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新宿駅最後の小さなお店ベルク、ここでしかありえないインストアライブを映像で!坂口恭平、牧瀬茜…

ビア&カフェベルク。たった15坪の小さな店に毎日平均して1500人の来客数がある、新宿駅最後のインディーズカフェ。いつも満員電車のようにごった返していて、ステージもない店内で、どうやって歌うのか?どうやって踊るのか?しかし、もう何人もの有名アーティストがここでゲリラ的にミニライブをやっているのです。

更新日: 2015年10月26日

bergtenchoさん

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演奏者は皆さん、ベルクのお客様でもあるので、店の空気を呼吸しながら、お客様とともに、ここでしかありえないパフォーマンスを生み出しています。どうぞお楽しみください。

映像と文/井野朋也(ベルク店長)

BERGでFADO

まずご紹介するのは、2011年8月7日の映像です。
この月、店の壁を飾るのは菊池和子さんのリスボンの街の写真。それとのタイアップで、ファドというポルトガルの民族歌謡を、日本におけるその道の第一人者、鹿糠ちはるさん(歌)、湯淺隆さん(ポルトガルギター)、阿部浩二さん(ギター)のお三方にプレイしていただきました。
営業中、しかも日曜日のお昼という狭いベルクが揺れに揺れるピーク時に、突然客席で始めるというサプライズライブでしたが、鹿糠さんの歌声と湯浅さん阿部さんによるツインギターの音色が、電気を通さなかったためかえって店自体(低い天井)の音響効果で響きわたり、ランチタイム、コーヒータイム、ビアタイムと思い思いのひとときを過ごされるお客様を魅了しました。
始めるまではドキドキでしたが、始まってしまえば、なんで今までやらなかったのか不思議なほど店にマッチしていました。
ブラボー!

ベルクで琵琶語り(震災から1年)

『ギネスの哲学』出版記念トーク&ライブ

こちらは2012年3月18日、「ギネスの哲学」出版記念のトーク&ライブです。
といっても、それ専用のスペースなどチョー窮屈なベルクでつくれるはずもなく、チョー満席状態の中、何とか席を確保し、そこからぶっつけ本番で始めました。
翻訳者のおおしまゆたかさんが、まずギネスの魅力について語ってくださり、それからフィドル(バイオリン)奏者でカバーのイラストも描かれたにしむられいこさん、イーリアン・パイプス(バグパイプ)奏者の内野貴文さん、そしてギター奏者で本の編集を担当された下田理さんによるアイリッシュ・セッションへ突入。
予定通り、30分で終了したものの、その席でみなさんギネスやおつまみをガンガン注文してくださり、演奏が止まらない状態に。内野さんだけ別のイベントでいったん退場されましたが、また戻ってらっしゃって。その間も、その後も演奏はえんえんと続きました。
カウンターでお客様がタップを踏まれたり、ピンクのチュチュの君が花を添えてくださったり、ベルクのカオス度は増すばかりです。
ぜひ、映像でご確認ください。
演奏者のみなさんは、ベルク(の雰囲気)がとてもアイリッシュだった、とおっしゃってくださいました。
なんかうれしい。
ありがとうございました!!

ストリッパー牧瀬茜、ベルクで(と)踊る

写真/迫川尚子

すべてはここから始まりました。

2010年12月、ベルク開店20周年の大トリを、ストリップ界のトップダンサー、牧瀬茜さんにベルク店内で飾っていただいたのです。(個人的には40代最後の夜。50代幕開き…)。

時間の告知は、直前に迫川のツイッターからのみ。金曜日(17日)の夜と土曜日(18日)の昼の2回公演。どちらも四六時中ピークのベルクの1週間の中でも最もエキサイティングな時間帯。

本当に踊ってるでしょう?ベルクで、ベルクと。いや、ベルクも踊ってますね。

「満員電車の中でも踊れます」という牧瀬茜の言葉の意味がわかりました。
(事前の打ち合わせもほとんどなし。というか、しようがない。何が起こるか、私たちにもわからなかった‥)。

牧瀬さんから迫川に届いたメール(返信)です。
「こちらこそ、こちらこそ・・本当にありがとうございました!!
BERGにも、迫川さん井野さんはじめスタッフの方にとってもあたたかく、そしてワクワクしたムードで迎えてもらって、心も体もとてもいい状態で臨むことができました。
私は自由でした。ステージで踊るのとは一味も二味も違う感覚、特に同じ目線で、しかも超至近距離でお客さまと向かい合う緊張感は、クセになりそうです。
それから、「ベルクと踊っていた」という表現に、「あぁ、まさにそうだったな」と感じています。あのとき私はベルクと踊っていました!!」

公演は、12月17日(金)の夜1回と12月18日(土)の昼2回、計3回。

すごいなと今でも思うのは、牧瀬さんから、何の要求もなかったことです。店に対して。
「ありのままのベルクで踊りたい」
それだけ。だから入場制限もせず、牧瀬さんとギターのJAKEさんのお二人に完全にお任せしました。

夜の部はお酒も入っているし、どうなるかと思いましたが、見事に店中牧瀬ワールドに染まりました。閉店間際でしたし、さすがにオーダーは(ほぼ)止めましたけど。

ただ翌日の昼の部はオーダーも止めず、文字通りありのまま(営業中)のベルク店内で、前夜よりさらに大胆に美しく牧瀬ワールドが展開。ガラス越し編はその時の(3回目の)映像です。

今や伝説となったストリップダンサー、牧瀬茜によるベルクでのパフォーマンス、「ベルクと踊る」!もちろん、最後まで脱いでいません。でも、家主のルミネから警告書が届きました。ストリップダンサーの踊りは公序良俗に反すると。ベルクからも、職業差別!という警告書をルミネに送り返させていただきました。

長年ストリップを撮り続ける写真家の川上襄治さんは、茜さんの姿がガラス越しに見えそうで見えないこの映像自体がストリップだと評してくださいました。

坂口恭平ミニライブ!! 新宿ベルク至福のひととき

2015年7月1日~8月31日まで、店内で「坂口恭平ドローイング展」(ベルク開店25周年特別企画)を開催しました。

その初日の坂口恭平さんのミニライブ、想像以上に人が押し寄せて、一時はどうなるかと思いましたが、坂口さんの弾き語りが始まると店がいきなり海を漂いだし、みな気持ちよさそうに揺られていました。またベルクに新たな伝説が生まれました。

豊田道倫スペシャル・インストア・イベント@BERG

凄いことが起きていたんですね。よかったらご覧下さい。『そこに座ろうか』発売記念スペシャル・インストア・イベント at ビア&カフェ BERG

カウンターのお客様が全員しゃがんでいますが、これは副店長迫川のとっさの判断。国会前に押し寄せるデモ参加者たちがシールズの呼びかけでいったん座ったのを思い出したそうです。通路も聴衆が殺到しましたが、すぐ一列になって通行の邪魔になりませんでした。ある意味、デモでの経験が生かされています。

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