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理学療法士が教える、理学療法士と作業療法士の違いとは?

近年、高齢化と伴に理学療法士、作業療法士の注目度が高まっています。そこで、混同されやすい理学療法士と作業療法士の違いについて、出来る限り分かりやすく解説していきます。

更新日: 2017年07月23日

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kacchin0404さん

理学療法士とは?

理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

日本理学療法協会のホームページを見ると、理学療法士について上記のように表記されています。

作業療法士とは?

作業療法(occupational therapy)とは身体または精神に障害のある者、又はそれが予測される者に対してその主体的な生活の獲得を図るため,諸機能の回復・維持開発を促す作業活動を用いて行う治療,訓練,指導および援助をいいます 。

このような定義を見ただけでは、理学療法士と作業療法士の違いが分かりにくい。

理学療法士は「動作」の改善を目的に、作業療法士は「動作の応用」が出来るようにリハビリを実施する。

理学療法士は、「立つ、座る、歩く」などの日常生活に必要な動作の改善を目的にリハビリを実施します。
たとえば、立てない人の立つために必要な筋力訓練。歩けない人の、歩くための動作訓練などです。

それに対して、作業療法士は「日常生活動作の応用」を目的にリハビリを実施します。
たとえば、手が不自由なために自分で食事が困難な方に対して、スプーンの使い方を通して自分で食事が出来るようにする。衣服や靴の着脱訓練などです。

分かりやすく例えると・・・

歩けない方に対して・・・
理学療法士「体を支えるための筋力がないから、筋力を鍛えて歩けるようにしよう」
作業療法士「杖の使い方を教えて、歩けるようにしよう」

もちろん理学療法士も杖の使い方は指導しますが、あくまで理学療法士と作業療法士の考え方の違いを例にするとこのようになるかと思います。

その他、理学療法士はスポーツ選手、作業療法士は精神心理面に対してリハビリを行うこともあります。

最近では整形外科分野のリハビリとして、理学療法士はケガをしたスポーツ選手のリハビリを行うこともあります。また、それを志している学生も多いです。私自身も理学療法士として、高校の部活動に出向きスポーツ選手に関わっています。

作業療法士の精神面への関わりは、例えば手足が不自由なとなり落ち込んでいる方に対して、その方の趣味である手芸をリハビリとして活用することで、落ち込んでしまっている精神面からもアプローチしていく、などがあります。

厳密には・・・

ここからここまでが理学療法士、ここからは作業療法士といった区分がはっきりと分かれているわけではありません。そのために、曖昧になっているのかもしれませんが、おおまかに今回まとめさせて頂いたような違いがあると思います。

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