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【もう先延ばし癖はしない】ADHDの人に、こまめなご褒美が必要な理由

ADHDを持つ人が、面倒なことや長期計画に対して、後回しや挫折を防ぐ方法をご紹介しています。私自身、ADHDの症状で悩まされており、このまとめを作成しました。ADHDのお子様を持つ保護者の方々、当事者である方々まで、参考にしていただければ幸いです。

更新日: 2018年10月25日

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この記事は私がまとめました

「後でやればいいか」の癖が、何事にも出てしまう…

ここで、おさらい。ADHDの症状の特徴は

注意欠陥多動性障害(ADHD) とは
注意欠陥多動性障害(ADHD)とは、①年齢や発達段階に見合わない不注意、②多動性、③衝動性の3つの症状のうち1つ以上を特徴とする発達障害です。

やらなければいけないことを、どうして先延ばししてしまうんだろう?

大事な仕事、集中力がいること、時間のかかりそうなことをつい後回しにするのもADHDの特徴です。

これは子どものころからみられる「先延ばし傾向」と呼ばれていて、原因は次のようなものとされています。

自分の興味や関心の向いたことを優先してしまう。
自分のやるべきことをすぐ忘れる。
新しいことへの不安が強い。

好きなものを優先してしまうのは衝動性、忘れてしまうのは不注意からでしょうか。
新しいこと=自分の成功体験が低いもの(計画を立てて実行する・締切を守る)
と考えるなら
好きなものをしたり、一時忘れることで、不安から逃げてしまうのかもしれません。

3つの仮説を出しながら、原因と対策を考えてみよう

ADD・ADHDの人が持つ脳の構造に、上手くいくヒントが隠れていそうです。

仮説① (例えば、家族に褒められる、コツコツ仕事をして周りから認められる、というような)報酬への感受性が低いから、より多くのご褒美が必要

小児ADHD患者では、定型発達の子どもと比べて報酬に対する感受性が低くなっていることを明らかにし、また、その感受性の低さは投薬によって回復する可能性を示唆した

つまり、ADHD児はより多くのごほうびを貰えないと満足しないということになります。

仮説② 報酬への感受性が高いから、こまめなご褒美が必要

ADHD児の報酬への感受性は、低いというようりむしろ高い(Douglas & Parry, 1994)

ADHD患者の脳では、前帯状回や腹側線条体という、報酬に関わると考えられている部分の活動が、健常者よりも強い傾向がありました。

仮説②は、上記の仮説①とは正反対で矛盾しているように見えますが、
仮説①の報酬=遠い未来
仮説②の報酬=すぐ近くにある好きなもの
と考えられます
脳の報酬系を感じる特性が極端なことを踏まえて、対策を考えていきましょう

仮説③ 報酬の遅延が待てないので、小さな目標を達成した時点で、すぐに報酬を与える

報酬への感受性それ自体に問題があるのではなく、報酬をすぐに求める傾向がある(Barkley, 1997)。

以上、仮説3つを踏まえて、先延ばしを防ぐ有効な方法をご紹介します

シールと紙を用意しよう

ADHDのお子さんに限らず、子どもの好ましくない行動を少なくして適切な行動を増やすためには、行動療法が有効です。

目標になる行動を設定して、それができたら点数を表に書き込みます。(この点数に当たるものを「トークン」と呼びます)、トークンが一定点数たまったら、子どもの好きなごほうびと交換する、というものです。

行動療法は一般には医師と計画を立てて親や教師が実行するという形をとります。気をつけなくてはならないことは、誉める行動の目標を、少し努力すれば到達できるものにしなくてはいけないということです。

シンプルなトークンエコノミー

こちらは、シールではなくスタンプを使ってます

ポイントがたまると、モンスターが倒せる仕組みに。
これは楽しそう!

最後に、筆者が作ったご褒美シートを紹介します

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