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他人の気持ちを知るなんて不可能!?"箱の中のカブトムシ"【ウィトゲンシュタイン】

▼ウィトゲンシュタインの思考実験"箱の中のカブトムシ"に関するまとめです。

更新日: 2015年11月08日

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warm7さん

▼カブトムシの入った箱をイメージしてください

一人に一つずつ箱を持っていて、その中に私たちが「かぶと虫」と呼んでいるような何かが入っていると仮定する。

誰も他人の箱を覗き込むことができず、自分のかぶと虫を見ることによってのみ、かぶと虫とは何であるかを知ることができる。

▼果たして他人の箱の中もカブトムシが本当に入っているのだろうか?

このとき、どの人もそれぞれの箱の中に違ったものを持っていることが当然あり得る。

箱の中のかぶと虫は、私だけのかぶと虫であって、他人のかぶと虫とはどんなものであるか全くわからない。

そして、私自身のかぶと虫についても、この「私的かぶと虫」はどのように言おうとしても、言語に乗せることができない

「かぶと虫」という言葉の意味の基準は「それぞれの箱に入っているもの」という公的な基準しか存在せず、私的な基準で「私的なかぶと虫」に意味を持たせることができないのだ。

▼本当の意味で他人の心や痛みを理解するのは難しい。

箱の中のカブトムシはヴィトゲンシュタインが彼が痛みを探求する文脈で紹介した有名な思考実験である。

痛みはいくつかの理由から心の哲学で独特にして極めて重要な位置を占める。

私的な言語を私的な基準でとらえようとしてもそれは無理なのだ。

私的な言語を私的な基準で捉えようとする愚かをウィトゲンシュタインは次のように揶揄している。

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