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【北アイルランド】ピーター・ロビンソンが政界引退を表明した。

危機に瀕していた北アイルランドの政治体制が何とか救われた翌日、今年2度も倒れて病院のお世話になっている北アイルランド自治政府トップでDUP党首のピーター・ロビンソンが、新年をめどに自治政府からもDUPからも退くという意向を表明。40年にわたる政治生活が終わります。

更新日: 2015年11月22日

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nofrillsさん

北アイルランドの政党DUP (Democratic Unionist Party) の党首で、北アイルランド自治政府のファースト・ミニスター(「首相」に相当)。

1948年12月生まれで、現在66歳。

元々は不動産業者だったが、北アイルランド紛争期を通じて、ユニオニスト強硬派のDUP創設者イアン・ペイズリー(2014年没)の右腕として働き、2008年に引退したペイズリーのあとを受けて北アイルランド政治のトップとなった。

「ポスト紛争」時代の北アイルランド政治は、2007年5月、イアン・ペイズリーがシン・フェインとのパワーシェアリングに同意し、自身がファースト・ミニスターとなり、シン・フェインのマーティン・マクギネスを副ファースト・ミニスターとする自治政府をスタートさせたことで軌道に乗った。高齢のペイズリーが就任から1年で引退したあとは、ピーター・ロビンソンとマクギネスの二輪体制で、北アイルランド政治は進んできた……というか、進んだり、止まったり、膠着状態に陥ったりしてきた。

※写真は小児ガンと闘う最強の4歳児オスカーくん(故人)の表敬訪問時の正副ファーストミニスター。

66歳のロビンソンは、今年5月、心臓発作で倒れて救急搬送され、数日間入院した。バイパス手術を受けたそうだが、かなりきわどかったという話もある。それから何ヶ月もしないうちに、また具合が悪くなって病院に運ばれた。

本人は「ファースト・ミニスター職の激務のせいではなく、食事が不規則だったり、睡眠時間が短かったりと、私のライフスタイルが不健康なだけ」と笑い話にしようとしていたが、そんな不健康な生活をせざるを得ないのは何が理由なのかと……ということはあえて言わないのが大人である。

また、数年前からの不動産スキャンダルも、今年はめらめらと火の手をあげて燃えている。

心労がなかったというのは嘘だろう。

北アイルランド自治議会は2016年5月に選挙を控えている。それを前に、ピーター・ロビンソンは大きな決断をするのではないかということは、少し前から言われていた。

それが現実になったのが、2015年11月19日である。

ピーター・ロビンソンの政界引退表明と同じタイミングで、西ベルファストで発砲(殺人未遂)があったので、1つ下のニュースになってしまっているが、引退表明はベルファスト・テレグラフの独占取材で行なわれた。

BBC News Northern Irelandはこんな感じ。

UTVはこんなふうだ。

Newsletterぱねぇ。
http://www.newsletter.co.uk

もうちょっと優しくしてあげなよ。
(・_・)

出典kwout.com

BTしか読めてないけど、記事クリップ集。
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20151120

▼以下、Twitter上の北アイルランドから。

- 北アイルランド政治は危機を脱した。

A deal has been reached between the Northern Ireland parties to resolve the current political crisis.

A fresh start for Northern Ireland bit.ly/1NZR6wB #NItalks pic.twitter.com/WmrRRKaDLn

なんぞこの「やけくそ」みたいなネーミング。 (・_・)

SoS: “An agreement has been reached”. More details shortly. #NItalkspic.twitter.com/SYcF2TMeiV

アイルランド共和国外務大臣と英国政府の北アイルランド担当大臣。2人ともゲッソリしている。エクストリーム交渉はあまりに過酷である。。。

"10 weeks of intensive crossparty talks"
"100s of roundtable, bilateral and trilateral meetings"
...
"A brighter, more secure future for NI"

あかん、(;▽;)

After 10 weeks of talks, pleased we have reached an agreement to move NI forward #afreshstart pic.twitter.com/NVivI9Kd7a

保健大臣(DUP所属)のアカウントからもきた。

Glad to see the Northern Ireland parties' agreement on gov reforms, reviving the Stormont House Agreement. Good news out of Belfast today.

アメリカいわく「これでまたこの先紛糾したら、もう知らないよ」(意訳)

NIO today published the draft Welfare Bill and Draft Order as set out in SHA Implementation Plan. gov.uk/government/pub…

SHA = Stormont House Agreement

1/2 SoS: “the new agreement will help give the Executive a stable and sustainable budget” #FreshStart

2/2 “…assisted by further financial support of around £500 million from the UK #FreshStart pic.twitter.com/VcAvxpsswR

うはあ、これはもぎとったねぇ。。。

"A Fresh Start": Corporation Tax - agreed. Welfare Reform - agreed. £500m new money. Tackling paramilitaries. pic.twitter.com/krZKFlU4GT

"A Fresh Start": our top priority is more jobs. We want better jobs for our young people. pic.twitter.com/nwUSBPEv4T

"A Fresh Start": Good news for the 100k families set to lose money after Tory assault on tax credits. pic.twitter.com/pjGWONrCmj

DUPは政治的には「保守」だけど、経済的には保守党の方針とは違う方向を向いていて、保守党の方針をそのまま受け入れてはいない。この辺がちょっとややこしい。

We will honour all of the commitments we made in y'day's Agreement.Today's vote in the Assembly is evidence of that.

……というわけで、既に私にはよくわからなくなってるんですが、この春のシン・フェインのUターンに発し、この夏の殺人事件から「IRAがまだ存在しているなんて、おそろしい、おそろしい」と展開してUUPが自治政府を抜けたことで本格化したストーモント体制の危機は、11月18日の合意で乗り越えられたようです。これがまた中身が、ええと、なぜ今年、あんなふうに紛糾したんですっけ、という…… (・_・) ぐるっと回ってよくわからなくなるという、いつものあれ。

- ……と、「10週間話し合ってきた」懸案が片付いたところで

#FM I expect DUP leader & FM Peter Robinson to announce his intentions to step down from both posts in next 72hrs. pic.twitter.com/IL3VxGJzcJ

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