スコットランド出身のブレア首相時代の98年には権限委譲と分権議会の設置を定めたスコットランド法が制定される。翌99年、実に300年ぶりにスコットランド議会が設置されて、外交や軍事、財政や社会保障などを除く幅広い分野で立法権が認められた。

スコットランドの人々は大英帝国に留まることを選択した。55対45という結果は、私に言わせればナイストライである。自治権拡大の確約を取り付けることができたし、しばらくは英国政府から丁重に扱ってもらえるだろう。住民投票の結果を受けてキャメロン首相は勝利宣言を行ったが、本当の勝者は実を取る選択をしたスコットランドの人々かもしれない。

それにしても300年も“隷属”した地域の分離独立を民主的な住民投票に委ねた英国といい、住民投票の結果を「民主的な評決」と粛々と受け止めるサモンド党首といい、文明国の民度の高さを感じずにはいられない。

出典NAVER Japan Account

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ラグビーW杯 イギリスが複数チーム出場は「なぜ?」

2015年のラグビーW杯で日本の2戦目の相手となったスコットランド。英国からは他にもイングランドやウェールズ と複数チームが出場しているのはなぜ?あるいはイングランドの観客がスコットランドではなく、日本を応援するのはどうして?と疑問に思った人も少なくないようだ。

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