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完成に要した歳月19年!「ウェンデルシュタイン7-X」は地上の太陽となれるか

実現が非常に困難と言われた核融合炉がドイツのマックス・プランク研究所で完成したようです。えっ、ドイツって原発やめたんじゃなかったの?と思われる方も多いかと思いますが、これまでのいわゆる原発は「核分裂炉」で今回完成したのは「核融合炉」。この両者には大きな違いがあるのです。

更新日: 2015年11月12日

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masahusaさん

ドイツのマックス・プランク研究所が保有する世界最大のステラレータ(ヘリカル)型核融合炉「ウェンデルシュタイン7-X (W7-X)」が、ついにスイッチオン秒読み体制に入りました。

「核分裂」ではなく、「核融合」ってところがポイントです

2011年11月時点の映像

重い原子たるウランやプルトニウムの原子核分裂反応を利用する核分裂炉に対して、軽い原子である水素やヘリウムによる核融合反応を利用してエネルギーを発生させる装置が核融合炉である。

核融合発電は、ウランなどの『核分裂』反応を利用する原子力発電とは異なり、海水中に無尽蔵に存在する水素をヘリウムに変える『核融合』反応を利用したエネルギー源です。

海水からなら豊富ですね

内部の映像
うねってます
これ考えた人どういう脳ミソしてんだろ

資源が豊富で偏在しない
安定供給が可能
爆発しない
暴走しない
炉心溶融(メルトダウン)がない
二酸化炭素を排出しない、排出するのは無害で気候変動に影響を与えないヘリウムだけ
高レベル放射性廃棄物がでない(低レベルの放射化物はできるが、リサイクル可能)
核拡散危機とは無関係

以上のようなメリットが有るようです

核融合反応は核分裂反応と違って反応を維持するのが技術的に大変困難であり、あらゆる装置の不具合や少しの調整ミスが自動的に核融合反応の停止に結びつき、簡単には反応を再開出来ない。これはむしろ安全にとっては良い特性であり、現在の核分裂を使った商業用原子炉の根本的な危険性とは無縁である。

組立てに要した期間はなんと19年!

2013年時点の状態
基本的な部分はこの時点で完成しているようです

ヘリカル型とは、核融合炉において高温・高密度プラズマを閉じ込めるための磁場配位の一種類で、現在開発中である。ステラレータとも呼ばれる(日本語と英語で、それぞれの語の包含関係に少しズレがある)。

ヘリカル型磁場配位の長所として、プラズマの外部コイルの電流で磁場を形成するため定常運転を実現しやすいこと、急なプラズマの崩壊(ディスラプション)が発生しないことなどが挙げられる。

ヘリカル型装置は複雑な立体形状のため設計が難しいと言われている。また高速のプラズマ粒子の損失が多い事などが挙げられる。しかしながら、これらの欠点は近年の計算機の発達により優れた設計が可能になり、大型のヘリカル型閉じ込め装置において大きく改善されている。特に近年京都大学ヘリオトロン・グループが開発した磁場配置技術により制御性が高められた。

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