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素粒子ニュートリノに質量があることを見つけた東京大宇宙線研究所の梶田隆章教授

素粒子ニュートリノに質量があることを見つけた東京大宇宙線研究所の梶田隆章教授

更新日: 2015年10月04日

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hcheckinさん

素粒子ニュートリノに質量があることを見つけた東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長

梶田 隆章(かじた たかあき、1959年 - )は、日本の物理学者、天文学者である。東京大学宇宙線研究所教授。同研究所附属宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長。埼玉県出身。専門はニュートリノ研究

ニュートリノ研究を始めたのは、東大理学部助手になって間もない1986年のことである。優れた研究者・教育者である小柴昌俊教授・戸塚洋二教授のもとで学んだ。ニュートリノの観測数が理論的予測と比較して大幅に不足していることに気づき、それがニュートリノ振動によるものと推測した。

ニュートリノ振動とは、ニュートリノが途中で別種のニュートリノに変化するという現象であり、ニュートリノに質量があることを裏付けるものである。これを明らかにするためには膨大な観測データが必要であり、岐阜県神岡町(現・飛騨市)にあるニュートリノの観測装置カミオカンデで観測を始めた。

転機となったのはカミオカンデより容積が15倍大きいスーパーカミオカンデが1996年に完成し、観測データが飛躍的に増大してからだった。1996年よりスーパーカミオカンデで大気ニュートリノを観測、ニュートリノが質量を持つことを確認し、1998年ニュートリノ物理学・宇宙物理学国際会議で発表。1999年に第45回仁科記念賞を受賞した。これらの成果はすべてグループによる研究の賜物であった

略歴
1981年 - 埼玉大学理学部物理学科卒業
1983年 - 東京大学大学院理学系研究科博士前期課程修了
1986年 - 東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了。「Search for nucleon decays into anti-neutrino plus mesons(反ニュートリノと中間子への核子崩壊の探索)」で理学博士(東京大学、1986年)。
1986年 - 東京大学理学部助手
1988年 - 東京大学宇宙線研究所助手
1992年 - 東京大学宇宙線研究所助教授
1999年 - 東京大学宇宙線研究所教授
2008年 - 東京大学宇宙線研究所長

受賞歴
1989年 - ブルーノ・ロッシ賞(米国)(神岡観測研究グループ全体での受賞)
1988年 - 朝日賞(スーパーカミオカンデ研究グループ全体での受賞)
1999年 - 第45回仁科記念賞
2002年 - パノフスキー賞(米国)(スーパーカミオカンデ研究グループ全体での受賞)
2010年 - 第1回戸塚洋二賞
2012年 - 日本学士院賞

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