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【元社員が教える】意外と知らない自動車保険の基本的なこと

自動車保険会社で契約者の対応をする仕事をしていましたが、基本的なことを知らない人が多いこと多いこと。そんなよくある質問をまとめてみました。

更新日: 2015年11月22日

gourmet_listさん

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等級

自動車保険の契約をすると、13等級から始まります。
1年間無事故で1等級ずつ上がっていき、最大が20等級。
1回自動車保険を使用すると、基本的には3等級下がります。
(事故内容によっては1等級ダウンやノーカウントのものもあり。)

■現在10等級の人が他の保険会社に変わった場合は13等級から始まるのか?
各保険会社どうしで連携しているため、10等級の人が他の保険会社に移っても10等級からのスタートです。

■3等級の人が事故を起こすとどうなる?
保険会社側は契約継続させないと思います。また、各会社で等級の連携をしているため、他の保険会社でも受け入れてもらえないでしょう。
車を乗ることをやめるか、無保険で乗り続けることになります。

ロードサービス

事故を起こした契約者からの質問で、「ロードサービスの契約はしていないと思いますが、レッカーの手配はしてくれるのでしょうか?」というものがあります。

最近のロードサービスは特約としてつけるものではなく、対人・対物などの契約をすれば、自動的にロードサービスも含まれているところが多いです。
ロードサービスの範囲は会社によって違うので、約款を確認しておいたほうがよいでしょう。
(以下の回答例は私が働いていた会社の場合です。)

■ロードサービスの契約はしていないと思うが、対象になりますか?
ロードサービスは特約でつけるものではなく、対人・対物など契約を結んだ時点で自動的についてくるものなので、対象になります。

■友達の車を運転して事故を起こしたのですが、ロードサービス使えますか?
ロードサービスは契約車に対して付帯されているものなので、ご友人が入っている保険会社にロードサービスがないか確認してください。

■近くのディーラーにレッカー搬送してもらった。ロードサービスついているから費用は大丈夫だよね?
保険会社が提携しているレッカー会社を使うことでサービス対象となるため、自分で近くのディーラーや自動車屋に頼んで、搬送後に事後報告してもサービス対象外になります。

■事故ではなくバッテリー上がりですが対応してくれますか?また、等級は下がりますか?
バッテリー上がりも対応できます。事故でも事故でなくてもレッカーだけの場合は等級は変わりません。

過失割合

出典shiery.jp

警察がお互いの話を聞いて過失割合を決めると思っている人が多いです。
しかし実際は、双方の話や損傷箇所を確認して、過去の判例を元に保険会社同士が決めます。
警察はあくまでも事故証明書を作成するだけです。

警察届出

駐車場内での事故、ガードレールとの接触、ケガ人がいない事故などの場合、警察届出をしない人が多いです。
こちらから届出を推奨すると、「なんで警察に連絡しないといけないんだ」と激高される方も少なくありません。
基本的にはどんな事故であっても、道路交通法上、警察届出は必要です。

そもそもよく考えてください。
保険金を得るのに、証拠もなく保険金が出るわけないですよね。
生命保険会社に「母が亡くなりました。」と伝えて、「わかりました。口座に保険金振り込んでおきます」となりますか?
亡くなった証明書が必要です。当たり前のことです。
ですが、自動車保険の場合は、道路上以外は必要ない。車どうしの事故でも怪我をしなければ必要ないと考える方、結構多いです。

被害事故

自分に過失がないものを被害事故といいます。
過失がないものの例としては、
(1)赤信号停止中、後方から追突を受けた。
(2)駐車枠内に無人駐車中に接触を受けた。
この手のものは過失は0になります。

自分:相手=0:100となった場合は、相手から全額賠償を受けられます。
そして自分は、相手に対して賠償する必要がないということになります。
全額賠償を受けられるけど、相手とのやりとりは保険会社に任せたいと思いますよね。
しかし、過失0ということは保険を使って相手の対応をする必要がないことになります。
保険を使わない場合は法律により保険会社が示談交渉を行うことが禁じられています。
示談交渉などをしたくないから保険に入っているわけですが、過失0の場合は自分で相手の保険会社と話をしなければならなくなります。

■被害事故で相手が任意保険に入っていませんでした。自賠責保険で対応になるのでしょうか?
自賠責保険は相手のケガに対する保障なので、ご自身のケガについては自賠責での対応になるでしょうが、車の保障については相手個人から支払ってもらうことになります。
また、被害事故の場合保険会社は間に入れなくなるため、交渉は個人どうしの話し合いになります。
(上記のバターンは最悪です。相手に支払い能力があれば問題ないでしょうが、無保険の人に支払い能力があるとは思えません。保険会社によっては弁護士特約があるため、弁護士をつけられるようにしておいたほうがよいでしょう)

対物事故

■車×ガードレール
ガードレールの修理は不要という方も多いです。
ガードレールだって持ち主(県や市など)がいます。
自分でぶつけて壊したのだから、責任をもって直すべきです。

自分の車は自走不可でレッカー要請しているのに、ガードレールは無傷と申告する方も結構います。そんなわけありません。そのガードレールはどんなに柔らかい素材でできているのでしょうか。

■車×自転車
自転車が悪かったとしても、車が悪くなります。
なぜならナンバーのないものは車両ではなく静止物扱いとなります。

車両保険

車両保険はあくまで時価額での保障です。
300万円の車を購入して、1日乗りました。
ほとんど新車ですが、時価額は300万よりも下がっています。

■新車で購入して1ヶ月しかたっていない。修理ではなく新車をよこせ
このように言う方もたまにいます。1ヶ月で事故車になるわけですから気持ちはわかりますが
実際は無理です。
1ヶ月しかたっていないので気持ち的には新車ですが、新車よりも価値は下がっています。
実際の価値を上回る保障をしてくれと言われても無理ですね。

■古い車の時価額
古さにもよりますが、10万とか20万円ぐらいになっていたりします。
例えば、時価額10万円の車で大きな事故を起こして、修理費用が30万円だったとします。
この場合は、修理ではなく、廃車にして10万円が支払われます。
どうしても愛着があり修理をしたい場合は、差額の20万円は自腹となります。

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