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中古車を楽しめれば、「クルマ」通

業界最大級の中古車情報サイトGoo-netなどの情報を中心に、前段は中古車を買うための基本をメモしてある。後半はガリバーという業界リーダーの新しい取り組みを紹介。日本の中古車業界はすっかり変わった。その魅力は、安価に色々なクルマを楽しめること。まさに新しい成長産業かもしれない

更新日: 2017年12月24日

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▼購入前こそ、一番大事。まずは冷静に整理する

クルマ購入は、人生で家の次に高い買い物になる。冷静さと、情熱の整理を行っておきたい。まず、自分が心から欲しいと思えるタイプを定める。また、子供を乗せるのかなど、誰が利用するのかの視点も無視できない。予算は、税金や燃料費・維持費などを含めて計算しておくこと。中古車では、年々進化する安全対策または規制との関係を頭に入れておきたい。その上で、購入するお店を真剣に選ぶこと。値引きやオプションなどを対応してもらえることもあり、長く付き合えるパートナーであることを重視しよう

何となくでもいいから、ホームページなどで、『デザイン』、『何人乗りが良いか?』、『どんな用途に使うか?通勤メイン?お出かけメイン?』、『ボディカラー』だけでも決めておくと、スムーズに相談・交渉ができる。そしてお店選びと、そこにどんな保証があるかくらいは知っておこう。車の部品は3万点程からなると言われており、これら全てが問題なく整備出来ているのを事前に確認するのは難しい。また、中古車は、走行距離と年式のバランスを見て慎重に考えよう。『メーター改ざん』の恐れもあるからだ

▼中古車というよりは、中古車選びの楽しさを知ってほしい

ずばり「安い」からだが、その背景が興味深い。車を「移動の足」として使う人の場合、新車とは異様なまでに高い。かと言って、新車の代わりでレンタルするのは面倒かつ借りられないこともある。また、新車だと、キズや汚れに必要以上の神経を使ってしまう。そこで中古車の魅力が増してくるのだが、他方で、車好きの場合にも、中古車は面白い選択肢だ。なにせ、破格の値段でランク上の車や外車が選べるからだ。特に、2~3年乗って買い替えすれば、下取り価格もそれほど下がらない。生涯で、色々な車を楽しめるのだ

【原作での紹介】
主人公・心 佑次郎は、車が大好きな中古自動車販売士。膨大な車の中から、お客様へ最高の一台を選び出すプロの専門家です。新車と違って、1台とて同じ品質の車がないのが中古車。だからこそ、中古車のソムリエである彼にお任せください。中古車と人の絆がもたらす感動の物語をお届けします。

中古車業界は何かと不信感をもたられてきた業界。消費者の側も、しょせんは「安かろう、悪かろう」と思い込んでいるはず。しかし、今日の中古車はまず、性能や耐久性が飛躍的に向上し、かつ乗り換える期間も10万キロほどなので、まだまだ十分走れる。また、台数の充実とIT技術の進歩で、膨大な車種から自分の希望を探すことができる。さらには、車へのニーズが、各世帯のライフステージに合わせて多様化したことも、買い替えを促すようになった。そして安心のための情報公開も着実に進んでいる

商売人の目線だと気づかない、お客様の様々な思い。値段で選ぶ人だけでなく、憧れを追いかける人もいるだろう。人とクルマの出会いも、こと中古車に関しては「一期一会」だ。それをアレンジできる中古車店は本物だ。この漫画ではそれをソムリエと呼ぶ。購入を決断してもらうときの契約は、新車以上に緊張するものだ。それでも責任をもって斡旋できることを喜びとする、そんな中古車店を探したいものだ

▼中古車選びの魅力(とそのリスクについて)、その大枠を知っておこう

新車の場合はおよそ150車種となるが、中古車となると年式や型式などによって、その数は膨大となる。まずはクルマ選びからスタートし、ニーズをはっきりさせてカテゴリーを絞り込む。そして、買う場所を決める。信頼がおけるか否かは、自分の目で確かめるのがいいだろう。今日では、かつてほどひどいお店は多くない。中古車相場で価格帯を押さえ、それを上回る価格ならどこがいいのか、その逆ならどこがダメなのかなども店側に聞いてみるといいだろう

一般的に「200万円前後の新車」を数年置きに買い換えるという習慣がある。もしそうなら、「50万円以下の中古車」で、より多様なカーライフを楽しめる。また、新車にある様々な機能は、果たして必ず必要なものかも再考すべきだろう。今やエアバックやABSは、中古車にも搭載されている場合がほとんどだ。お薦めは、高級車と不人気という組合せ。たとえば、トヨタのFF最高級セダンと言われて北米向けだった「プロナード」。また、シトロエンの初代「C5」、アルファ・ロメオの「156」。そして何と言ってもフォルクス・ワーゲンの4代目「ゴルフ」はカッコよさばかりでなく、日本でのパーツ代も高くない

