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高さ1,600mのタワーも!? 東京湾上の夢の都市『ネクスト東京』

奇才建築家デビッド・マローが描く東京の未来。1,600メートルの超高層建築・通称「スカイマイルタワー」には50万人の人々が暮らすという新しいライフスタイル。人口の一極集中と、それ以外の地方を自然に還すことで、人はより豊かな生活を手に入れられる──そんな夢が詰まった『ネクスト東京』構想について。

更新日: 2015年10月21日

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2045年、ひとつの都市が東京湾に誕生!?

出典wired.jp

数々の超高層建築を手がけてきた建築家デビッド・マロー氏が描く東京の未来。

東京でも高さ一キロを超える超高層ビルの建設が練られている。ニューヨークの建築家デビッド・マローは東京湾の真ん中を建設地としている。東京の過密を解消し、地震や災害に強い街を目指す。

東京湾上に高さ1,600mのハイパー超高層を建設する「ネクスト東京」構想。マスタープラン・アーキテクトは《六本木ヒルズ》を手がけたというデビッド・マロー。

ネクスト東京構想のシンボルである、1,600メートルの高さを誇るタワー。
衣食住、生活の全てがこのタワーに揃う。

本来は都市の平面に展開される、住宅地からオフィス、あるいはスーパーなどの商業圏を、0mから1,600mまでのすべての階へと、垂直方向に展開する。1つのビルの内部で生活を完結させようというわけだ。

奇才建築家デビッド・マローが描く “東京の未来”

建築デザイナー。1998年、コーン・ペダーセン・フォックス(KPF)に入社して以来、さまざまなビルの設計を手がける。代表的なプロジェクトに、「上海環球金融中心」「香港環境貿易広場」「六本木ヒルズ・森タワー」などがある。

六本木ヒルズをはじめ多くの都市計画や、高層ビルの建築にかかわってきた、建築家のデビット・マロー氏。

超高層建築ならびに大規模複合開発の設計・計画を専門としています。

「東京は素晴らしい都市。もっと集約すれば劇的に良くなる」

東京にもっと人口が集中して都市を濃密にすれば、人々の生活はもっと豊かになる、彼はそう主張します。

「ヨーロッパのルネサンスは、都市で疫病が流行してバラバラになった人々が、再び都市に戻ったことで起こりました。都市のような狭い場所に人間が集中するとアイデアの交換が始まり、“すごいこと”が起きるのです。文明の黄金時代は、ほぼ都市かその周辺で起こっています」

「私のユートピア構想は、都市を垂直方向に高層化することで、NYや上海などを人口の超過密地点にして、相互ネットワークを強化することから始まります。そして特定の地域の集中度を高め、それ以外はすべて自然に戻す。そうすれば、人間にとって欠かせない他人との交流と、自然との直接の触れ合いという、両方のメリットを得ることができます」

超高層ビルでの生活は快適か?

一極集中が進む各国の大都市では、水平に街を拡大していく都市計画が拡散化による非効率の要因の1つとなり、社会的な問題を招くことが指摘されている。「満員電車による長距離通勤」などはその顕著な例と言えるだろう。すでに飽和状態にある首都・東京。マロー氏のアイデアによって、多くの問題が解決されることになるかもしれない。

「わたしは今回、単に1,600mのビルを建てるのでなく、超高層の暮らしのあり方を示したいのです。これほどの高層階に住みつつ、開放感を抱くにはどうするか。住民が大気や光を浴びられて、裏庭ももてるというような…。自然とのつながりがなければ、クオリティ・オブ・ライフを感じられない人は多いですから」

今回、彼が考えたのは、細い板が台形状に組み合わさって、中を空けながら螺旋状にねじれて、徐々に先端に行くにつれて細くなっていく構造である。真ん中が空いているので、強風にも耐久性があるのだという。

1,600メートルにもなる超高層ビルとなると、心配なのはその安全性ですが、スカイマイルタワーの構造は海上に吹く強風にも耐えられる設計なのだそうです。

1600mの超高層ビルは、台形の形をした建物を組み合わせる特殊な構造を予定

ビルの随所に空いた縦長の「穴」が、風を逃し、ビルを強風から守るという。

彼は300mおきに空中庭園を築くことにした。実は、壁の立て方次第では高層階でも強風が入らない空間をつくることができると分かったのだ。その場所で住人たちは緑を眺め、眺望を楽しむ。さらに、上空1,000m以上の階には、雲の上から都市を見渡せる、パーティールームもつくる予定だ。

インスパイアされたのは、丹下健三『東京計画1960』

代々木体育館や東京都庁舎など、多くの日本を代表する建築を手がけてきた建築家・丹下健三が提唱した持続可能な都市計画、それが『東京計画1960』。

このビルを建てる場所は東京湾のど真ん中に定められた。実はこの構想は、日本の建築家・丹下健三の「東京計画1960」を意識している。

「東京計画1960」は東京がいよいよ人口1000万都市になり、第3次産業の中枢たる情報都市へと飛躍的に成長しつつあった時代を背景に、丸の内から東京湾上を横断し、千葉県木更津へと至る壮大な海上都市構想。

その方策は東京湾上を東京から木更津へ直結するハイウエイ式の「都市軸」を基本としています。そのハイウエイについて、脊椎動物の背骨の成長プロセスを例に説明し、都市軸という新しい概念を導入することによって、東京の構造を求心型放射状から線型平行射状に変革してゆくという。

つまり、都心機能を周囲に拡大しようとすると、既成の住宅地を壊していかなくてはならない。加えて職住近接どころか、職住が遠くなり通勤時間がさらに長くなることが不可避になる。そこで、そういう求心型放射状の従来型のシステムを改めて、むしろ都心のエネルギーを東京湾上に伸ばしていってその両サイドに住宅を建てていくという成長可能な都市のコンセプトを提案していたのです。

出典wired.jp

デビッド・マロー氏は、『ネクスト東京』構想が丹下健三らを始めとするメタボリストたちに影響されていることを明かし、次のように語っている。

「このビルには、丹下健三たち日本のメタボリストへの、敬意を込めたいのです。この高層タワーの周りには、あらゆるサポートインフラを設けます。そうして相互ネットワークを強化して東京を環状都市に変えることで、湾を隔てた千葉県をつなぐのです」

ネクスト東京、ワクワクする構想だけど果たして実現性は…?

出典wired.jp

未来感たっぷりで本当にかっこいいけど…

本当に建てられるの??

まず、需要という側面からは、2045年には日本の人口は1億人程度にまで減少しており、東京の人口減少スピードは地方と比べて緩やかではあるものの、それでも現在より100万人程度は減ると予測されているためです。したがって、50万人を収容する都市を新たに建設したところで住む人があまりいないという事態に陥ってしまうのではないでしょうか。

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