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凄い日本人医師・満屋裕明【 Dr.MITSUYA~世界初のエイズ治療薬を発見した男】

みつやひろあき ウイルス学者、熊本大学医学部教授アメリカ国立癌研究所(NCI)内科療法部門レトロウイルス感染症部部長、国立国際医療研究センター臨床研究センター長HIV治療薬・病原体HIV(ヒト免疫不全ウイルス)研究者でAZTアジドチミジンを開発NHK本ノーベル賞生理学医学賞受賞予定再放送

更新日: 2015年10月09日

Rentotomさん

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▼ エイズ治療薬開発は、自分と家族を巻き込む決死の研究だった!

死の病と恐れられているAIDSを治療する薬ならば、 全世界に必要としている人が大勢いる 。私は新しい研究に着手したのです。
当時分かっていたのは、HIVが細胞を傷つける機能を持つレトロウイルスであること。そこで、最初の標的は逆転写酵素にし、この阻害剤を探そうと見込みのある物質で片っ端から実験しました。ただ、助手はHIV感染の危険を理由に実験の補助を断り、同僚には実験に研究室を使うなら辞職すると言われ、私は理解を示してくれた他の研究室を夜間に借り、1人で実験を続けました。

「死の病」と恐れられたエイズを、薬の開発で単なる慢性疾患と言えるまでにした満屋教授。小説家ガルシア・マルケスの「私は何かを語りたいという幸せな病気にかかっている」という言葉にかけて「病める人に尽くしたいという幸せな病気にかかっているんです。知的好奇心のとりこ、これに付ける薬はありません」。

 現在、米国立保健研究所(NIH)と国立国際医療研究センター(東京都)でも研究を続けている。長崎県佐世保市に生まれ、1975年に熊本大医学部を卒業後、82年にNIHへ留学。3年目に世界で初めての抗HIV薬「AZT」を開発した。

出典朝日新聞WEB

▼ 最初の市販薬は、製薬会社が無断で特許を取り高値となり普及を妨げた。そこで満屋さんは新たな薬を開発、米国政府に特許権を渡し新薬を普及させ多くの患者を救った。

アメリカでの特許は、実験に協力していたバローズウェルカム社が、満屋に無断で取得してしまった。満屋は同社が高価格でAZTを売り出したことに怒り、さらに新しいHIV治療薬の研究に励んだ。その結果、世界で2番目と3番目のHIV治療薬(「ddⅠ」と「ddC」)も満屋が開発した。なお、満屋がライセンスを企業に与える際には、適切な価格での販売を条件にしている。

1987年春、世界で最初のエイズ治療薬がアメリカ政府によって認可された。この治療薬を発見したのが日本人の科学者・満屋裕明だ。

 堀田佳男著「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明」(文藝春秋 600円+税)は、もっともノーベル賞にふさわしい研究者といわれる満屋の壮絶な研究の日々を描いたノンフィクション。

 子供の頃、母親に「長生きの薬を見つける」と約束した満屋は夢を実現するために医学の道へ進み、原発性免疫不全症の研究に力を注ぐ。やがて留学先の米国立衛生研究所(NIH)で新種「エイズウイルス」の研究を始める。しかし、研究所の同僚はエイズ研究を拒否、満屋にも研究をしないよう求める。そこで満屋は早朝と夜だけエイズの研究に取り組み、やがて世界初のエイズ治療薬を発見する。しかし、アメリカの巨大製薬会社との間で起こる特許をめぐる訴訟に巻き込まれる・・・

▼ 2015年ノーベル賞・生理学医学賞の受賞予定リストに入る

エイズの世界初の治療薬となるAZTの開発で知られる方です。HIV(エイズウイルス)はRNAからDNAをつくる「逆転写酵素」というのを使って増えますが、私たちヒトは、この逆転写酵素をつかいません。AZTは逆転写酵素の阻害剤として働きます。

昨年の青色LEDでの受賞に続き、今年も日本人のノーベル賞が期待大だ。なかでも本命視されているのが、「生理学・医学賞」。

「熊本大学の満屋裕明教授(64歳)に期待しています。'85年、アメリカ国立衛生研究所に在籍していたころ、世界初の抗HIV薬『AZT(アジドチミジン)』を発見してから、次々と新薬を開発し、計4つのエイズ治療薬を世に送り出しました。これによりエイズの死者数はピーク時に比べ30%以上減り、『死に至る病』から、『感染しても発症を抑えることができる病気』へと変わった」(サイエンスライターの佐藤健太郎氏)

科学者の間では、医薬品の開発でノーベル賞を取るのは難しいとされており、この半世紀で授賞されたケースは一度しかない。薬は何十年後に思わぬ副作用が判明したり、有効性が低いことが分かったりするため、評価が難しいのだ。ただ、満屋氏の研究による人類への貢献は計り知れず、慣例を覆しての受賞は大いにありえるという。

AZTはウイルスの増殖を抑え、発症を遅らせる。だが、製薬会社は患者の負担が年100万円以上にもなる価格をつけた。「普通の人の手に入らない」。憤りを感じた。第2、第3の治療薬を開発し、安く供給されるよう努めた。おかげでAZTの価格は3分の1に下がった。新たに世に出した強力な治療薬「ダルナビル」は、途上国へ特許料なしで提供されている。

 エイズは薬を欠かさず飲めば普通に生活できる病気に変わった。だが、ウイルスが体内から消えるわけではない。一生薬を飲み続ける必要がある。

 30年間続けてきたエイズ治療薬の研究をこれからもやり続けるのが目標だ。「安くて副作用がなくて1週間に1回飲めばいい。そんな薬を届けたい」

出典朝日新聞WEB

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