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疑惑だらけのプロ野球・巨人 高橋由伸監督で巻き返しなるか?

プロ野球の監督で一番プレッシャーのかかる巨人で、しかも前任が12年間で、7度のリーグ優勝と3度の日本一を達成した原辰徳監督の後任となればさらに簡単に決まるはずもなくないか。あの貧打打線を立て直すのも気が引ける?

更新日: 2017年04月30日

egawomsieteさん

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■巨人 今季ワースト10与四死球 守備長く攻撃のリズムが…

投手陣が今季ワーストの10四死球。終わってみれば1―2の僅差での敗戦だったが、流れを引き寄せることができないまま、試合は終わった。巨人・高橋監督は「点は取られていないので悪いとは言い切れないけど、ちょっとそこはどうかなというところ」と歯切れは悪かった。

 先発の田口は6回まで4安打無失点も自己ワーストの8四死球を与え、122球を要した。「抑えるまでの過程が苦しかった。もっと(ストライク)ゾーンで勝負しないといけない」と猛省した。2番手・篠原はバレンティンに四球を与えた直後に雄平に一発を許し「変化球でカウントを取れず、真っすぐしかない状況をつくってしまった」と唇をかんだ。今季ヤクルト戦の無失点記録は、33イニングで止まった。

■巨人・石川 移籍1号3年ぶり猛打賞 同姓の“Gキラー”左腕撃ち

巨人での取り組み。日本ハムからの継続。2つを合わせた石川が、ヤクルトの石川を打った。

 「本当に気持ち良かった。みんなが気持ち良く打った流れの中で打てた」。4―0の3回。低めのシンカーをすくい上げる。打球は左中間席に消えた。昨オフに日本ハムからトレード移籍し、待望の1号2ラン。自身2年ぶりのプロ通算4号だ。初回には右翼へ二塁打。巨人から現役最多の26勝を挙げ、神宮で巨人戦4連勝中だった同姓のサウスポーを砕いた。

 巨人で初参加した春季キャンプ。二岡打撃コーチと相談し「上半身と下半身のバランスが悪くなっていた。バランスを整えるため」と、背後からのトスを真っすぐ前に打つティー打撃を取り入れた。この日も試合前、ルーティンと化したメニューで調整。低めの球に体勢を崩されることなく、アーチを描いた。

8回には右腕の近藤から左前打。「左右で使い分けている」という球界でも珍しいバットの工夫が生きた。2年前から右投手には、逃げていく球に食らいつくため33・5インチ(約85センチ)のバット。左投手には懐に食い込む球をさばくため33インチ(約84センチ)のバットを使う。2本の長短バットで、3年ぶり2度目の3安打猛打賞。「ちょっと間が空きすぎましたけどうれしかった」とはにかんだ。

 今季最多タイの12安打、同最多の7得点で、連敗を2で止めた勝利。立役者を高橋監督は「長打も出て、良さが出た」と称賛した。石川は27日が24歳の誕生日。亀井、坂本勇から「ホームランを打ちそうだな」と予言されていたという。昨季、チームでは25歳以下の選手に本塁打が1本もなかった。「巨人の一員として、若手がもっと頑張らないといけない」と先を見た。

■巨人・宮国 3年ぶり先発も無援「先に点を与えたことが反省点」

3年ぶりの先発登板だった巨人・宮国は、6回1失点で6奪三振と好投したが、無援に泣いた。

 今季から本格的に取り入れたシュートでゴロアウトを量産。計4イニングを3者凡退に抑え「低めにいいところに投げることができて、悪くはなかった」。5回は先頭の松山から連打を浴び、会沢の犠飛で1点を奪われ「回の先頭打者を出して、先に点を与えたことが反省点」と振り返った。

■由伸監督「そこが一番もったいない」先頭四球から3度失点の投手陣に苦言

今季21試合目で初めて中井、立岡の1、2番コンビの打順を入れ替えた。初回に中井が左中間先制弾、2回に立岡の2点タイムリーと新打線が機能したが、4回2死二塁で二塁走者の小林がけん制死。直後に同点に追いつかれた。大西外野守備走塁コーチが、「流れが向こうに行った」と指摘したプレーに、小林は「アウトになってはいけない場面。自重しないといけなかった」と反省した。

 投手陣は4度、先頭打者に四球を与え、3度が失点につながった。今季は先頭打者に四球を与えたイニングが10度あり、そのうち、5度で失点している。高橋監督は「打たれたならしようがないが、そこが一番もったいない」と苦言を呈した。6回途中4失点で降板した大竹寛は「先頭の四球が…」と肩を落とした。