(お薦めできる)「50万円以下の中古車」は、故障やトラブルが少なく安心して乗っていられる「実用車」、クルマ好きと呼ばれる方たちが乗って楽しい「スポーツテイスト」、そして高級感をともない「ファッショナブル」の三つの項目に分けられる

同書(2009年6月)では、実用車としてトヨタのプリウス、ホンダのインサイト、シビックハイブリッドを挙げている。また、スマート、スズキのツイン、メルセデス・ベンツのCクラス。ファッションとしては、サーブの9-5、ランチア(イタリア)のイプシロン、ランドローバーのディスカバリー、ジープのラングリー。スポーツカーではトヨタのMR-S、ローバーのMG-F、アルファ・ロメオのスパイダー。さらに、BMWの3シリーズ・コンパクト、アルファ・ロメオの147

新車>2,3年落ちの新車>新古車>100万以下の中古車>50万以下の中古車>30万以下の中古車

車を購入するにあたって50万以下と予算を決めた場合、30万以下にはしないこと。なぜなら、ランクが落ちて(上記引用参照)しまい、程度も悪くなるからだ。安すぎる車は車検切れの車があったりして、逆に高くつくことも。また、走行距離は落とし穴で、5万キロを越えると心理的な要因で安くなるが、実際の状態はさほど変わらない。そして車の色はできるだけ妥協しよう。さらに、中古車店選びは非常に重要で、悪いところは一切言わない事業者には要注意。中古車は何より、早まって決めてしまわないこと(その他リンク先参照)

(1)予算と車種を決定
(2)資金の調達法を決定
(3)駐車場を探して契約
(4)装備や色など、条件面の優先順位を決定
(5)印鑑証明書を用意
(6)予算内で数台の中古車をピックアップ
(7)お店に在庫を確認し、実車を見に行く日を予約
(8)お目当ての車をチェック
(9)契約手続き
(10)必要書類を用意、作成
(11)お金の支払い手続き
(12)任意保険の比較検討
(13)任意保険に加入
(14)納車

買う前に、毎月の支出を計算するのが第一歩。特に、年をまたいで発生する費用は見落としなく。また実際に購入するのは「予算の8掛」で万一に対応しよう。お得感のラインは、総費用が「年間40万円(月3.4万円)」を下回ること。メーカーにこだわらず、「先代」モデルを狙うのがいい。候補を並べた上で、家族とはしっかり相談しておこう。「大は小を兼ねる」と考えてしまう人は特に注意。大型バンなどは普段の買い物利用では逆に不便が多くなってしまう。ちなみに、中古車価格は相場が重要で、割り安になるのは、「台数が多い」「人気車種の型落ち」「不人気色」だ。買い取ってもらうことも計算しながら選ぼう

▼かつてはこんな時代もありました

中古車業界では事故車のことを「修復歴」と表現する。修復歴は、溶接されている部分を板金または交換されている車を指す。つまり、ドアやボンネット、ヘッドライトなど対象外の部品が交換されていても、修復歴とはならない。それでも、光の当たり方(塗装や凹み)やドア・トランクの内側の糊を見れば分かることがある。ボンネットやフロントフェンダーではボルトの頭部を見ればいい。その他、表示メーターの改竄や、タイミングベルトの交換(10万km)など、見るべきポイントはすべて悪徳業者の騙しがないかどうか。そうでなくても改造歴があった場合、車の寿命(20km)は短くなる。修復歴ならなおさらだ

愛車を高く売るためのテクニックはあっても、相手を騙してまで高く売ることはやめよう。最後は必ずバレてしまうので、減額や契約のキャンセルとなり、後で泣きを見ることになるのは売り手だ。買取専門店の査定レベルが低く、修復歴を見逃したとしても、オートオークションを通して後からバレてしまう

中古車の購入にまつわるトラブルっていうと、一体どんなものが多いのか?自動車公正取引協議会の公取協消費者相談室に寄せられた昨年1年間の相談内容から探ってみよう。「品質・機能」に関する相談がほぼ半数を占め、特に目立つのが“現状販売”で買った車のトラブルだ。また、「不調・故障」に加え、「購入者からキャンセルを申し出た」という2件だけで、相談の50%以上も占めている。中古車にはクーリングオフ制度が適用されないだけに、素人がその場で車を判断してしまうことの危険性を示しているとも言える

▼とりあえず、一見複雑に見える見積書や、価格に関する常識、事故車の定義などを知っておこう

出典gazoo.com

クルマ購入にあたっては、車両本体価格の他に税金などの諸費用がかかる。目安としては車両本体価格の他に、10~30万円程。
1)税金・保険料
①自動車税
②自動車取得税
③自動車重量税(車検残のあるクルマは不要)
④自賠責保険料
自動車保険(任意保険)は、別途費用がかかります。
2)その他、諸費用
①検査登録手続き代行費用
②車庫証明手続き代行費用
③納車費用
④下取車手続き代行費用
⑤下取車査定料
⑥預り法定費用
⑦公正証書作成費用
⑧リサイクル預託金相当額

