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daiba49さん

中卒月収40万円VS院卒20万円」というショッキングな見出しのネット記事が注目されています。理系の博士号をもつ28歳男性の手取り額が20万円弱という内容で、一部の極端な事例を紹介したものですが、現代日本の教育・研究と就労という重要な部分について、一面の事実を明らかにしていると思えます。

内閣府の統計資料によれば、昭和60年に大学院博士課程に在籍していた人の数は2万1541人。それが平成23年にはおよそ2.6倍の7万4779人となっています。20年ほどで2.6倍に増加した博士課程の修了者たちは、その後どのような進路をたどるのでしょうか?

東京大学の文科三類を卒業後、晴れて大手商社に入社した長谷巧さん(仮名)だが、入社早々自信を失った。

「自信満々で入社したものの、仕事が全然できなかったんです。同期と比べても覚えが悪かったし、いろいろ融通が利かなくて。ハーバードとか海外の名門大学を出た人間も何人もいましたから、東大卒といっても特別ではなくて、“そこそこ勉強できたヤツ”という程度。自分の唯一の武器だった学歴は何の意味も持ちませんでした」

長谷川さんは現在日雇い派遣労働者だ。昨年、10年近く務めた二社目の商社が倒産した。

「業績が悪化していたので早くほかへ移っておけば良かったのですが、頭ではわかっていても面倒で。なんか、努力するスタミナが残ってないんです。大学受験と就活で使い果たしちゃった気がして。今は日給1万円のバイトで年収は220万円ほど。独身なので生活は十分に成り立ちます。それゆえに、ますます次の仕事を探す気力もわかないんです」

 毎日ヘルメットを被り工事現場などで汗を流す長谷川さん。国内最高学府卒の面影はどこにもない。9/29発売の週刊SPA!では、「低学歴ハッピーと高学歴プアの境界線」という特集を組んでいる。「学歴とはいったい何なのか……?」――いま一度考えさせられるのであった

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