打線が相手を上回る11安打で6得点を挙げたが、先頭への四球は流れを手放してしまう。首位・広島に再び1・5ゲーム差と後退した。

■菅野「やってみたかった」1―0完封 G日本人では上原以来

これぞ、エースだ!巨人・菅野智之投手(27)が25日、広島との首位決戦に先発し、9回を4安打無失点で開幕3連勝。11日の対戦で5失点KOされた昨季のリーグ王者に対し、フォークを交えた新たな配球でリベンジした。18日のヤクルト戦(熊本)から2試合連続完封で、「1―0完封」は自身初、球団の日本人投手でも2005年の上原浩治以来12年ぶりの快挙。チームは首位に0・5ゲーム差と肉薄し、26日も勝利すれば、7日以来19日ぶりの単独首位に立つ。

 菅野には確信があった。1―0の8回2死一、二塁。マウンドに駆け寄った女房役の小林に伝えた。

 「迷わず内に突っ込むぞ」。迎える打者は菊池だ。初球打ちを得意とするが、「今日の菊池はインサイドに張っていても、強くはじき返すことはできない。詰まらせることができる」と見極めた。内角高めにワンシームを投げ込み、三直。最大のピンチを切り抜け、右拳を振った。

9回はきっちりと3者凡退に抑え、2年連続2度目となる自身2試合連続完封勝利。球団の日本人では05年の上原以来、12年ぶりの「1―0完封」だ。11日の広島戦(東京ドーム)は6回途中5失点。菊池に3安打を浴びた。投手陣全体でも前回3連戦は計29失点。「本当に情けなかった」。エースは奮い立ち、「(3連戦の)初戦を1―0で獲れて良かった。(1―0完封は)やってみたかった目標の一つ」とリベンジを喜んだ。

 2週間前と違った。前回対戦では125球中4球しか投じなかったフォークを、計15球に増やした。前回許した7安打の内訳は直球4球、ワンシーム1球、カットボール2球だった。横変化だけでは好調な打線につかまる。広島用に縦変化を織り交ぜた。「フォークを有効的に使えたので、相当意識はあったと思う」と菅野。小林も「フォークが良ければ、真っすぐもスライダーも生きる」と球数も116球に抑えた。

■巨人10安打も拙攻10残塁 阿部、6回代打で空振り三振

首位奪回の可能性があった一戦に敗れ、3カードぶりの負け越し。巨人・高橋監督は、「もう一本が出なかった。一度もリードできなかった」と、相手の倍となる10安打を放ちながらも1得点に終わった展開を嘆いた。

開幕から4番に座る阿部が疲労の蓄積を考慮され、2試合連続でスタメンから外れた。1―2で迎えた6回2死一、三塁では代打で登場したが、空振り三振に倒れ、「何とかしたかったけど」と悔やんだ。代わって4番に入った村田は3回に中前タイムリーを放つなど2安打をマークしたが、5番のマギーは2度の得点圏でいずれも三振。「投手が抑えてくれていたので、走者がいる場面で結果が出せずに悔しい」と責任を背負った。

 6回には小林のバントミスもあり、村田ヘッドコーチは「流れが変わるから。(小林)誠司がしっかりしないといけない」と苦言を呈した。今季最多タイの10残塁。高橋監督は「できることをきっちりやっていかないと」と厳しい表情だった。

■昨年の“鉄仮面”から大変身!笑う由伸監督

4連勝中の巨人はヤクルトとの九州シリーズを終え、ライバル球団との対戦もひと回りした。10勝6敗で2位と好位置につけ、就任2年目を迎えた高橋由伸監督(42)にとってはおおむね順調な船出となった。好調の要因は意外なところにもあるようで、チーム内では感情を解放した指揮官の“変身ぶり”が大ウケだ。

一時は5連敗を喫して底なし沼にハマりかけたが、投手陣が22年ぶりに3試合連続完封を飾り、絶好調の阿部が3戦連続で決勝点を挙げるなどチームは上昇気流に乗ってきた。ただ、好調の要因は選手ばかりでなく由伸監督にもあるという。チームスタッフが明かす。

「ベンチの雰囲気はとてもいい。昨年が暗かったわけではないけど、何より監督が試合中も別人のように明るくなった。喜怒哀楽をストレートに表に出すし、ジェスチャーも大きい。素に近い状態じゃないか。選手を鼓舞するために大きな声も出すようになった。これも昨年はほとんどなかったこと。今は『さあ、いこう!』とか『しっかり粘れよ!』とか、よく声をかけてベンチから送り出している」

就任1年目の昨季は相手ベンチに読み取られまいと、あらゆる感情をあえて押し殺し、表情を変えることもほとんどなかった。鉄仮面を決め込む指揮官を不気味がるナインもいたが、監督としてある程度の余裕が生まれた今季は見違えるように表情も豊かだ。

