配車サービス。2014年3月に日本での本格運用を開始し、現在は東京都内全域でのハイヤーやタクシーの配車依頼ができる。混んでくると少し料金が上がる仕組みでもあるらしい。待っている間に目的地を入力しておけば、乗車後に改めて行き先を告げる必要はない。待ち時間などは手元で確認できる。類似のサービスは他にもあり、『LINE TAXI』や『全国タクシー配車』なども

2020年に開催される東京オリンピック。「交通」の視点からは、ハイヤー・タクシー配車サービスが熱い。その中でも世界中で話題を呼ぶ『UBER』は、「リアルタイムに目的のものとユーザーをつなぐ」プラットホームとなることを標榜している。タクシーの質が高い日本市場での展開はそう簡単ではないが、ハイヤーのような付加価値体験の普及を狙っているようだ。現在の配車時間は7分位だという(15年6月時点)。海外58カ国300都市以上で展開しており、設定等を一切変えず、東京でも使えるため、外国人の利用が期待できる。逆に、日本人もそのまま海外で使える

▼ユーザーに必要なことを、必要なタイミングで知らせることこそ、ウェアラブル機器の義務的役割だ

通知機能は、watchの中心となりえる機能だ。純正アプリでフル活用できる。画面上部の赤い点(通知インジケータ)は、「未確認の通知がある」という印だ。たとえば、iPhoneでリマインダーのアラームを設定していれば、それがここに表示される。画面上部から下にスワイプすると、通知が見られる。こういう機能を使いこなすには、純正リマインダーを日頃から使っている必要もあるだろう

「使用頻度の高い」という評価軸は、Apple watchに最適と判断されたアプリのことだ。交通系はもちろんだが、通知系も、watchの強みが発揮される機能だろう。手首の上で操作すると、腕も目も疲れてしまう。ゆえに、iPhoneに連携して、必要な情報を必要なタイミングで見られることは、非常に重要な機能だ。BitListは、iPhoneの「リマインダー」と連携し、かつそのすべてを閲覧できるため、今のApple リマインダーがまだ対応していない部分をフォローしてくれる

最近では「ゲリラ豪雨」など、突発的な雨に見舞われることがけっこうある。まさに、知りたい時に知るべき情報の一番が、天候の大きな変化だ。特に、周辺の1時間以内の雨をプッシュ通知してくれる機能が秀逸だ。AR(拡張現実)にも対応しており、iPhoneのカメラを向けた方角に雨雲があれば、視覚的にその接近を確認できる。特に、雨が降ると分かっている日に外出し、ずっとスマホとにらめっこしていられない時などはwatchの存在が心強い

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