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心が強い人は「不安は妄想」だと知っている 不安と恐怖は、過去の暗い記憶によって作り出されている妄想。

「現代に生かせる智恵」が、2500年前からある原始仏典には凝縮されています。現代人の誰もが抱える「不安」についての解決策も書いてあります。

更新日: 2015年09月29日

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心が強い人は「不安は妄想」だと知っている

実体のないものに反応するのはムダ!

「現代に生かせる智恵」が、2500年前からある原始仏典には凝縮されています。現代人の誰もが抱える「不安」についての解決策も書いてあります。
心配事があったり、将来が見えないために「自分に自信が持てない」と思っている人への処方箋も、もちろん書かれています。

「失敗したらどうしよう」「先が見えなくて不安」「私なんてまだまだ……」
こうした思いが邪魔をして、実力を発揮できなかったり、せっかくのチャンスを潰してしまったり。「もっと自分に自信があれば」と考えることもよくあります。しかしブッダが教えるのは、意外な解決策です。

本当は、自信なんて「いらない」。

不安は、“練習”次第で解消できる。

心の状態を「理解」してから「合理的に考える」ことで、「自信家」以上の成果を出せる――そんな驚きの智恵を、ブッダは教えてくれます。

不安の正体、わかっていますか?

そもそも「不安」とは何でしょうか。先のことをネガティブに――失敗するとか、笑われるとか――考えることでしょう。そういう「アタマの中の想像事」は、すべて「妄想である」(!)と、ブッダは理解します。まずこれを理解するところから始めてみます。

ブッダの教えの特色は、人の精神状態(アタマの中身)を、「心の反応」によってわかりやすく「分類」することです。つまり、悩みを抱えたアタマの中を、

(1)貪欲(過剰な欲求。現状以上に求めてしまう心)
(2)怒り(不快感・不満)
(3)妄想(アタマの中で考えること。過去を思い出す・将来を想像することなど)

それもこれも妄想

この分類に従うと、「不安」とはマイナスの事態を想像している状態だから……アタマで考えているだけなので、「妄想」です。

だから、あれこれ考えているうちに不安を感じてきたり、うまくいかない気がしてきたときは、まず「妄想が湧いている」と客観的に理解します。

不安に打ちかとうとか、ヤル気をムリに駆り立てる必要はありません。アタマの状態を冷静に「理解する」のです。

不安がある(失敗するかも。この先どうなるのだろう? 評価を下げているのでは?)

⇒わたしは妄想している。これは妄想状態である(とはっきり理解する)

大切なのは、「妄想は妄想にすぎない」と客観的に理解して、それ以上に「反応しない」(真に受けない)ことです。
「反応(妄想)は、次の反応(妄想)を呼ぶ」というのが、心の性質。だから考えれば考えるほど、不安(妄想)はますます増えていきます。

「どうせダメに決まってる」「そういえばあのときも失敗したし」「だから私って……(自己嫌悪)」という自分への“ダメ出し”は、膨らんでしまった妄想の一例です。身に覚えがないでしょうか。

妄想から「抜ける」練習をしよう

心は反応するもの、妄想は増えるもの。もしこうした「妄想の連鎖」をストップしようと思えば、前回紹介した「感覚を意識する」瞑想タイムがバツグンの効果を発揮します。呼吸しているときの“お腹の膨らみ・縮み”、歩いているときの“足の裏”などの「感覚を意識する」こと。

目を閉じて「今朝の食事」を思い出してください。食べたモノ、どんな味がしたか……具体的にイメージします。ハイ、それが「妄想」状態です。

では目をパッチリ開いて、明るい景色を見つめてください。その状態は「見えている」という事実(視覚)です。「ああ、さっき思い浮かべていた食事は“妄想”だったのだ」と、はっきり自覚してください。

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