 実際に前夜の試合でも初回に右胸に打球が直撃して痛がる高木勇の姿に苦笑いし、その後の犠打失敗で負傷降板を余儀なくされるとみるみる仏頂面に。さらに僅差で迎えた終盤のビッグチャンスで来日初打席に立った守護神カミネロが大振りするとベンチで大笑いしていた。

20日は鹿児島空港から帰京の途に就く間も、由伸監督は終始リラックスモード。出発前の搭乗ゲートでは、約40分間も気さくに報道陣の取材に応じた。21日からの本拠地での阪神3連戦に向けて「ここ数試合は投手が頑張ったから、打者も頑張らないとね」と打線の奮起を促したかと思えば、報道陣も困惑するほどマニアックな“アマ球界情報”を披露するなど、雑談の内容も多岐にわたった。

 ナインの間でも「新化」した由伸監督は大好評で、野手の一人は「監督がベンチでもチームを盛り上げようとしているのは感じています。だから僕らはもっと頑張らないといけない」と意気込んでいる。

■連続完封記録どころか…マイコラス 初回3失点で阪神戦初黒星

巨人は球団の歴史に肩を並べることができなかった。16日の中日戦(ナゴヤドーム)から3試合連続で完封勝ち。74年以来43年ぶりの球団タイ記録となる4試合連続完封勝利を目指したが、先発のマイコラスが初回に3点を失い、記録だけでなく勝利も逃した。

いきなりの予想もしない展開。初回1死一、二塁でマイコラスが福留に右越えへの3ランを浴びた瞬間、達成すれば長嶋茂雄の引退年以来だった快挙への挑戦が終わった。「初回の(3ランの)失投が響いてしまった。見ての通りです」とマイコラス。チームの連続無失点を33イニングで途絶えさせた一発が決勝点となり、高橋監督も「最初に3点というのが効いてしまった」と振り返った。

 止まったのは連続完封の記録だけではない。6回7安打4失点で今季初黒星を喫したマイコラスは、来日からの阪神戦連勝が4でストップ。打線は昨季5つの黒星を付けさせていたメッセンジャーから5安打で1点しか奪えず、チームの連勝も4で止まった。高橋監督は「打てなかった。チャンスで1点ずつでも返していれば」と話した。

■菅野セ界一番乗り完封 “地方の鬼”9戦7勝1敗「熊本が大好きに」

地方の鬼だ!巨人・菅野智之投手(27)が18日、ヤクルト戦に先発し、9回3安打で今季初完封の2勝目を飾った。セ・リーグでは今季完封一番乗りで、自身5度目。プロ5年目で初めての熊本登板だったが、地方球場は相性良く、これで通算7勝1敗とした。11年ぶりの熊本で白星をもぎ取ったチームは5連敗した後に3連勝。首位・広島と3ゲーム差の3位だが、ここから再浮上を狙っていく。

左翼に大きくせり出した天然記念物のクスノキがある。藤崎台県営野球場のシンボルだ。昨年4月の熊本地震で外壁は崩れたが、木の幹はびくともしなかった。3―0の9回2死から連打を浴びて一、三塁。投手陣の幹、エース菅野はマウンドにどっしり根を下ろした。

 「丁寧にコーナーをついていこうと思い、0点になった。低め低めといった結果」。最後の打者、雄平を中飛に打ち取り、今季セ・リーグ一番乗りの「完封劇」を完成させた。前回登板11日の広島戦(東京ドーム)は6回途中5失点だっただけに「ホッとしている。ケジメをつけられたのは良かった」と喜んだ。

■巨人、5人の継投で今季初の零封勝ち 大竹寛の巧みな投球光る

巨人に今季初の零封勝ちをもたらしたのは、先発・大竹寛の巧みな投球だった。6回2/3を4安打無失点に抑え、今季2勝目。中日・吉見との投げ合いを制し、「相手より先に点を取られないようにと思った。丁寧に投げた結果」と胸を張った。

 「ゴロでアウトを取れたらリズムが良くなる」。試合前日に語っていたイメージ通りの投球だった。シュートやスライダーで相手打者の芯を外した。六回は1死一、三塁のピンチを迎えるも、亀沢、平田を連続内野ゴロに仕留めた。

山口鉄、森福、宮国とつないで迎えた八回2死一、三塁の場面では高橋監督が勝負に出た。守護神のカミネロを一足早く投入。不慣れな役回りも「準備はできていた」(カミネロ)と九回もきっちり締めた。連投続きのマシソンを休ませた上での価値ある“完封リレー”だった。

 巨人が今季喫した6敗のうち、5敗は救援陣に「負け」が付いている。継投に不安があっただけに、無失点でつなげたことは大きな意味を持つ。高橋監督は「粘り強く、みんなそれぞれ頑張ってくれた」。5連敗の後に2連勝と盛り返し、巨人に明るさが戻ってきた。

■巨人マシ&カミ ともに2回零封も…執念の継投実らず

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