外交面では、ワシントンとロンドンの軍縮会議への参加などで英米と協調すれば「親英米派」と罵られ、中国の「反日」が日本を脅かしている、と宣伝されている中で中国とトラブルを回避しようとすれば「親中派」と罵られる状況が出てきます。幣原喜重郎のように米国の外交官から本で褒められただけで右翼と軍人から脅迫状がたっぷりと届き、家には落書きされ、怪しい暗殺者が周辺をうろつくのです。

出典名分話 第333回 ハルとグルー(14)|メモ垣露文

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