かつて定説として「諸費用は約20万円」などと言われていたが、決してそんなきまりはない。今日(2014年9月)では、たとえば150万円の車輌価格の車が188万円になることもある。整備費用(車検や納車)は、各店舗によって大きく違いが現れるところだ。消費税も2017年には10%に引き上げられる。車庫証明費や納車費は、各自がみずからやるか否かを判断すればいいが、それら以外はいわゆる法定費用で、普通車なら13万円くらいかかる。今の日本において、納車時の費用でぼったくろうとするお店は決して多くないだろうが、逐一その内容は聞いておいたほうがいい

中古車の商品性を左右する重大な要素として、「修復歴の有無」があげられる。「査定基準」の中では、事故による減価を適用する条件を修復歴と呼んでいる。日査協、中販連、公取協などの統一基準として修復歴車と定義されているのは、骨格部位等を交換したり、あるいは修復したものが修復歴車(事故車)となる:
1) フレーム(サイドメンバー)
2) クロスメンバー
3) インサイドパネル
4) ピラー
5) ダッシュパネル
6) ルーフパネル
7) フロア
8) トランクフロア
9) ラジエータコアサポート

※「1~8」の骨格部位(ネジ含まない)に損傷。「9」は隣接する骨格部位に凹み、曲がり、修理歴があるもの

事故車の定義というのは、「車の骨格部分に損傷・欠陥がある」こと。図は、日査協、中販連、公取協などの統一基準として定義されているもの。逆に、事故経歴があっても、交換部品が次のようであれば、「修復歴」にはならない。
1. フロントバンパー
2. ロアスカート
3. フロントフェンダー
4. ボンネット
5. リアフェンダー
6. トランクリッド
7. リアバンパー
8. サイドシルパネル
9. ドア

骨格部位に損傷があるもの又は修復されているものは「修復歴」。但し、骨格は溶接接合されている部位(部分)のみとし、ネジ止め部位(部分)は、骨格としない:
●第一メンバー、リアクロスメンバー(フロント・リア)
●サイドメンバー(フロント・リア)(コアサポートより後ろに位置する部分のみ
●インナーパネル(フロント)(コアサポートより後ろに位置する部分のみ)トゥーボード
●ピラー(フロント・センター)
●ルーフ
●センターフロアパネル、フロアメンバー
●トランクフロア
●コアサポート

「事故車=修復歴車」と説明することもあるが、実際には、修復歴とは「骨格部が損傷して、修正や交換をした経歴」(日本自動車査定協会が定義)のこと。簡単に言えば、骨格部がらボルトで外れるものを交換しても修復歴にはならない。エンジン、バンパー・フロントフェンダー、フロント・リアウインドウ、ドアなどを交換しても、修理歴ではあるが、業界基準の「修復歴」にはあたらないのだ。今日の自動車はモノコック構造で、フレームとボディが一体だ。よって、この構造に影響を与えている部分の修理は「修復歴」として告知義務が発生してしまう

出来る事なら、新しい車で、走行距離も少ないのを選びたいものだが、どうしても予算があるため、年式と走行距離のどちらかを妥協せざるを得ない場合がある。基本的に車の年間走行距離の平均は1万km程だ。新車販売時から8年落ちで、3万kmしか走っていない場合はかなり少ない。「車に乗って、エンジンが温まる前に降りる」という負担のかかる乗り方をしていることも考えられる。ちなみに、中古車の価格が下がりやすいのは、5万kmと10万kmだ。それを越えると、故障が増え、交換部品にお金がかかる。さらにワンオーナーだったかどうかも重要な要素だ。ひとりのオーナーの使用だけなら、メンテナンス具合も判断しやすい

▼一番厄介なのがメーターの巻き戻し(走行距離の改ざん)

出典u-w-c.jp

中古車では、同じ年式・同じ車種でも、一般的に走行距離が少ないほど“程度がいい”と見なされて、高く売れる。昔ほど多くないとはいえ、残念ながら今もオドメーター(積算計)を巻き戻したり距離の少ないメーターに交換したりする悪徳業者は存在する。年式のわりに走行距離が少ない「10年落ちの2万km」と聞くと怪しい感じもするが、現実には、「3年落ちで10万km」のような改ざんも多い。なぜなら、法人やハイヤーで使われるクルマは、3年で50万km前後走るからだ。これらを見破る方法は三つ。
1)車検証
2)記録簿(ディーラーなど指定工場)
3)走行メーター管理システム(オークション)

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