1. まとめトップ

意外と知らない乳がん5つのタイプとその治療法!

最近、芸能人が次々に乳がんであることを告白していることで、マンモグラフィー検査などの受診率もあがってきていると言われる乳がん。早期発見なら一般的に治りやすいがんと言われていますが、実は乳がんにはいくつか種類があり、治療法も色々とあることをご存知でしょうか?

更新日: 2015年11月16日

2 お気に入り 22742 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

tnbcさん

5つのタイプの概要

サブタイプ分類では、ホルモン受容体の状態、HER2の状態などから、乳がんのタイプを「ルミナルA型」「ルミナルB型」「HER2型」「基底細胞様型」の四つに分けて、用いる薬やその組み合わせなどを考えていきます。

ルミナルB型は2つにわけられるので計5つにわけられる。

①増殖能が低く、HER2陰性のものは「ルミナールA」、②増殖能が高く、HER2陰性のものは「ルミナールB(HER2陰性)」、③HER2陽性のものは「ルミナールB(HER2陽性)」に分けられ、さらに、④ERとPgRが陰性で、HER2のみ陽性の場合は「HER2タイプ」、⑤ER、PgR、HER2が共に陰性の場合は「トリプルネガティブ」に分けられます。そして、各サブタイプの生物学的特性に応じて、「ホルモン療法(内分泌療法)」、「化学療法」、「分子標的療法(抗HER2療法)」のいずれかを単独または組み合わせることになります。

ER,PgR,HER2がともに陰性(ネガティブ)のトリプルネガティブ乳がんの予後は特に悪いとされているが、抗がん剤が効くケースが多いとも言われている。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

ルミナールAタイプ

Luminal A乳癌の術後補助療法はホルモン療法が主力となっているが、再発リスクが高い症例に対しては化学療法の追加を検討する必要がある。

どのような場合に化学療法を追加するかは明らかになっていないとのこと。

ルミナールAで「微小転移」だけで「化学療法を勧める」というのは現代の考え方では誤りと言えます。
 St.Gallen 2015ではルミナールAで化学療法の追加は「リンパ節転移4個以上」という考えが支持されています。

ルミナールAタイプ関連ブログ

---------------------------------------------------------------------------------------------------

ルミナールB (HER2 陰性)

ルミナルBタイプ・HER2陰性は、ルミナルAタイプと同じようにホルモン受容体は陽性でHER2陰性となっています。けれど、ルミナルAタイプと比べると増殖能力が高いのが特徴です。

Luminal B(HER2陰性)に対する化学療法のレジメンとしては、AC(ドキソルビシン+シクロホスファミド)などのアンスラサイクリンを含むレジメン、TC(ドセタキセル+シクロホスファミド)などのタキサンを含むレジメンが主に使用されます。術後化学療法では、アンスラサイクリンにタキサンを順次または同時併用する方法やUFTなどの経口フッ化ピリミジン系薬剤を用いるのも有用な選択肢の一つです。

ルミナールB (HER2 陰性)関連ブログ

---------------------------------------------------------------------------------------------------

ルミナールB(HER2 陽性)

HER2陽性の場合は、いずれもトラスツズマブなどの抗HER2療法を追加します

ルミナルBタイプ・HER2陽性は、ルミナルAタイプやルミナルBタイプHER2陰性とは違い、ホルモン受容体もHER2も両方とも陽性となっています。特徴としては増殖能力が高く、HER2も陽性というところですね。

ルミナールB(HER2 陽性)関連ブログ

---------------------------------------------------------------------------------------------------

HER2 タイプ

ホルモン受容体のルミナルが存在しないので、ホルモンは無関係となります。HER2のみが陽性のタイプです。乳癌患者の約10%を占めます。

1 2