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【Sunny / Bobby Hebb】 カバー曲 聞き比べ

1966年に生まれたソウルの名曲 "Sunny"。同世代のソウル/ジャズ・ミュージシャンの他、現代のアーティストやクラブシーンも魅了するSunnyのカバー曲を紹介します。今回はボーカルが入っているトラックを中心にまとめてみました。

更新日: 2015年10月20日

stiftさん

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『Sunny』とはどんな曲か?

1966年にBobby Hebbによって発表されたソウル・ミュージックを代表する1曲。
BMI(アメリカの音楽著作権管理団体)が「世紀の100曲」に選出。
1976年にはBobby Hebb自身によるセルフ・カバー『Sunny '76』を発表した。

日本ではソウル・ミュージックの名曲として知られる事はもちろんのこと、パット・マルティーノ&ジョン・スコフィールド、ウェス・モンゴメリーなどのジャズ・ギタリストがカバーし名演を残した事により、主にインストのJazz/Funkセッションなどで好んで演奏されることがある。

こちらが1966年にBobbyHebbにより発表されたオリジナル音源。

意外と知られていない作曲者

BOBBY HEBB (ボビー・へブ)
本名:Robert Von Hebb

1938年テネシー州、ナッシュビルに生まれる。
代表曲にSunnyの他 "A Satisfied Mind", "Love Me", "Love Love Love"がある。
2008年に来日。
肺がんにて死去。享年72歳。

なぜ、今なお愛される名曲なのか

兄Haroldがナッシュヴィルのナイトクラブでナイフの喧嘩で殺された。ヘブは憔悴し、作曲に慰めを求めた。こうして生まれたのが『Sunny』である。

所説色々あるようです。

誰しも人はそういう存在が居ると思います。
ボビー・ヘブのように兄弟かもしれませんし、両親、恋人、友達、仕事仲間、学校の先生、お店の店員、、、
人それぞれ違うでしょう。
聴く人がそれぞれのsunnyを思い浮かべながら聴くことが出来る内容だからこそ、国境や年月を越えて様々な人に愛される名曲となったのかもしれません。

歌詞中に何度も登場する「Sunny」は太陽のように暖かく優しかった兄Haroldの事を指していると言われています。

現代まで様々なアーティストににカバーされている

ソウルのアーティストに限らず、ジャズやロック、ディスコやクラブのアーティストにカバーされ今も愛されている曲です。ネットなのでカバーをしたアーティストのリストを見る事が出来ますが、動画サイトに音源のあるものを出来るだけ探してみました!

イギリスのミュージシャン、ジョージィ・フェイムによるカバー。
Bobby Hebbの"Sunny"はイギリスでも大変ヒットしました。

ザ・ヴォイスと言われたジャズシンガー、フランク・シナトラによるカバー。
兄の死を感じさせるような憂いを帯びたダークな世界感のアレンジです。

ロックンロールシンガーのジョニー・リバースによるカバー。
イントロのギターカッティングや全体的なノリにロックンロールを感じます。

イギリスのシンガー、ダスティ・スプリングフィールドによるカバー。
3拍子のスィングアレンジになっておりアーバンな印象ですが、原曲と同じく何度も転調を繰り返し緊張感が高まります。

こちらもイギリス発のアシッドジャズバンドJamiroquaiによるカバー。
ドラムンベースのリズムになるところは実にJamiroquaiらしいサウンドでSunnyが生まれ変わります。

最高の魂を持つ男、ジェームス・ブラウンによるカバー。パワフルなアレンジのSunnyです。
JBの「Sunny!」というシャウトが胸が張り裂けそうな切なさ。とても貴重な映像です。

ドイツ出身のディスコバンド、ボニーMによるカバー。
当時流行っていたディスコサウンドに合わせたアレンジ。
Sunnyがダンスミュージックに合う楽曲であると証明され、後のカバーに影響を与えます。

韓国のアイドルグループ「少女時代」のメンバー、サニーちゃんによるサニーのカバー(?!)
アレンジはシンプルに4つ打ち化したものですがBoney M.のディスコアレンジから現代のクラブミュージックへの変革が見て取れます。

ドイツで活躍するエレクトロニカ・デュオ、ブギー・ピンプスによるカバー。
質の高いハウスミュージックになっています。初めてこの曲を聞いた人はソウル・ミュージックのカバー曲だと気付かないかもしれません。

イギリスの音楽プロデューサー、マーク・ロンソンによるカバー。
オーケストラとの共演でぶ厚いストリングが効いています。歌っているのはイギリスの歌手キャンディ・ペイン。

フランスのシンガー、クリストフ・ウィレムによるカバー。現代的なアコースティック感のあるアレンジです。
日本ではあまり知られていないクリストフ・ウィレム。ハイトーンの美しい歌声を是非聴いてみてください。

ポーランド出身ジャズ・ピアニスト、クリストフ・スペンデルによるカバー。2005年「Flight 408」収録。
見事にクールなスムースジャズアレンジになっています。歌はカナダ出身のシンガー、リサ・ショー。

ドイツのDJ、Traum:a(トラウマ)によるカバー。
原曲のBobby Hebbの歌声をサンプリングしクラブトラックに仕上げています。

カリフォルニア出身兄弟トラックメイカー、ヒッピー・サボテージによるカバー。
スロウなチルアウト・ミュージックにSunnyが生まれ変わっています。アレンジが見事。

"真夏の出来事", "ビューティフル・ヨコハマ"などの代表曲を持つ日本人歌手、平山みき。
どことなく昭和歌謡の雰囲気を残すアレンジですが、オルガンやブラスセクションなどソウルの面影を残していますね。

昭和を代表する銀幕俳優、勝新太郎によるカバー。
まさかの"Sunny"が日本語歌詞になっています!

他にもこんなアーティストがSunny をカバー?!

一説によると400曲以上 Sunny のカバーが世の中にあるらしいです。
日本人のアーティストだとユニコーンの奥田民雄やカバーの帝王と言われる稲垣潤一、ザ・スパイダース(堺正明)などもカバーしているそうです。残念ながら動画は見つからなかったのでこちらに掲載は出来なかったのですが興味ある方は中古CDショップなどで探してみてください。

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stiftさん